三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺
愛知・岐阜・三重の三県に拡がる東海三十六不動尊霊場を、お参りしている常福寺巡拝団。
第2回は、鳥羽から松坂へと続く5ヶ寺を参拝しました。
例年より早い梅雨入りに、不安定な曇り空。強く降らねばよいのですが…。
最初にお参りしたのは、行基菩薩開基の古刹 正福寺。
海抜336mの青峯山は、灯明岩などあり古くから海運守護のお寺として、現在も多くの海運業者・関係者の信仰を集めています。
(青峯山正福寺。歴史を感じさせる重厚な本堂です)
山道が細いため、マイクロバスに乗り継ぎ。山深い境内は、薄霧に包まれていました。毎年、御船祭と呼ばれる大祭には、境内に多数の大漁旗が掲げられるのだとか。機会があれば、ぜひ一度その吉日にお参りしてみたいものです。
続けて、お大師さまの師僧 勤操大徳開山の神宮寺(丹生大師)、伝弘法大師作の不動明王を祀る不動院(大石不動)など、由緒ある古刹を巡拝。
(大石不動 不動院。見上げる本堂の脇には清い瀧が流れています)
松坂駅前に位置する継松寺(岡寺観音)は、初午の厄除けに3日間で10数万人が参拝するという三重県下最大規模の祈願寺です。
(継松寺本堂は、三壇構え。優麗な古仏が、美しく荘厳されています)
新しく立派な本堂には、秘仏本尊のほか、伝弘法大師作の不動明王と毘沙門天像、五智如来に五大明王、四天王像などたくさんの仏像がズラリ…。噂は伺っていましたが、初めて訪れた私は、大寺院の威容にただただ溜息ばかりでした。いやぁ、凄いなぁ! この感覚、久しぶりです。
各地をお参りして、夕方まだ明るいうちに伊賀へ戻って来ました。本日最後は、皆さんの菩提寺 常福寺を参拝。これまで立派なお寺をたくさんお参りしてきましたが、やはり菩提寺はまた特別な存在であるようです。
(常福寺本堂にて、本日仕上げのお勤め)
本堂でお勤めした後、住職よりご挨拶。最後のお参りで降りだした雨もご愛嬌です。ご接待の茶菓子を召し上がりながら、しばしご歓談くださいました。
今回のお参りは、聖武天皇の勅願寺、行基菩薩・勤操大徳・弘法大師それぞれに縁のある素晴らしいお寺ばかりでした。伊勢というとまず神宮が注目されますが、やはりそこは神仏習合ですから。お伊勢さんと同等の歴史と由緒ある、立派なお寺が数多く存在しているのですね。
次回の霊場巡拝は、6月末。名古屋方面を予定しています。
第2回は、鳥羽から松坂へと続く5ヶ寺を参拝しました。
例年より早い梅雨入りに、不安定な曇り空。強く降らねばよいのですが…。
最初にお参りしたのは、行基菩薩開基の古刹 正福寺。
海抜336mの青峯山は、灯明岩などあり古くから海運守護のお寺として、現在も多くの海運業者・関係者の信仰を集めています。
(青峯山正福寺。歴史を感じさせる重厚な本堂です)
山道が細いため、マイクロバスに乗り継ぎ。山深い境内は、薄霧に包まれていました。毎年、御船祭と呼ばれる大祭には、境内に多数の大漁旗が掲げられるのだとか。機会があれば、ぜひ一度その吉日にお参りしてみたいものです。
続けて、お大師さまの師僧 勤操大徳開山の神宮寺(丹生大師)、伝弘法大師作の不動明王を祀る不動院(大石不動)など、由緒ある古刹を巡拝。
(大石不動 不動院。見上げる本堂の脇には清い瀧が流れています)
松坂駅前に位置する継松寺(岡寺観音)は、初午の厄除けに3日間で10数万人が参拝するという三重県下最大規模の祈願寺です。
(継松寺本堂は、三壇構え。優麗な古仏が、美しく荘厳されています)
