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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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常福寺主催の霊場巡拝。
今年は、瀬戸内海は小豆島にある新四国八十八ヶ所霊場を巡拝いたします。

(クリックすると、小豆島八十八ヶ所めぐりをご覧になれます)

小豆島は、多数の半島と入江を持つ美しい孤島で、映画『二十四の瞳』や『八日目の蝉』が撮影されたことでも有名。温暖な気候に恵まれ、オリーブや蜜柑・すももなどの栽培が活発です。


(風光明媚な小豆島の風景)

此度は、1200年の歴史を持つ“元四国”と呼ばれる霊場を、一泊二日の行程を全4回で、今年一年かけてお参りする予定です。

今回は、第1回目の募集となります。参加してみたい方は、締切日までに常福寺までご連絡くださいませ。     

                 記

 日 時  : 平成26年 3月31日(月)~ 4月1日(火)
           ※2回目以降は、参加者で相談して決定します。

 宿 泊  : 小豆島国際ホテル

 費 用  : 約35,000円(バス・フェリー、宿泊、食事、納経料など)
           ※後日集計して、連絡いたします。

 参加人数 : 定員20名

 必需品  : お袈裟、念珠、納経帳、笈摺(白衣)
         白色カバン、金剛杖、金剛杖袋 など
           ※お持ちでない方は、お寺にご相談ください。

 申込締切 : 平成26年 2月28日(金)までにお知らせください

                                 以上

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愛知・岐阜・三重の三県に拡がる東海三十六不動尊霊場を、檀信徒の皆さまとお参りしている常福寺巡拝団。結願を迎える第6回は、豊川から知多まで、一泊して9ヶ寺を巡拝しました。



最初にお参りしたのは、第28番 新大仏寺。
東大寺復興を果たした高僧 重源上人が開創された伊賀別所は、広大な寺域に立派な伽藍が配されています。彩に色付いた紅葉が、差し昇る朝日に美しく照らされていました。



伊賀で、東海三十六不動尊霊場に属している寺院は、常福寺とこの新大仏寺さまの2ヶ寺のみ。

こちらの副住職 松本昇正さんは、伊賀四国霊場の実行委員として歩き遍路や『伊風道々』など、さまざまな事業で一緒に活動しています。当然、参詣者の中に顔見知りも多く、私たち一行を親しく迎えてくださいました。


第18番 遍照院は、真言宗豊山派の寺院。
三河三弘法の第一として、毎月弘法大師のご命日には、数万人の参詣者が列を為してお参りされる大寺院です。

個人的に、かねてお参りしたかった名刹では、こちらに勤務する同門の後輩 杉原杲龍くん、外山杲吽くん の二人が、広い境内を案内してくれました。

両名はちょうど、11月9日の『伊風道々』にも駆け付け、それぞれ和太鼓と声明のコンサートに出演してくれました。その節は、ご協力ありがとうございます。



お抹茶の接待を受け、二人に諸堂を案内して頂く。
本堂をお参りした際には、私の両脇に座って一緒にお勤めをしてくれました。

修練を重ねた読経に合わさる、力強く正確な太鼓。巡拝団一同 お二人の対応に大層感激して、まさに法悦の参拝となりました。


2日目は、お参りを重ねながら知多半島へ移動。
午後には、第21番 大御堂寺(通称 野間大坊)をお参りしました。



源義朝公ゆかりの古刹は、こちらも真言宗豊山派の寺院。
私が駆け出しの若僧だった頃、ご指導いただいた水野真圓先生が、最近 新しく住職に就任されたばかり。

ちょうど28日はお不動さまの縁日とあり、先程までお勤めされていた護摩の油煙たなびく大坊で、先生に親しくご挨拶を頂戴しました。

全国各地どちらにお参りしても、さまざまな場所に、同門の縁の仲間(僧侶)が活動している。懐かしい再会を果たし、また交友を深めることが出来る。大変ありがたいご縁を十分に体感できた2日間となりました。


さて、東海三県のお不動さま霊場巡りも、今回を持って満願となりました。

今回お参りされた皆さまは、東海三県に拡がる36ヶ寺の大聖不動明王さまとありがたいご縁を結ばれた訳です。真言行者の守り本尊たる不動明王のご加護を頂き、日々生活を送る上で心強い安心を得られたことでしょう。

