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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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9日、全真言宗青年連盟(全青連)第31回結集に参加してきました。

c835f379.jpg大覚寺が主催された今回のテーマは、「蒼生ノ福ヲ増セ」。蒼生とは、多くの人々、民草のこと。普段多くの方々と接する我々僧侶が、人の幸福とは何なのか、悩みはなぜ生まれるのかを学び、それらを教化活動に活かせるようにと決められました。

さて、今回は京都が会場です。いつも東京に向けて出張することの多い私は、アクセスの便利さに感動! ドアtoドアで、わずか1時間ほどで京都に着きました。近くていいなぁ、うちの宗務所も京都にあればよかったのに…。

初日は、TVなどでも有名な脳科学者 茂木健一郎氏と、日本哲学の巨匠 梅原猛氏。お二方の講演を拝聴しました。今回の結集は、講師の顔ぶれで参加を決めたようなものです。特に梅原先生は、御年86歳のまさに生きている伝説のような方。「大僧正に拝んでいただくことは、こういうありがたさなのか…」と貴重な講演を漏らさず聞いていました。
 
翌日は、大覚寺に参拝。諸堂参拝や、献花式、写経奉納会などがあった様ですが、私は所用の為失礼しました。まぁ、大覚寺には過去に何度もお参りしたことがありますので、そう心残りではありませんでした。

全青連の結集は、真言宗全ての会派の若手僧侶が集う研鑽と懇親の場です。今回も貴重な講演を拝聴し、同門の僧侶や多くの仲間たちと懇親を深めることが出来ました。
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大寒とは、二十四節気の最後。今の暦では1月20日頃の、一年で最も寒さが厳しくなる時期を指します。

07f4e720.jpg毎年この大寒に、地元仏教団の活動の一つ 寒行(かんぎょう)が実施されます。今年は日程にも恵まれ、3日間全て出仕することができました。

さて、2度目の参加となる今年は、昨年の経験もあり心に少し余裕を持って望めました。
早朝より、それぞれのお寺から出仕した僧侶が在所に集まり、全員でお檀家さん宅を一軒一軒歩いて訪ね廻ります。在宅でも留守でも、玄関先で短めのお経をお唱えする。鍵の掛かった家あり、玄関まで出て御礼を述べる家あり、犬に吠えられる家あり、留守の家あり、丁寧なご接待を頂く家あり…。同じ在所にも、さまざまなお宅があります。

朝の気温は、一番低い日が-5℃! 今年は冷え込みが強く、雪がちらつき、寒風が吹きつける厳しい寒行となりました。3日間の歩数をみると、合計が54212歩。うーん、昨年より随分減りましたね。いくぶん経験を積んで、無駄な動きが減ったのでしょうか。

年始早々、大寒に修めるこの行い。もちろんお施主さんあっての行事ですが、個人的には自身の修行でもあると考えています。寒行によって、心身を引き締めることができました。今年一年も無事健康で過ごしたいものです。

写真: 依那古仏教団の皆さんと写真撮影
 天台宗、真言宗、曹洞宗、浄土真宗と、さまざま宗派の寺院が共に活動しています。
今年も、伊賀各地で大般若の法要が営まれています。『大般若波羅蜜多経』という六〇〇巻の経本を、僧侶が大きな声で転読(てんどく)する独特な法要。伊賀では、正月の風物詩の一つといえます。

私は、常福寺を含め都合7回の法要に出仕しています。多い方と思っていましたが、上には上がいるそう。聞けば、十数回も出仕しておられる方もいるとか…。有難いことですが、年始早々に喉を痛めてしまいそうですねぇ。

e52ae509.jpgさて、今回はお札の話。大般若では、事前にお札をいくつか作成して、大般若経の功徳をそのお札に頂戴(加持)します。「辻札(つじふだ)」と呼ばれるそのお札は、法要のあと各地区の辻々に立てられ、今年一年の地区の往来、交通安全を願うものです。

正直なところ最初は、自分の下手な字が多くの方に晒される辻札に少し抵抗がありました。それでも往来していると、嫌でも目に入ってくる…。しかし何度も何度も、年月を重ねて目にしていると、心持ちも少し変わってくるものです。

今では、夜ライトに浮かび上がる辻札を見ると、不思議と見守られているような、ありがたい気持ちが生じるようになりました。自分の書いたお札に、地元の方々も同様に感じてくださっているならば、こんなに嬉しいことはないですね。

心を込めて大般若の法要をお勤めする。下手は下手なりに丁寧にお札を書く。当たり前のことを心掛けて、今年も粛々と勤めたいと思います。
新年あけましておめでとうございます。

88f89616.jpg大晦日に降りだした雪が積もり、辺り一面は全て銀世界。積雪の少ない伊賀では珍しい年明けとなりました。除夜のお参りも、雪の影響でほとんどが地元の方のみで、車の往来も少なかったように思います。


常福寺には、今年も元日から多くの方にご参拝いただきました。毎年顔を見せてくださる檀信徒の方々に、近郊にお住まいの方々。本尊五大明王の拝観のためにお参りされた方々など、大勢の方とお話させていただきました。

檀信徒の中には、家族総出で新年のお参りをしてくださる家があります。里帰りをされた息子さん、子供やお孫さんを連れて、中には毎年かわいい赤ちゃんが一人づつ増えていく大家族もあって、お迎えするこちらも楽しいものです。この正月だけで、何人の子供さん達とお話させて頂けたことでしょう?

3381e5ae.jpg恒例である3日の初祈祷は、今年も職衆4名の助法をお願いしました。今年は、初めて「全ての職衆が伊賀のお寺さん」という地元中心の面々。皆さんのお力添えを頂いて、今年も、正月らしく、元気で華のある法要を修めることができました。

伊賀では珍しい、本格的な護摩祈願の法要。お蔭さまで、年々お申し込みも増え、正月の恒例行事として浸透しつつあることを肌で感じます。

また今年は、地元業者 ㈱キタモリ さんのご協力により、本堂前にご接待のテントを用意しました。3日はぽかぽかと暖かい小春日和になりましたので、皆さん振る舞いのお酒や甘酒を頂きながら、笑顔で年始の挨拶を交わされていました。お蔭さまで、和気あいあいとしたよい雰囲気が整ったように思います。

さて、今年はどのような年になることか? 願わくば、充実したよい年にしたいものです。
皆さまのご健康とご多幸をご祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。

写真1: ある日の雪景色
 大晦日は、20cmほど? 本堂にも吹き込み、雪かきが大変でした…。

写真2: 職衆の皆さん
 ご協力ありがとうございました!!
756a0198.jpg写真のように、大勢で大きな念珠を繰ったことがありますか?
よくお寺の行事や通夜・お葬儀、さらには何かのご祈祷など、全国各地でこのような姿を見受けることができます。

一般に、百万遍念珠供養とよばれるこの姿。うちのお寺では、年末の十夜念仏が恒例になっています。檀信徒の皆さんが、般若心経やご真言をお唱えしながら、540珠もある特大の数珠を何度も何度も繰り回される。

すると不思議なものですね、いつからか皆が笑顔になって、声も大きく元気よくなっていきます。もしかして、有酸素運動? 根拠はないですが、心身ともに爽やかになることは間違いないようです。

慌ただしい歳末ですが、十夜念仏も無事終えました。今年も、あと二週間。着々と年始の準備に励んでいます。

 十夜念仏について詳しく知りたい方は…、江寄山常福寺ホームページ
   左側メニュー「年間行事」→十夜念仏をクリックしてください。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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