新しく立派な本堂には、秘仏本尊のほか、伝弘法大師作の不動明王と毘沙門天像、五智如来に五大明王、四天王像などたくさんの仏像がズラリ…。噂は伺っていましたが、初めて訪れた私は、大寺院の威容にただただ溜息ばかりでした。いやぁ、凄いなぁ! この感覚、久しぶりです。
各地をお参りして、夕方まだ明るいうちに伊賀へ戻って来ました。本日最後は、皆さんの菩提寺 常福寺を参拝。これまで立派なお寺をたくさんお参りしてきましたが、やはり菩提寺はまた特別な存在であるようです。
(常福寺本堂にて、本日仕上げのお勤め)
本堂でお勤めした後、住職よりご挨拶。最後のお参りで降りだした雨もご愛嬌です。ご接待の茶菓子を召し上がりながら、しばしご歓談くださいました。
今回のお参りは、聖武天皇の勅願寺、行基菩薩・勤操大徳・弘法大師それぞれに縁のある素晴らしいお寺ばかりでした。伊勢というとまず神宮が注目されますが、やはりそこは神仏習合ですから。お伊勢さんと同等の歴史と由緒ある、立派なお寺が数多く存在しているのですね。
次回の霊場巡拝は、6月末。名古屋方面を予定しています。
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例年、各地の霊場をお参りしている常福寺巡拝団。
今年は、愛知・岐阜・三重の三県に拡がる東海三十六不動尊霊場を、32名のお檀家さん達とお参りすることになりました。
初回は、第1番札所がある犬山成田山(大聖寺)を皮切りに、岐阜南東へ続く5ヶ寺を巡拝。
(大聖寺 本堂正面で、皆さんと記念撮影!)
伊賀ではまだ咲いていなかった桜が、犬山まで来ると見事な満開です。
春の麗らかな良き日。お参りした各所で、美しい桜花が私たちの目を楽しませてくれました。
(見事な伽藍と、桜が美しい犬山成田山。
手前は、毎回お世話になっているキタモリ交通さんのバスです)
大聖寺さまでは、本堂拝観とご法話、そして抹茶のご接待をいただきました。こちらにお勤めされているまだ若いお坊さんの初々しいお姿。にこやかに丁寧にご対応くださって、皆さん大変喜ばれていました。
(犬山成田山のクレタニさん、ご接待ありがとうございました!)
大聖寺さまは霊場会事務局として、今回だけでなく、普段から何かと無理を聞いて頂いています。お世話になりっ放しですが、こうしてお檀家さんを連れてお参りすることが、せめてご恩返しになれば。
(第2番 寂光院境内にある「筆弘法」像)
第30番札所 貞照寺は、NHK大河ドラマ『春の波濤』のモデルにもなった川上貞奴(マダム貞奴)が、その強い不動信仰から、晩年 成田山を模して一建立されたお寺だそうです。
(本堂外面には、貞奴さんの霊験記を刻んだ見事な彫刻があります)
マダム貞奴は、我が国 女優の祖となる方で、芸能を志す女性はよくこのお寺をお参りされるのだとか…。まだまだ知らないことはたくさんありますね、勉強になります。
これまで、総会などで各寺院を個別にお参りしたことはありますが、東海不動尊霊場を通してお参りするのは、恥ずかしながら今回が初めてになります。参加された皆さんと一緒に、私も、新鮮な気持ちでお参りさせて頂いております。
次回の霊場巡拝は、5月末。伊勢方面を予定しています。
今年は、愛知・岐阜・三重の三県に拡がる東海三十六不動尊霊場を、32名のお檀家さん達とお参りすることになりました。
初回は、第1番札所がある犬山成田山(大聖寺)を皮切りに、岐阜南東へ続く5ヶ寺を巡拝。
(大聖寺 本堂正面で、皆さんと記念撮影!)