巡拝常連の皆さまは、満願の喜びと共に「次はどこに連れて行ってくださるの? 今から楽しみ!」と嬉しいお声を頂戴しています。

よい仲間が集まり、毎年 継続してお参り出来ている常福寺巡拝団。来年も、新しい霊場・寺院のお参りを計画する予定でいます。

愛知・岐阜・三重の三県に拡がる東海三十六不動尊霊場を、檀信徒の皆さまとお参りしている常福寺巡拝団。第5回は、名古屋市内の残り6ヶ寺を参拝しました。


第5番 甚目寺は、推古天皇の御代に開創された古刹。広い境内には、国宝の仁王門、重文の三重塔の他、諸堂が並びます。

山門を潜ると、恰幅のいい禿頭の御仁から声を掛けられました。

「皆さん、どちらからお参りになられた?」
「三重県の伊賀から来ました」

「お不動さんのお参りかね?」
「そうです。東海三十六不動霊場」

とここまでは、お参りでよく有る風景。
すると御仁から意外な言葉が。

「伊賀なら、常福寺さんは知っとるかね? 確か札所になっとるけど…」
「えっ、うちです! 私たちがその常福寺の参拝団です」

と驚きの声を上げました。

種を明かすと、この方はお寺出入りの仏具屋さん。
常福寺の現住職 織田杲深の実家に当る延命院さん(名古屋市錦)に出入りされており、そこで噂を耳にされていたそうです。

見知らぬ土地ですが、師僧にとっては産まれ育った馴染みの場所。不意に挙がった寺坊の名前に、不思議なご縁を感じました。



第10番 宝生院。通称 大須観音の方が分かりやすいですね。
織田信長と徳川家康、二人の天下人も篤く信仰した大寺院は、名古屋では知らぬ人はないくらい有名でしょう。朱塗りの雄大な本堂。前には、大きな幟が何本も並んでいます。

お参りを終えた後は、境内から続く大きな商店街を自由散策。
あちこちの商店から美味しそうな匂いが漂ってきましたが、ちょうどお昼前でしたので残念ながら間食はガマン。今度お参りする機会があれば、色々試食してみたいものです。



第12番 福生院は、繁華街・錦にあるお寺。
陰陽和合・夫婦双身の福神 大聖歓喜天(だいしょう かんぎてん)を本尊としており、境内には、そのお供物である大根や巾着団子(歓喜団)の荘厳が多くなされていました。

歓喜天(聖天)は、十一面観世音菩薩の化身で、不動明王とも縁が深い仏さま。やはり常福寺にも、本堂の三段構えの一つには、聖天さまと十一面観世音菩薩がお祀りされているのですよ。

台風27号が近づくなか、前日は大降りの雨でしたが、名古屋は一日 雲一つない快晴に恵まれました。常福寺巡拝団でお参りする際は、有り難いことに、毎回 よい天候に恵まれています。きっと、参加されている皆さんの日頃の行いが良いのでしょうね。

さて、東海三県のお不動さま霊場巡りも、いよいよ回を重ねて参りました。
次回の霊場巡拝は11月末。知多~三河方面を一泊でお参りして、満願となる予定です。

愛知・岐阜・三重の三県に拡がる東海三十六不動尊霊場を、檀信徒の皆さまとお参りしている常福寺巡拝団。第4回は、岐阜から愛知北西の5ヶ寺を参拝しました。

今回お参りする行程は、当霊場の最北を目指す長距離コース。
可能であれば一泊してゆっくりお参りしたかったのですが、ご参加いただいている皆さまの希望で日帰りに。道中は、豊山太鼓“千響”による声明+和太鼓のコンサートDVDを観賞して頂きました。



第33番 谷汲山華厳寺は、西国三十三所観音霊場の結願所。
私たち常福寺巡拝団も、4年前にお参りして西国巡拝満願を迎えたばかりで、当時参加されていた方々が「あの時はこうだったね~」と思い出を振り返っておられました。紅葉にはまだ早く、参詣者も多くなかったように感じました。



