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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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真言宗豊山派の若い僧侶たちが、声明ライブや法話会などを不定期で開いている『山詩水明(さんしすいめい)』

しばらくお休みしていましたが、2年ぶりに活動再開! 今回は「花まつりスペシャル」と題打って、お釈迦さまの誕生をお祝いしました。


私たちのホームといえる「つぐみカフェ」で実施する声明ライブは、これで5回目になります。新聞・ラジオなどで取り上げて頂き、50席のチケットはすぐに完売。お蔭さまで、当日は満員御礼となりました。

「花まつり」を開くには、会場の荘厳も大切です。
お寺から花御堂・誕生仏を持参して、仏花の飾りつけ。甘茶も用意して、お店から聴衆の皆さまにご接待いただきました。



さらにライブの合い間には、皆さまに灌仏(小さなお釈迦さまに、甘茶を灌(そそ)いで供養する)作法も順番にしていただく。

私たちの趣旨どおり、普段あまりお寺にお参りする機会のない方にも、花まつりの雰囲気を体験していただけた事と思います。

声明ライブでは、お釈迦さまの誕生を祝う「花まつり和讃」や「吉慶讃(きっきょうさん)」などをお唱え。特に吉慶讃は、おめでたい慶事でお唱えする、普段お唱えする機会の少ない讃になります。吉慶漢語と吉慶梵語、その出胎・誕生のくだりをしっかりとお唱えしました。


これまでは、私が法話 兼 MCを担当することが多かったのですが、今回はライブ前の法話を 瀧口光記さん、MC進行を 山岡隆雄さんが担当してくれました。

やはり多くのメンバーに色々体験して貰おうと、今回は選手交代。多少緊張していたようですが、そこは皆さん本職のお坊さんですから(笑) 二人とも上手に、聴衆の皆さまに語りかけてくれていました。


『山詩水明』の声明ライブ。ありがたいことに次回は秋頃、今度は上野城下町で依頼を受けています。

Facebookページやこのブログで、随時お報せしていきます。次の活動を楽しみにお待ちください。

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東日本大震災から 4年がたった、正に3月11日。

東京国際フォーラムにて開催された「東日本大震災復興への祈り 復幸 ~お大師さまとともに~」に参加出演してきました。



こちらは、真言宗豊山派 仏教青年会 が開催したチャリティコンサート。

「今なお困難な状況にある被災地。震災の記憶を風化させることなく、自分たちに出来ることを続けていく。被災された皆様の笑顔が見られるよう、復幸(またしあわせ)を取り戻せるように、一日も早い復興を祈念すべく会員一同一丸となって準備をすすめた」
とは仏青会長 根本聖道 師の言葉(パンフレットより一部抜粋)

私も 会員の一人として、駆け付け、威儀を正して、大きな声でお唱えしました。
犠牲となった多くの皆さまの追悼のために、そして被災地のより確かな復興、被災された皆さま一人一人の心の復幸のために、心を込めて…。


微かな力ですが、思いを行動で示すことって大切です。
4000人の聴衆と共にお唱えした、復幸への祈り。一人一人の微かな力が、賛同する皆さまによって合わさり、大きなうねりとなって昇華しました。

しかし豊山派仏教青年会は、これに満足せず、復幸への尽力を惜しまず続けていくことでしょう。また別の場所、別の形で、皆さまの眼にも届くかと。


今回は、参加させて頂けてよかった。
無力な私でも、大きなうねりに力を添えることが出来ました。

今後も、自分の出来ることをこつこつ続けていかねば、そう再確認した夜でありました。

※写真は、Facebookページ 3.11「復幸」コンサートよりシェアしました


恒例の、ご詠歌 奈良教区奉詠大会。
今年も、奈良・三重の11支部 151名の講員さんが参加して、日頃の練習の成果をご披露くださいました。


さて今回は、福島県伊達市より、
豊山きっての伊達男 石井祐聖 師を来賓にお招き。

真言宗豊山派 総合研究院 事相研究所所長、本山特派布教師の肩書きはもちろん、事相・法話に留まらず、声明・教相・現代教化・青少年育成事業・ご詠歌など、萬(よろず)に通じて中道を歩む、真言僧として本来あるべき姿を体現されている石井先生。

整った面立ちは笑顔を欠かさず、その言舌は明朗で爽やか。
若い頃からその熱心な指導を受けた私たちにとって、目標とすべき理想の僧侶。まさに豊山の至宝といえる存在です。


