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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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新年、明けましておめでとうございます。
2017年の年明けは、ゆっくりと穏やかに迎えることが適いました。

恒例の元朝法要に始まり、寺総代や地区役員の皆さま、お参りくださるお檀家さま、篤信のご家族、近郊にお住まいの皆さま。また遠路、本尊五大明王のご開帳に合わせてお参りくださった方々など。除夜の鐘から正月三が日にかけて、今年も多くの方がご参拝くださいました。


(テント内より、法要後の境内のようす)

3日 初護摩には、今年も、総本山長谷寺で厳しい修行を積んだ頼もしい面々がご助法くださいました。お蔭さまで、新年らしく華があり、ご参詣の皆さまに元気と活力をお分けする法要を営むことができました。


(午前11時の法要。護摩の炎が大きく上がっています)

今年一番の変化は、法要を一座増やしたこと(三座になりました)。
ありがたいことに近年ご参詣の人数が増え、せっかくお参りされたのに、堂内が一杯でお入り頂けないということがありました。

ならば法要を一座増やそうと安易な考え。
これまでの時間を変更して、皆さん混乱されるのでは? 法要に参加される人数にバラつきが出ないか? 合間の支度は整うのか? など心配しましたが、事前の告知や声掛けで全て杞憂に終わりました。

後から、「今年はゆったり座れそうだから、子供も祈祷してもらった」 「席にゆとりがあって安心できました!」 「足が悪いので、椅子に座れてよかった」といった嬉しい感想も寄せられ、正しい選択であったことを実感しました。


(毎日新聞 1/4 伊賀版、ほか朝日、中日新聞に掲載されました)

今年の干支は丁酉(ひのととり)
実は、五大明王の中央におられる不動明王が、「酉年の守り本尊」に当ることから、今年は臨時で、初不動に当る1月28日(土)に特別御開帳を行うことになりました。


  酉年特別御開帳   平成29年 1月28日(土)

   拝観時間      午前 9時 ~ 午後 4時
   法  要      午後 2時~
   法  話      午前10時30分~、午後 2時30分~


(お不動さまの火焔には、迦楼羅という鳥の姿が…)

皆さま、正月三が日は子供やお孫さんが帰省されたり、また実家に里帰りされたりでお忙しいですものね。
酉年生まれの方も、そうでない方も、この機会にぜひお参りになって、ぜひ常福寺の本尊五大明王さまとご縁をお結びになられてください。

皆さまのお参りをお待ちしております。

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今年も、住民自治協議会主催の「ほたると音楽の夕べ」が、常福寺を一部会場に開催されます。

ほたる観賞に先立ち、今回は、二胡と中国琵琶のコンサートが予定されています。演奏は、大阪を中心に活動されている二胡奏者 劉 志麗さんと中国琵琶奏者 王瑩(おう えい)さんのお二人。

 
(二胡奏者 劉志麗さんと、中国琵琶奏者 王瑩さん)

プロフィールを拝見すると、お二方ともに素晴らしい演奏者のようです。
力強くもどこか哀愁を帯びた二胡の音色は、懐旧の想いを馳せ、重なる華やかな中国琵琶の奏では、きっと心の琴線をかき鳴らすことでしょう。
これは当日が楽しみ。素晴らしい演奏が期待できそうです。

向夏の頃、皆さまご家族やご友人をお誘い合せの上、ぜひご参加くださいませ。

                  記

 開催日    平成28年 6月11日(土)  雨天決行・入場無料

 第一部    19:00 ~ 20:00
        二胡と琵琶のコンサート
        場所  古郡 常福寺境内

 第二部    20:00 ~
        竹灯り & ほたる鑑賞
        場所  古郡 北川堤防

 駐車場    神戸小学校運動場
        神戸市民センター

 問合せ    神戸地区市民センター 電話0595-38-1300


(前回の続き)

得度式の導師(戒和尚)は、常福寺住職 織田杲深。
証明阿闍梨・教授・唄師など 諸役は、地元の法類・組寺院の皆さまにお願いしました。


さて、当日。厳しい暑さの中、得度式が始まりました。
本堂内には、寺院関係者のほか、新発意 両家の親族、現役・歴代総代の皆さま。常福寺大師講の皆さまには、法要の合い間 ご詠歌で花を添えて頂きました。