伊賀ではまだ咲いていなかった桜が、犬山まで来ると見事な満開です。
春の麗らかな良き日。お参りした各所で、美しい桜花が私たちの目を楽しませてくれました。
(見事な伽藍と、桜が美しい犬山成田山。
手前は、毎回お世話になっているキタモリ交通さんのバスです)
大聖寺さまでは、本堂拝観とご法話、そして抹茶のご接待をいただきました。こちらにお勤めされているまだ若いお坊さんの初々しいお姿。にこやかに丁寧にご対応くださって、皆さん大変喜ばれていました。
(犬山成田山のクレタニさん、ご接待ありがとうございました!)
大聖寺さまは霊場会事務局として、今回だけでなく、普段から何かと無理を聞いて頂いています。お世話になりっ放しですが、こうしてお檀家さんを連れてお参りすることが、せめてご恩返しになれば。
(第2番 寂光院境内にある「筆弘法」像)
第30番札所 貞照寺は、NHK大河ドラマ『春の波濤』のモデルにもなった川上貞奴(マダム貞奴)が、その強い不動信仰から、晩年 成田山を模して一建立されたお寺だそうです。
(本堂外面には、貞奴さんの霊験記を刻んだ見事な彫刻があります)
マダム貞奴は、我が国 女優の祖となる方で、芸能を志す女性はよくこのお寺をお参りされるのだとか…。まだまだ知らないことはたくさんありますね、勉強になります。
これまで、総会などで各寺院を個別にお参りしたことはありますが、東海不動尊霊場を通してお参りするのは、恥ずかしながら今回が初めてになります。参加された皆さんと一緒に、私も、新鮮な気持ちでお参りさせて頂いております。
次回の霊場巡拝は、5月末。伊勢方面を予定しています。
去年一昨年と、これまで2年掛けて四国霊場をお参りした常福寺巡拝団。今回は、その総仕上げとして、高野山まで満願の御礼参りに行ってきました。
高野山金剛峯寺は、宗祖弘法大師が開創された真言密教の根本道場です。…ん? このくだり、確か前にもブログに書いていますね(笑)。
個人的にはこの数年、霊場会の催しなどで、高野山をお参りする機会が以前より増えています。やはり、宗祖弘法大師が開山され、またご入定された真言宗の一大聖地でありますから。多くの法縁を頂けて、とてもありがたく感じています。
(過去のブログでも、高野山のことを書いています。こちらをご覧ください)
高野山に登嶺して、まずは伽藍を参拝。蛇腹の道から、根本大塔・金堂・狩場明神社・三鈷の松などを拝観しました。続けて、大師教会本部にてお受戒。暗闇の中で、阿闍梨さまから有難いお話を拝聴して、菩薩戒を授かりました。
昼食を頂いてから、奥の院を参拝。宗祖弘法大師がご入定された聖域で、お四国満願の御礼参りです。これまでの遍路道中を思い出して、その感慨もひとしお…。自然と、皆さんとお唱えするお勤めにも熱がこもりました。
その後、龍神温泉で一泊して、翌日には根来寺と金峯仙寺を参拝。特に根来寺は、新義真言宗の総本山として、真言宗豊山派と法流を同じくするお寺です。普段「南無興教大師」と三祖宝号をお唱えすることで馴染み深い、覚鑁上人の御廟を併せてお参りしました。
今回の御礼参りで、長かった四国霊場巡拝もひと段落。お参りに参加された皆さんも、すっきりした表情で、今回の旅を満喫されていたように思います。
写真1: 高野山奥の院 御廟の橋
写真2: 受戒を終えて、記念撮影
写真3: 根来寺の根本大塔と金堂
高野山金剛峯寺は、宗祖弘法大師が開創された真言密教の根本道場です。…ん? このくだり、確か前にもブログに書いていますね(笑)。
個人的にはこの数年、霊場会の催しなどで、高野山をお参りする機会が以前より増えています。やはり、宗祖弘法大師が開山され、またご入定された真言宗の一大聖地でありますから。多くの法縁を頂けて、とてもありがたく感じています。