さらに今回は、滋賀より安田学臣 詠秀も助っ人に駆け付けてくださいました。


安田師にご参加いただくのは、これで二度目
になります。
大河内本部長が公務不在となり、一時はどうなるか心配しましたが、頼れる兄貴のご加勢により 気が付けば盤石の布陣。安田師には、お唱え後の講評を交代でお願いしました。

いわゆる「ご詠歌の先生」でない石井先生をご詠歌の教区大会にお招きするのは 一つの冒険でしたが、先生には 会報「ごえいか」に毎回寄稿されているご縁もあります。自分たちが一番来て欲しい方として、今回ご縁を結んでいただきました。


午後1時から、石井先生による講演。

桜の木に始まり、一休禅師、お釈迦さま、長島茂夫に高橋尚子、マララ・ユスフザイ(ノーベル平和賞受賞)、サラリーマン川柳などなど、柔らかな口調でつぎつぎに紹介される逸話が、聴衆の耳をつかみ惹きつけます。

特筆すべきは、大震災で大切な家族を失った方々のお話でしょう。

「どんな不運に見舞われても、不幸になっちゃいけないよ」

「失くしたものを数えて、落ち込むのではない。いま有るものを数えて、そこからスタートする」

「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ」

そこには、東日本震災の後も、福島で前向きに生きる人々の、力強い姿が幾つもありました。

先生のお話にすっかり惹きつけられ、時に大声で笑い、時に水を打ったように静寂に、時に共感の思いから涙をさそわれている聴衆の皆さま。
がっちりハートを掴まれた様子で、講演後には、石井先生のファンが新たに150名 誕生したのは間違いありません(笑)

今大会は、石井先生、安田さんと、大好きな方々に囲まれて仕事が出来ました。
ありがたい環境が嬉しくて、終始 テンションが上がっていた私。いつもと同じ仕事をしても、全く疲れが違ったのは驚きでした。

お蔭さまで、第41回大会も盛況に実施することができました。
ご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

昨年の秋、我が家に新しい仲間が加わりました。
やって来たのは、クリーム色のトイプードル。生後6ヶ月の、とっても幼い子犬です。


数年前から、息子に「犬を飼いたい!」とお願いされていたのですが、お寺は不特定多数の方々がお参りになるところ。諸般の事情により、先延ばしにしてきました。

するとある日、「家族会議を開きます!」と息子から会議の招集が。
どうすれば犬を飼ってくれるのだろう。飼うとすればどんな犬がいいか、どこで飼えばいいかと、住職夫妻も交えて 具体的に一つ一つ話しあっていきました。

そこまでされたら、今度は親が動かなくては。
早速、知り合いの獣医さんにお願いして、件のトイプードルを譲り受けた次第。


子犬の名前は「ミルク」 色を知る前から、息子が名付けていました。理由は、僕が牛乳好きだから(笑)と子供らしい回答。

最初の数カ月は、体も出来ていなくて心配しましたが、毎日すくすく成長して、今では境内や本堂の廊下をびゅんびゅん走り回っています。

家族みんなの癒し的マスコット。
お檀家さんやお参りの方が大好きで、ピンポンが鳴ると、玄関に一番に飛び出してしっぽを振っています。

こんなに可愛いなら、もっと早くに飼えばよかった(笑)
私自身もすっかりめろめろで、毎日すすんで 愛犬のお世話をしています。

昨年の末、趣味で油絵をされているお檀家さんから肖像画を寄贈されました。

私がイメージする肖像画とは、初代や会長、館長など、何か大きな事を為した人物にこそ相応しいもの。

まだ何も為していない自分の肖像なんて、正直、笑いの種にしかならないと思っていたのですが…。是非にとお願いされ、承諾してしまった次第。


寄贈されたのは、縦80 cm 横70 cmのこれまた立派な額に入った大きな油絵。
ご覧になった皆さまには、「目に力がある」とか「実物よりいい男だ」と概ね好評を頂きました。

しかしながら、自分の肖像を飾るような貴族趣味はないし、はたまたお寺の中に飾るところも見当りません。一度 妻に、寝室に飾ってもいい?と相談したら、笑顔で却下されてしまいましたσ(^_^;


(蓮勝寺の檀徒 山﨑雅之さまと記念撮影)

作者の山﨑さんは、自信を深められたようで、次は住職(織田 杲深)の肖像画も描いてみたいと話されています。もし実現したならば、常福寺(蓮勝寺)の二代続けて肖像画を並べてみますか!

まずは、展示する場所を探すことから始めてみます。

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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