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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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列島に吹き荒れる木枯らし。山の木々もその葉を落とし、冬支度を進めています。

常福寺は、お山を背負う地形ながら、有難いことに風向きの関係で、山からの落葉はそう多くありません。
替わりに猛威を振るうのが、境内の中心にそびえる広葉杉(こうようざん)。樹齢150年を数えるご神木が、常緑樹ながら一部紅葉して、多くの枝葉を落としてくれます。


(一部、紅葉している広葉杉)

樹勢があるのか代謝著しく、多い日には落ち葉用の大きなカゴが10個あっても入りきらないほど。“風が吹けば桶屋が儲かる”ではなく、“風が吹けば広葉杉拾いが大変”と、これはうちのお寺の風物詩でもあります。


(ある冬の日の風景)

先日、名古屋方面の信者さんがお参りになって、「広葉杉の葉を煎じたお茶が体によい」と言って、複数のビニール袋にぱんぱんに詰めてお持ち帰りになりました。杉の樹液に薬効でもあるのでしょうか? 初めて聞くお話に、少し戸惑うお寺の面々でした。


(松ぼっくりならぬ、杉ぼっくり!?)

どうせなら、「直接自分の手で、拾い集めた方が効くんですよ」と言えばよかった。掃除を助けて頂けたかもしれません。

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常福寺の境内 鐘楼堂の脇に、一つの石碑を建立しました。

一昨年より、檀信徒を募って実施した四国霊場巡拝の満願。そして、今春 新たに建立した永代供養墓「久遠宝塔」、二つの慶事の記念碑になります。



四国満願の皆さまから「その御礼に」と寄進されたご浄財。さて、何か形のあるものをお寺に残したい…そう思案した時、頭に浮かんだのは四国のあるお寺でした。

伊予の国 第46番 浄瑠璃寺さま
昨秋 お参りした際、ご詠歌の同信である岡田融信師にお迎えいただき、温かなご接待を頂戴しました。緑と花々に囲まれた境内には、仏足石や仏手華判・だっこ大師など、どなたでも触れて体験することができる荘厳が各所に配されていたことが強く印象に残っています。

常福寺にも、何か体験できるような荘厳を作れないか。お参りしていただいた方に、少しでも印象に残るような…。それが建立の決め手になりました。


(掌の梵字は、住職と私 和光の筆です)

記念碑には、正面に ほとけさまの手(仏手)があり、掌には金剛界・胎蔵界の大日如来、指先には五大(地水火風空)を表す梵字が記されています。そこに両手を合わせ、お大師さまの言葉である「鐘の知識を勧め唱うる文」を読み上げてから梵鐘を打つ手順を記してあります。

常福寺に、新しい見所が誕生しました。多くの方々に、ほとけさまの手と掌を合わせてご縁を結んで頂きたいものです。

※ 常福寺に伝わる梵鐘の歴史は、『江寄精舎の鐘の声』 をご覧ください。


今月に入って、常福寺の境内にて配管工事を行っています。

本堂・庫裏の浄化槽を排して、集落排水へと結合させるこの工事。連日、境内各所を掘り返して、職人さん達がせっせと作業をしてくださっています。



日によって作業する箇所は異なりますが、霊場巡拝や歩き遍路などある中、お参りの皆さまには大変ご迷惑をお掛けしています。工事期間中、どうか足元に気をつけてお参りされてください。

夏休みもいよいよ大詰め。海水浴、キャンプ、花火にすいか、浴衣、BBQ、里帰り、虫とり、盆おどり…。皆さん、たくさん思い出を作られましたか?

夏休みといえば、子供の頃は早朝にラジオ体操がありました。毎日早起きして参加して、上級生に出席のハンコを押して貰ったものです。



うちのお寺でも、夏休みが始まった頃から、息子とおじいちゃん(住職)が自発的にラジオ体操を始めていました。毎朝、ラジオ体操で体を動かした後は、本堂で朝勤行。おじいちゃんにお経を教わって、一通り読めるように仕込んで貰ったようです。



どちらが言い出したのか、夏休みの間は毎朝すると約束して、とうとう最後までやりとげてしまいました。途中からですが、私も早朝のラジオ体操がすっかり日課になって、健康的な朝を迎えることが出来ました。

明日から、いよいよ2学期。日常に戻ることで、日課のラジオ体操から離れてしまうのが少し寂しくあります。

気持ちよくお盆・お施餓鬼を迎えるために、本堂の大掃除!
誠にありがたいことに、毎年、総代の奥さまや大師縁日にお参りくださる篤信の皆さま方が10数名ほどご好意でお手伝いくださいます。

暑さが厳しい時期ですので、早朝より清掃開始。本堂の欄間や欄干、ガラス障子、床に畳など、普段行き届かない箇所も、大勢の手によって一斉に拭き清められます。


作業の合間に、私は大壇のお掃除。たくさんある仏器は、水屋に下げて後ほど一つ一つ手洗い洗浄。


(夏はこの程度。年末は、護摩壇・聖天壇が加わり倍に増えます)

大壇は、3種類の手拭を使って鏡のようにピッカピカに磨きあげます。


(時には、蝋がこびりついて大変なことも…)

「信は荘厳より起こる」
夏冬と年2回取り組んでいますが、やはり下作業は僧侶にとって大切な修行であると再確認します。

本堂がきれいに清められて、気分は爽快! さぁ、お盆が始まりますよ!!

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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