第32番 圓鏡寺は、弘法大師創建の古刹。一万四千坪もある広大な境内に、堂宇が分散して建っているユニークなお寺です。
話は聞いていたのですが、圓鏡寺が幾つも存在するような配置で少し迷ってしまいました。本堂正面の大池には、見事に太った鯉たちが悠々と泳いでいました。

さて、個人的に今回は、第3番 愛知一宮の地蔵寺さまにお参りすることが一番の楽しみでした。

今から17年ほど前、私が総本山長谷寺で修行していた際に、こちらのご住職 水谷堅照先生が事務長として赴任され、その侍者を勤めたことがあります。



退任後、お会いする機会はめっきり減りましたが、時折お顔を合わせると、親しくお声掛けくださる阿闍梨さまのお一人です。
随分お歳を召されましたが、老いて尚壮健なご様子。私たち巡拝団の一行に、懐かしい思い出話を聞かせてくださいました。


(第4番 萬徳寺も真言宗豊山派のお寺です)

今回は、バス移動が長いので帰りを心配したのですが、そう遅くならずに帰ってこれました。水谷先生の元気そうなお姿に拝して、気分は大満足。満ち足りた気持ちで、帰坊することが出来ました。

次回の霊場巡拝は10月末。名古屋方面を予定しています。

愛知・岐阜・三重の三県に拡がる東海三十六不動尊霊場を、お参りしている常福寺巡拝団。第3回は、名古屋市内の6ヶ寺を参拝しました。


(第13番 宝珠院。樹齢数百年と伝わる五葉松)

これまで、犬山・岐阜・伊勢と郊外のお寺を巡拝してきましたが、今回は、全てが都会のお寺。有名な大寺院も多く、その趣きはやはり異なってきます。

第15番 笠覆寺(りゅうふくじ)は、通称「笠寺」「笠観音」と呼ばれる祈願寺。


(笠観音には、たくさんの赤い幟と、九万九千日のご案内が)

玉照姫の伝説により、笠を被ったユニークな姿の観音さまがご本尊です。
そう、東海不動霊場は、全てが本尊=お不動さまのお寺ではないのが面白いところでもあります。

毎月の縁日には、露店が軒を並べ、境内が数万人の参詣者で一杯になるそうです。町名も、最寄りの駅名も、ズバリ「笠寺」 地域に根付いた歴史あるお寺ですね。



第36番 八事の興正寺は、高野山真言宗の別格本山。
名古屋で知らない人はいないのではないでしょうか、随一の大寺院であります。

徳川家祈願所として、本堂、五重塔、観音堂、能満堂、鐘楼、地蔵堂、一切経堂、念仏堂、行堂、総門、大書院、茶室、事務所、大日堂、弘法堂、開山堂、不動堂、八幡社などなど、広大な境内にあまねく配備されています。

その上、平成26年に、平成大仏として一体建立される予定とか。
はーーっ(ため息…)これまた破格の大寺院ですね。初めてお参りした際は、あちこちで感嘆の吐息をついていた記憶があります。



第8番 建中寺は、浄土宗のお寺。尾張徳川家の菩提寺として、名古屋市内に五万坪の敷地を有します。広い境内に併設された幼稚園には、無邪気に遊ぶ園児たちの姿が。

浄土宗のお寺にお不動さんなんて珍しいと思ったら、こちらは尾張徳川家の念持仏。一説には、神君 家康公の勝軍不動であったとも伝わる仏像です。こちらの山号もずばり「徳興山」 なんだか信憑性があるお話で、妙に納得しました。


(第14番 大学院。境内には、柴燈護摩の敷石がありました)

さて、今回は名古屋市内の6ヶ寺を巡拝。地元の方々の信仰を集める大寺院を続けて参拝しました。

大都会の大寺院、その有りようは立派でありがたいのですが、参詣の形は均一化されて あっさりしたものでした。大寺院ばかりで食傷気味、いささか情緒に欠けるように感じたのは、田舎寺に住持する者のひがみでしょうか(笑)

それぞれのお参りも時間を要せず、無駄足を踏んでも(私のミスです。ごめんなさい…)まだ明るいうちに伊賀に戻って来れました。

さて お盆休みを頂き、次回の霊場巡拝は 9月末。岐阜方面を予定しています。

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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