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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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昨年の秋、我が家に新しい仲間が加わりました。
やって来たのは、クリーム色のトイプードル。生後6ヶ月の、とっても幼い子犬です。


数年前から、息子に「犬を飼いたい!」とお願いされていたのですが、お寺は不特定多数の方々がお参りになるところ。諸般の事情により、先延ばしにしてきました。

するとある日、「家族会議を開きます!」と息子から会議の招集が。
どうすれば犬を飼ってくれるのだろう。飼うとすればどんな犬がいいか、どこで飼えばいいかと、住職夫妻も交えて 具体的に一つ一つ話しあっていきました。

そこまでされたら、今度は親が動かなくては。
早速、知り合いの獣医さんにお願いして、件のトイプードルを譲り受けた次第。


子犬の名前は「ミルク」 色を知る前から、息子が名付けていました。理由は、僕が牛乳好きだから(笑)と子供らしい回答。

最初の数カ月は、体も出来ていなくて心配しましたが、毎日すくすく成長して、今では境内や本堂の廊下をびゅんびゅん走り回っています。

家族みんなの癒し的マスコット。
お檀家さんやお参りの方が大好きで、ピンポンが鳴ると、玄関に一番に飛び出してしっぽを振っています。

こんなに可愛いなら、もっと早くに飼えばよかった(笑)
私自身もすっかりめろめろで、毎日すすんで 愛犬のお世話をしています。

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昨年の末、趣味で油絵をされているお檀家さんから肖像画を寄贈されました。

私がイメージする肖像画とは、初代や会長、館長など、何か大きな事を為した人物にこそ相応しいもの。

まだ何も為していない自分の肖像なんて、正直、笑いの種にしかならないと思っていたのですが…。是非にとお願いされ、承諾してしまった次第。


寄贈されたのは、縦80 cm 横70 cmのこれまた立派な額に入った大きな油絵。
ご覧になった皆さまには、「目に力がある」とか「実物よりいい男だ」と概ね好評を頂きました。

しかしながら、自分の肖像を飾るような貴族趣味はないし、はたまたお寺の中に飾るところも見当りません。一度 妻に、寝室に飾ってもいい?と相談したら、笑顔で却下されてしまいましたσ(^_^;


(蓮勝寺の檀徒 山﨑雅之さまと記念撮影)

作者の山﨑さんは、自信を深められたようで、次は住職(織田 杲深)の肖像画も描いてみたいと話されています。もし実現したならば、常福寺(蓮勝寺)の二代続けて肖像画を並べてみますか!

まずは、展示する場所を探すことから始めてみます。

6月中旬、わらび座のミュージカル『ブッダ』を観劇しました。

わらび座については、ホームページをご覧いただくとして…、


タイトルの『ブッダ』とは、仏陀。言わずと知れたお釈迦さまのことです。
今から2500年も昔、インドはシャカ族の王子として生まれたシッダールタが

「世の中には、なぜ不幸と争いが満ちているのか?」
「生きることは、なぜ怖く苦しいのか?」

という悩みを抱え、国と家族を捨て、修行の旅に出る。

そこでシッダールタが出会うのは、人を愛することを知った女盗賊、復讐のために生きる半狼、己の出自に苦しむ王子、森の修行者たち…。

誰もが迷い苦しみながら、懸命に生き抜く人々との出会いと別れの果て、ついにシッダールタは覚者(ブッダ)となる。

地元公演とあって、家族と一緒に観劇。
カースト制による身分差別など難しい設定もありましたが、解り易く構成されていて小学生の息子にも理解できたようでした。

やはりクライマックスは、お釈迦さまが悟りを開くシーンでしょう。


(わらび座ホームページより)

多彩な登場人物たちが、己の苦悩や怨嗟、誘惑、恫喝などを次々に叫び 混沌とする中、静かに座し、瞑想を続けるお釈迦さま。有名な菩提樹の下の逸話を垣間見た心地でありました。

