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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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仏縁を頂きまして、この春から豊山仏青のWEB委員長に就任いたしました。
豊山仏青のホームページは、毎月15000Hitを数える人気サイト。それを管理・更新している担当者をWEB委員と呼びます。当然その労も大きく、この春から委員同士でやりとりした業務メールは500通を数えます。

最初は少数だったWEB委員も、今では13名となかなかの所帯になってきました。先月末に、若手委員を対象にしたスキルアップ講習会を開いたところ、たくさんの出席者がありました。やる気と情熱を持って作業してくれている若手WEB委員の皆さん。お蔭さまで、春からの新執行部発足に伴うニューアルも滞りなく進んできました。

ちなみに、私がホームページ編集の講習を行ったのですが、何分初めてのことですので要領を掴めずに苦労しました(汗)。ノートパソコン片手に、プロジェクターを使って順に説明をしていく。素人に毛が生えたような講師ですからね、聞いている方に上手く伝えることができたのか、最後まで自信がありませんでした。

委員長になって早3ヶ月。早くも、一つの会を運営していくことの難しさを痛感しています。それでも、一度お受けした責任は果たさねばなりません。多くの方に支えて頂きながら、数年後には、よい経験をさせて頂けたと感謝できるように励みたいと思います。

 豊山仏青って何?と思った方は…、コチラ と コチラ をご覧ください。
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17日、地元中学の1年生10名程が、常福寺にやってきました。
こちらは、毎年行われているフィールドワークで、地元各地を歩いて巡り“人と地域から生き方を学ぶ”総合学習の一環だそう。常福寺に来るのは、これで4年目でしょうか。

私が対応して、お寺の歴史や本尊さまの話をします。中学1年生といっても、代によって随分違うのですね。もちろん個人差もあるのでしょうが、今年来た生徒さん達は、例年より少し落ち着いていて大人びた印象を持ちました。

一番最後は、質疑応答の時間。「お寺の名前の由来は?」「お坊さんの仕事内容は?」「お坊さんになって、よかったこと、困ったこと」、「伝説の石について」などなど…。生徒さん達からたくさんの質問を受けました。
私も、過去の経験を生かして、答弁の中に自分のメッセージをいくつか込めることが出来ました。一番伝えたかったことは、「命を大切にする」こと。若くして突然亡くなった方の葬儀を例に、家族や大切な人たちを悲しませることがないように精一杯生きて欲しいとお願いをしました。

普段、若い人があまり関心をもたない日本の文化。その一つ一つに意味があって、先人たちの思いや願いが込められている。生徒たちも、それを理解してくれたように思います。「賢くなるように」と文殊菩薩をお参りするその姿が微笑ましくありました。
24日、近隣のお寺で行われた晋山式に出席してきました。
そこは、同じ真言宗でも奈良の西大寺を本山とする真言律宗のお寺さん。兼務寺院が同じ地区にあるご縁から臨席させて頂きました。

晋山(しんざん)とは、僧侶が初めて一寺(一山)の住職になることを指す言葉です。仏教用語ですので、一般の方はほとんど使うことがないでしょうね。つまり晋山式とは、新住職が就任する際に営まれる法要のことを言います。

当日は天候にも恵まれ、檀信徒が見守るなか、法要が厳かに進みました。その中で新住職さんが、長い節付きの「伝灯奉告文」(本尊さまに住職就任を報告する文)を、台本なしですらすらと読まれたことに感心しました。

新しい住職さんは、温厚で誠実そうな御方。先代譲りの明晰な頭脳と、サッカーで鍛えた行動力を兼備されています。私と同じ伊賀四国霊場の記念事業実行委員というご縁もあって、数年前から親しくさせて頂いています。

きっと、檀信徒の皆さんに愛されているのでしょうね。麗かな春の日、お檀家さん達は、新しい住職の晴れ姿に目を細めておられました。


追記: 私たち僧侶がお寺を守る、住職から弟子へと教えを伝えていくことを表現する際に、「灯(ともしび)」という言葉がよく出てきます。「法灯を継ぐ」「法灯を守る」などなど…。お釈迦さまの最後の言葉にその起源があるのですが、それはまたの機会に書かせて頂きます。
3日は、浴日とよばれるお大師さまの縁日でした。本尊五大明王さまのご開帳日でもあり、午前・午後と合わせて40名ほどのご参詣を頂きました。

午後からは、御影供のご法要。今回は、住職が師匠筋のお寺さんの結婚式に出席されて不在ということもあり、私が留守を任されました。
本堂正面の大壇に向かい、本尊さまの供養法をする。出席された講員さん方に、ご詠歌をお唱えいただく。法要の後は、ご法話をさせて頂いて、最後に総代の皆さんと会議(総代会)を行う。例年通りのことですが、全て一人でこなすことは初めての体験でした。

宗祖大師坐像今年は、いつもと違うことがもう一つ。写真の弘法大師坐像が常福寺に寄贈されるので、その開眼法要を行うとともに、施主のご家族をお寺に招待しました。
施主…といっても、実は私の両親のこと。実家に眠っていた祖父の念持仏であったお大師さまの坐像を、縁あって常福寺に納めて貰うことにしたのです。

この像は、常福寺什物になると同時に、今年より始まる伊賀四国八十八ヶ所霊場 開創150周年記念事業 歩き遍路にて、札所寺院の僧侶によって大切に担がれ、巡拝される檀信徒の皆さまと共に遍路を巡る、まさに「同行二人」のシンボルとなります。

ありがたいご縁を頂けた春の日。出席した両親も嬉しそうにしてくれていました。
春のお彼岸ですね。暑さ寒さも彼岸までと申しますが、一日一日寒暖の差がとても激しくて体がまいってしまいます。個人的には、今年は春雨が多かったせいか、花粉症に苦しまずにすんだような気がします。

当然、彼岸のあいだお寺は大忙し!! この一週間は、特に予定が詰まっていて、何件もハシゴしながら拝みに出掛けています。朝から拝みに出掛けて、夜遅くまで家に戻らないなんてことも珍しくありません。

特筆すべきは、戦没者・殉国英霊の慰霊祭があります。各地区ごとに、地区や遺族会の主催で行われるこの行事。戦後65年が経った今も、戦争の犠牲となった尊い御魂を弔う法要が、各地で営まれています。

戦争を知らずに育った世代である私たちは、戦争そのものを語る言葉を持ちません。しかし、戦争で親を、家族を失った遺族の方々から発せられる言葉は、そんな私たちの胸にも熱く響いてきます。

毎年、春・秋の彼岸に営まれる恒例行事。平和のありがたさを実感できる、大切な行事であります。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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