(過去のブログでも、高野山のことを書いています。こちらをご覧ください)
高野山に登嶺して、まずは伽藍を参拝。蛇腹の道から、根本大塔・金堂・狩場明神社・三鈷の松などを拝観しました。続けて、大師教会本部にてお受戒。暗闇の中で、阿闍梨さまから有難いお話を拝聴して、菩薩戒を授かりました。
昼食を頂いてから、奥の院を参拝。宗祖弘法大師がご入定された聖域で、お四国満願の御礼参りです。これまでの遍路道中を思い出して、その感慨もひとしお…。自然と、皆さんとお唱えするお勤めにも熱がこもりました。
その後、龍神温泉で一泊して、翌日には根来寺と金峯仙寺を参拝。特に根来寺は、新義真言宗の総本山として、真言宗豊山派と法流を同じくするお寺です。普段「南無興教大師」と三祖宝号をお唱えすることで馴染み深い、覚鑁上人の御廟を併せてお参りしました。
今回の御礼参りで、長かった四国霊場巡拝もひと段落。お参りに参加された皆さんも、すっきりした表情で、今回の旅を満喫されていたように思います。
写真1: 高野山奥の院 御廟の橋
写真2: 受戒を終えて、記念撮影
写真3: 根来寺の根本大塔と金堂
【前回より続く】
日本最大の灌漑用溜池 満濃池(まんのういけ)は、平安時代、お大師さまが別当として築池工事に当られたという伝説の地です。皆さんと一緒に、今回も往路バスの中で練習してきたご詠歌を、池に向かってお唱えしました。
この度の四国遍路は、第2回(②)=御厨人洞、③=十夜ヶ橋、④=玉の石、⑤=満濃池と行程的に巧く分かれたので、その都度、お大師さまの霊蹟を紹介して、ご詠歌を練習してきました。
普段、お唱えする機会は少ないですが、何れも名曲揃い。しかもご当地でお唱えできた体験に、ご詠歌を学ばれている講員さん方の喜びは一入でした。
第88番 大窪寺が近づくにつれ、一つ一つ札所の数が増えていくのは、満願を迎える嬉しさよりも、不思議と「もうお遍路が終ってしまう」という寂しさの方が勝りました。出来ることならば、このまま遍路を続けたいような…。古来、多くの人々が歩み続ける遍路の魅力に、すっかり満たされた気分でありました。
2年に渡る四国遍路は、添乗の三重トラベル 橋本さんを始め、キタモリ交通のドライバーさん方、ご縁を頂いた3名の先達さん方。そして、拙い引率の私と、共に歩んでくださった18名の檀信徒の皆さま。多くの方々のご協力を持って、無事に満願を迎えることができました。
特に、第3回からご縁を頂いた先達の井内さんは、その柔和なお人柄、細やかな気遣い、巧みなご案内や説話、また私や添乗員・ドライバーさんの様々なことに気付いてその都度助けてくださいました。巡拝を滞りなく進める潤滑油のような役割を果たす、素晴らしい先達さんに恵まれました。
今回集まった常福寺巡拝団は、とても素晴らしいチームだったと思います。橋本さん・井内さんを筆頭に、ご縁を頂いた全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました!!
四国遍路も満願を迎え、あとは高野山の御礼参りを残すのみとなりました。こちらは、来年春過ぎに計画したいと思っています。高野山もゆっくりお参りしたいし、どこかで一泊して精進落しも兼ねたいですね。
写真1: 満濃池
畔より池を見つめる大師像。同じ方向を向いて、ご詠歌をお唱えしました。
写真2: 第88番 大窪寺
お遍路の目指すゴールであり、次の遍路へ向かうスタートでもあります。
人生即遍路。これからも遍路は続きます。
写真3: 満願記念写真
今回集まった常福寺巡拝団で記念撮影。
皆さま、満願おめでとうございました!!
