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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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「見てみて、こんなに大きな皮がむけたよ!」

夏本番。プールや海水浴などで、真っ黒に日焼けしたお子さんがおられる家庭では、恒例ともいえる夏のやりとり。きっと皆さんも、同じような記憶があるのではないでしょうか?

しかし今回は、違う生き物の話。苦手な方もおられることでしょう、ニョロニョロと地を這う蛇の話です。(苦手な方は、ごめんなさいm(_ _)m  )


三重県伊賀市。のどかな田舎にある常福寺は、豊かな自然に囲まれ、まれに野生の鹿やイノシシなどが目撃されます。本堂は、築280年となかなかの年代物ですが、どうやらそのどこかに蛇が棲みついているらしく、物陰で時折脱皮をしていきます。

不思議なことは、その場所。なぜか、毎回決まって同じ場所に脱皮をしていくのです。

2041a9a8.jpg常福寺本尊さまは、平安後期の五大明王尊(国重文)。十畳ほどのお厨子の中に、大きな明王さまが五体、サイコロの「5」の形に配置されています。
そして件の蛇は、なぜか左手前の「軍荼利明王の真下」でわざわざ脱皮をしていくのです。


軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)は、梵名を「Kundali(クンダリー)」といい、「甘露の壷」もしくは「とぐろを巻く蛇」という意味があります。蛇の持つ神秘性や生命力を具現化したほとけですが、わざわざ蛇が狙ったようにその真下で脱皮をしていく。

とても霊妙な現象に、偶然とは言い切れない思いでいます。

a48c29b8.jpgこの蛇の皮、檀信徒の中でも特に巳歳生まれの方などは、大変縁起を感じて授与を望まれることがあります。
今回の蛇皮は、頭の形までキレイに残っていました。100%天然素材のお守り。かねて希望されていた方に、ようやくお渡しすることができます。


写真1:本堂 本尊厨子の左下部
 普段物入れにしているこちらで、蛇がまれに脱皮しています。

写真2:蛇の皮
 今回は、キレイな状態で残っていました。


もし授与を希望される方があれば、江寄山常福寺ホームページまでご連絡ください。
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プロフィール
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和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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