忍者ブログ
三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
[337]  [336]  [335]  [334]  [333]  [332]  [331]  [330]  [329]  [328]  [327
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

平成27年は、お大師さま(弘法大師 空海)が真言密教の道場として高野山を開かれてから、ちょうど1200年。それを記念して、4月2日から5月21日までの間、お大師さまへの報恩感謝を込めて、毎日のように絢爛壮麗な数々の法会が執り行われています。

 ※ 高野山開創1200年について、詳しくは こちら をご覧ください。

4月28日が、総本山長谷寺(真言宗豊山派)が担当する法会とあり、ご詠歌の隋喜として奈良・三重の教区講員の皆さま200名ほどにお声掛けをいただきました。

常福寺からは、私を含め17名の皆さまで参加。
行程を確認すると、日帰りではゆっくりお参りできなそうでしたので、せっかく開創1200年の瑞縁なのだから…と、前のり一泊でお参りすることにしました。

さて初日は、まず九度山の万年山 慈尊院を参拝。


このお寺は 元々は、高野山参詣の表玄関に当たる施設。お大師さまの母 玉依御前が、当時 女人禁制だった高野山への入山が適わず、逗留された場所でもあります。

お大師さまが母親に会うために、高野山から片道20kmもある山道を、一月に九度も歩いてこられたことから「九度山」と これは地名にもなっています。

こちらでは、開創1200年記念の一環で、ふだんは秘仏で21年に一度しか御開帳されない本尊 弥勒菩薩を拝観することができました。
篤く弥勒菩薩を信仰された玉依御前。その没後、母の供養ためにお大師さまが自ら彫刻されたという弥勒菩薩は、現在 国宝に指定されています。


慈尊とは、弥勒菩薩のこと。玉依御前は、入滅して弥勒菩薩に化身したと信仰され、慈尊院は女人結縁の寺「女人高野」として、高野山参詣の適わぬ女性たちの信仰を集めたそうです。

21年に一度、ご開帳される弥勒菩薩。ありがたい仏縁に逢い合う歓び。
その姿を拝観して、お大師さまと弥勒信仰に対する理解が深まったように感じました。

(次回へ続く)

PR
COMMENT
名前
タイトル
文字色
メール
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
SNS
Wakou Nakayama

バナーを作成


TweetsWind
最新CM
[07/13 meg]
[06/28 和光]
[06/28 じゅんじゅん]
[03/02 和光]
[03/01 じゅんじゅん]
ブログ内検索
プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
カウンター
最新TB
バーコード
忍者アナライズ
Copyright © 江寄山常福寺のブログ All Rights Reserved.
Materal by photo material Kun Template by Kaie
忍者ブログ [PR]