日本最大の灌漑用溜池 満濃池(まんのういけ)は、平安時代、お大師さまが別当として築池工事に当られたという伝説の地です。皆さんと一緒に、今回も往路バスの中で練習してきたご詠歌を、池に向かってお唱えしました。
この度の四国遍路は、第2回(②)=御厨人洞、③=十夜ヶ橋、④=玉の石、⑤=満濃池と行程的に巧く分かれたので、その都度、お大師さまの霊蹟を紹介して、ご詠歌を練習してきました。
普段、お唱えする機会は少ないですが、何れも名曲揃い。しかもご当地でお唱えできた体験に、ご詠歌を学ばれている講員さん方の喜びは一入でした。
第88番 大窪寺が近づくにつれ、一つ一つ札所の数が増えていくのは、満願を迎える嬉しさよりも、不思議と「もうお遍路が終ってしまう」という寂しさの方が勝りました。出来ることならば、このまま遍路を続けたいような…。古来、多くの人々が歩み続ける遍路の魅力に、すっかり満たされた気分でありました。
2年に渡る四国遍路は、添乗の三重トラベル 橋本さんを始め、キタモリ交通のドライバーさん方、ご縁を頂いた3名の先達さん方。そして、拙い引率の私と、共に歩んでくださった18名の檀信徒の皆さま。多くの方々のご協力を持って、無事に満願を迎えることができました。
特に、第3回からご縁を頂いた先達の井内さんは、その柔和なお人柄、細やかな気遣い、巧みなご案内や説話、また私や添乗員・ドライバーさんの様々なことに気付いてその都度助けてくださいました。巡拝を滞りなく進める潤滑油のような役割を果たす、素晴らしい先達さんに恵まれました。
今回集まった常福寺巡拝団は、とても素晴らしいチームだったと思います。橋本さん・井内さんを筆頭に、ご縁を頂いた全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました!!
四国遍路も満願を迎え、あとは高野山の御礼参りを残すのみとなりました。こちらは、来年春過ぎに計画したいと思っています。高野山もゆっくりお参りしたいし、どこかで一泊して精進落しも兼ねたいですね。
写真1: 満濃池
畔より池を見つめる大師像。同じ方向を向いて、ご詠歌をお唱えしました。
写真2: 第88番 大窪寺
お遍路の目指すゴールであり、次の遍路へ向かうスタートでもあります。
人生即遍路。これからも遍路は続きます。
写真3: 満願記念写真
今回集まった常福寺巡拝団で記念撮影。
皆さま、満願おめでとうございました!!
これまで四国遍路を5回に分けて、2年掛けで巡拝してきた常福寺主催の霊場巡拝。最後の行程は、11月28日~30日に香川の25ヶ寺をお檀家さん方と一緒にお参りしてきました。
いよいよ満願を迎える今回。当初は、来年春過ぎを考えていたのですが、皆さんの「早く満願を迎えたい」という要望に応じて、急ぎ予定を立てました。
雨模様ぎみの天気予報でしたが、有り難いことに3日間は全くの傘いらず。前記しましたが、誠この巡拝団は奇跡的に天候に恵まれています。
皆さまの善行の賜物と、神仏のご加護に感謝申し上げるところです。
今回は、涅槃の道場 讃岐国。お大師さまの誕生地や満濃池が含まれる上、お参りする寺院の数が多く、厳しい行程が予想されました。
季節は、ちょうど紅葉の見頃。彩に錦に染まった山々が巡拝者の眼福となりましたが、よい季節だけに巡拝の団体さんは多かったようです。
バス2,3台の他団体とも前後行き交いましたが、幸い長く待たされるようなことは一度もありませんでした。道中アクシデントが続いたり、幸運に恵まれたりしましたが、結果としてはトントン。
いえ、全行程天候に恵まれ、当初の予定通り皆さん全員で満願を迎え、無事に伊賀まで帰ってこれたのですから大成功であります!!