所在なげに座る息子たち(新発意)が発心して、氏神・父母・有恩者に別れを告げ、頭を剃り、導師さまから戒を授かり、僧侶へと姿を変えていくその様は、まるでドラマの1シーンのよう。








親族はもちろん ご詠歌講の皆さまには、我が子ならずも、息子の成長した姿に涙ぐみ、私たち家族の気持ちを察して、大変感動してくださっている方が多くおられたようです。


真言宗豊山派は、一年に一度、大本山護国寺で集団得度なるものを実施しています。
こちらは、ありがたくも化主猊下御親修。大勢が参加する宗派あげての大法要ですが、このように檀信徒に見守られ、寺坊で手作りの得度式を行うこともよいですね。

後で息子に感想を聞いたら、暑さは我慢できたけど、着物のさばき方が分からなくて、五体投地などの所作に苦労したようです。

僧侶の仲間入りをしたことについては、まだ実感湧かず。それでも、自分たちの為に大勢の人々が集まって、大きな法要を営んでくれたことは充分に理解したようです。


常福寺に誕生した、新しい小僧侶。まだ仏門をくぐっただけの、何も出来ないピカピカの1年生のようなものです。皆さまには、どうかその成長を温かく見守って頂ければ幸いでございます。

7月27日、仏縁相調いまして、常福寺にて息子の得度式(とくどしき)を行いました。


得度式とは、出家・剃髪式ともいわれ、仏門に入る者 新発意(しんぽっち)が両親や氏神さまに別れを告げ(出家)、剃髪し、新たに仏の弟子として戒を授かり、この後 修行に励むことを誓う決意表明の儀式であります。

仏門を歩む僧侶として、新たな法名を授かり「誕生」する神秘の儀式ゆえ、元来は非公開。関係者のみ参列して、粛々と執り行われる荘厳なものです。


古来 出家といえば、両親と別離して淋しい思いをしながら僧堂修行に励んだことでしょうが、今日はそこまで厳しくありません。
親子の縁は断つことなく残りますし、家族とも同居したまま。本格的な修行が始まるのは、早くても高校・大学の年齢になってからになります。

「え、禿げにしなくちゃいけないの!?」
小学6年生の息子は、当初 難色を示しましたが、禿げと坊主頭の違いから丁寧に説明(笑) 夏休みでもあるし、以前からお盆のお手伝いなどしてくれていたので、その内容についてすぐに理解してくれました。



更に、近隣寺院のご子息も一人、この機会に一緒に得度したいと申し込みがありました。こちらは、高校3年生のお兄ちゃん。息子にとっても、見習うべき手本、よい兄弟子ができました。


13日は、恒例の「ほたると音楽のゆうべ」
常福寺を会場に開かれるこの催しも、今年で11年目を迎えます。

梅雨時の催しとあり、例年、空とにらめっこして天候の心配をするのが常でしたが、今年はその心配なく 当日を迎えました。


コンサートに出演されたのは、地元伊賀を中心に活動されている大正琴アンサンブル スウィーティー Nanaの皆さま。
虹色(7色)のドレスを身にまとって、「Let it go」「荒城の月」「星に願いを」「libertango」、松任谷由美メドレー、「となりのトトロ」のジブリメドレーなど、バラエティに富んだ楽曲を演奏くださいました。

スウィーティー Nanaの皆さまは、大正琴の全国大会に出場されるほどの腕前。辺りが夕闇に包まれゆくなか、見事な演奏をご披露くださいました。


(スウィーティー Nanaの皆さま。緑色の方が欠席でした)

大正琴って、初めてちゃんと聞いたのですが、電子音のような音色なんですね。ゲーマーだった頃を思い出し、「ドラクエやFFなどゲームの曲を演奏したら合うだろうな~」とおよそ学の無い感想を浮かべていました(笑)


(紙燈籠で描かれたホタルの文字。分かりますか?)

檀信徒のみならず、近郊・郊外から大勢の方々が集い、ほたるとコンサートを楽しむこの催し。お寺と地域とを結び、自然と仏教文化に親しむことのできる素晴らしい機会になっています。

今回も、本尊五大明王さまを臨時ご開帳して、大正琴アンサンブルを献曲。コンサート後には、ご参詣の皆さまに多数お参りして頂くことが適いました。

今回お集まりくださったのは、300名ほど。地元の方が出演されたので、自然とそのご友人や、家族連れが多かったように思います。関係の皆さまの努力によって、今年も大勢の方々に ほたると音楽を楽しんで頂くことができました。

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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