聞けば わらび座は、近年 手塚治虫作品とのコラボを展開しており、ブッダも全国公演2年目に入ったそうです。

不思議なもので、お釈迦さまの役者さんがだんだん本物のブッダに見えてきて、最後には自然と手を合わせそうになりました。

役とはいえ2年もブッダを演じ続けるのは、容易ではないでしょう。
その苦労を経て、今ではもしかすると、私たち僧侶よりブッダその人、その教えを理解されているかもしれませんね。
一度、ゆっくりお話を聞いてみたくなりました。

旅の後半は、長崎市内を散策。
2日間晴天に恵まれ、ちょうど桜が見頃を迎えていました。

竜馬通りを経て、亀山社中から風頭公園へ。興福寺に眼鏡橋、大浦天主堂とグラバー園。史跡料亭花月、長崎孔子廟、出島などなど。路面電車を利用して、各所を観光して回りました。

(有名なグラバー園)

(若宮稲荷神社の竜馬像。凛々しい姿)

特に亀山社中は、男子として一度は訪れたかった場所です。

「長崎はわしの希望じゃ。やがて日本回天の足場になる」

幕末、坂本竜馬はじめ多くの志士が、日本の未来を夢見て闊歩した土地を歩くのは感慨深いものがありました。資料展示場が閉まっていたことが残念。

(亀山社中にて、竜馬気分!)

噂に聞いていましたが、長崎は本当に坂が多い!! 亀山社中周辺はかなりの急坂でした。私は体格の割に健脚ですが、妻と子供が連続する坂道にかなり疲れた様子でしたね。

(観光の足、路面電車)

路面電車の乗り降りにも、階段移動(陸橋)が当り前でバリアフリーなんて何の其の。長崎に住まうお年寄りは、毎日鍛えられて、きっと足腰丈夫なのでしょうね~。

長崎グルメも、卓袱(しっぽく)料理を始め、福山雅治行きつけの思案橋ラーメン(ちゃんぽん)、トルコライス、角煮まんじゅう、食べるミルクセーキなどを、たっぷり堪能。

(眼鏡橋をゆっくりお散歩)

長崎は、観光スポットが密集していて回りやすい。これなら、一泊二日でもじゅうぶん市内観光が出来そうです。

触れ合う人々も皆親切で、なんだか温かい。長崎っていいところですね。初めて訪れましたが、長崎が好きになりました。

春休みを利用して、久々の家族サービス。長崎まで小旅行に出掛けました。

真言宗豊山派が九州にほとんど寺院を持たないこともあって、仕事で足を運ぶ機会はそうありません。長崎へ訪れるのも、私は初めてでした。

長崎空港を降りたら、外は叩きつけるような強い雨。
「嗚呼、長崎は今日も雨だった~」と前川 清の唄が浮かびます。

今回学んだ雑学。前川 清は長崎市佐世保の出身。
しかも長崎って、全国的にも雨の多い土地ではないようですね。どうやら、有名になった歌詞が間違ったすり込みをしてしまったようです。

最初の目的地 ハウステンボスへ着くと、先程までの大雨がぴたりと止みました。天候に感謝しながら、広い園内を散策。



こちらでは今、子供たちに大人気の漫画『ONE PIECE』のコラボ企画を実施しており、作品に登場する海賊船や登場キャラクターたちを、実物サイズで楽しむことが出来ます。
子供と一緒に、いやむしろ私の方がテンションを上げて写真を撮り続けていました。





広大なハウステンボス、その広い園内にはオランダの街並みが再現されていて、風車が回ったり、チューリップがたくさん咲いていたりして、とてもよい雰囲気でした。



聞けば、開業以来18年も続いた赤字を、現在の澤田社長がたった1年で黒字に転換させて、人気リゾート施設に再生させたそうです。その手腕は「澤田マジック」と業界で注目されているとか。

「物の荒廃は必ず人に由る。人の昇沈は定めて道に在り」とは、お大師さまのお言葉(綜芸種智院式)

お寺も同様。傾いたような荒寺でも、そこに立派な住職が入れば、人は集まり、お寺は再び活気を取り戻してゆくのでしょう。

私に大きなマジックは興せませんが、これからも小さな努力を積み重ねて、常福寺の法燈を守ってゆかねば…。そう思いを新たにしました。

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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