今回特筆すべきは、第75番 善通寺。真言宗善通寺派のご本山は、お大師さまの誕生地としても有名です。こちらの本堂では、地下の暗い道を進む「戒壇巡り」に参加してみました。
暗闇の中、「南無大師遍照金剛」のご宝号をお唱えしながら進むと、明るい空間が。そこでは、コンピューターで再現されたお大師さまのお声を聞くことができます。
「受け難き人身を受け…」と始まるお大師さまのお言葉。機械だと分かっていても、やはり有り難いものです。一度聞いても、席を立たずにもう一度、いやあと一回だけ…。静かに座して、お大師さまのお声に耳を傾け続ける皆さんの姿に、確かな信仰を感じました。
私たちの様子を見ていた善通寺の職員さんにも「とてもお行儀のよいお遍路さん」とお褒めの言葉も頂きましたよ。菩提寺の副住職、そして引率者として冥利につきる出来事です。
【続く】
写真1: 第66番 雲辺寺
ロープウェイから望む雲海。その寺名通りの美しい光景でした。
写真2: 第82番 根香寺
彩に錦に染まる紅葉。こちらが、今回は一番鮮やかでしたか。
写真3: 第75番 善通寺 御影堂
広い境内に、多くの立派な伽藍を有する由緒あるお寺です。
いよいよ満願を迎える今回。当初は、来年春過ぎを考えていたのですが、皆さんの「早く満願を迎えたい」という要望に応じて、急ぎ予定を立てました。
雨模様ぎみの天気予報でしたが、有り難いことに3日間は全くの傘いらず。前記しましたが、誠この巡拝団は奇跡的に天候に恵まれています。
皆さまの善行の賜物と、神仏のご加護に感謝申し上げるところです。
今回は、涅槃の道場 讃岐国。お大師さまの誕生地や満濃池が含まれる上、お参りする寺院の数が多く、厳しい行程が予想されました。
季節は、ちょうど紅葉の見頃。彩に錦に染まった山々が巡拝者の眼福となりましたが、よい季節だけに巡拝の団体さんは多かったようです。
バス2,3台の他団体とも前後行き交いましたが、幸い長く待たされるようなことは一度もありませんでした。道中アクシデントが続いたり、幸運に恵まれたりしましたが、結果としてはトントン。
いえ、全行程天候に恵まれ、当初の予定通り皆さん全員で満願を迎え、無事に伊賀まで帰ってこれたのですから大成功であります!!
今回特筆すべきは、第75番 善通寺。真言宗善通寺派のご本山は、お大師さまの誕生地としても有名です。こちらの本堂では、地下の暗い道を進む「戒壇巡り」に参加してみました。
暗闇の中、「南無大師遍照金剛」のご宝号をお唱えしながら進むと、明るい空間が。そこでは、コンピューターで再現されたお大師さまのお声を聞くことができます。
「受け難き人身を受け…」と始まるお大師さまのお言葉。機械だと分かっていても、やはり有り難いものです。一度聞いても、席を立たずにもう一度、いやあと一回だけ…。静かに座して、お大師さまのお声に耳を傾け続ける皆さんの姿に、確かな信仰を感じました。
私たちの様子を見ていた善通寺の職員さんにも「とてもお行儀のよいお遍路さん」とお褒めの言葉も頂きましたよ。菩提寺の副住職、そして引率者として冥利につきる出来事です。
【続く】
写真1: 第66番 雲辺寺
ロープウェイから望む雲海。その寺名通りの美しい光景でした。
写真2: 第82番 根香寺
彩に錦に染まる紅葉。こちらが、今回は一番鮮やかでしたか。
写真3: 第75番 善通寺 御影堂
広い境内に、多くの立派な伽藍を有する由緒あるお寺です。
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HN:
和光さん
HP:
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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