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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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(前回の続き)

高野山より、さらに南下すること1時間30分。龍神温泉は、弘法大師が開湯された伝説をもつ秘湯。美肌効果の高いその泉質は、日本三美人の湯に数えられています。

今回は、ちょっと贅沢に下御殿に宿泊。講員の皆さまには、家事やお勤め、ご詠歌の練習など、日頃の疲れを癒す「命の洗濯」になれば幸いに存じます。


さて翌日は、いよいよ長谷寺担当の開創1200年記念慶讃法要。
奈良・三重から集まった講員さん200名と共に、金堂にて法話を拝聴。法要の開始を待ちます。



定刻。雅楽の調べに歩を進める衆僧の姿。大導師を勤められる総本山長谷化主 加藤精一 猊下は、大きな輿に乗って登場されました。
お練りの姿に感動し、賑わうご参詣の皆さま。慶讃法要の興奮がもっとも高まった瞬間でした。




私ども奈良・三重からお参りした200名余の同信は、法要の最後、職衆の皆さまが退場される際に「宗祖弘法大師第三番御詠歌 常住」をお唱えしました。

『 阿字の子が 阿字の古里立ち出でて 又立ち帰る 阿字の古里 』

こちらは、お大師さまの甥にあたる智泉法師が37歳という若さで遷化された際、弘法大師ご自身がお詠みになられた和歌。

私たち一人一人がほとけの子であり、阿字(大日如来)の御元から生れて来た。精一杯生きて、やがて死を迎えるその時も、その魂は古里たる大日如来の御元に還りゆく。真言宗の生死観を説く、有名なご詠歌です。

有難いことに、指名を受けて、その際の詠頭(ご詠歌の唱え出し)を勤めさせていただきました。開創1200年を迎える高野山、その金堂、またこのような大きな法会で一役を担えたことは大きな歓びであります。



法要後は、昭和9年に新造されて以降、初めて御開帳された金堂の本尊 薬師如来(阿閦如来)を拝観。また、開創1200年を記念して再建された中門も、近くでしっかり拝見して参りました。

開創1200年を迎えた高野山に参拝し、逢い難い記念法会にも隋喜できた私たち。2日間、たっぷりと高野山の空気を吸い、その法縁を満喫することが適いました。
ご参加いただいた皆さまも、大きな歓びを胸に、お大師さまへの信仰を篤くされたことでしょう。

南無大師遍照金剛

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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