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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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14日は、ご詠歌 奈良教区奉詠大会。
今年も、奈良・三重の11支部 155名の講員さんが参加して、日頃の練習の成果をご披露くださいました。

詠秀(指導者)の資格取得と共に、奈良教区本部の理事を勤めるようになって早7年。大河内本部長のもと、講習会・検定・大会の運営などをお手伝いさせて頂いています。

それまで、長谷寺昭和寮をお借りしていた教区大会を、外部会場で開催するようになってこちらは5年。使い勝手のよい宇陀市文化会館にも、随分 馴染んできました。

 
さて今回は、豊山流大師講より名取芳彦 詠匠を来賓にお招きしました。

 
 
東京都江戸川区にお住まいの名取先生は、豊山派屈指のご詠歌指導者にして布教(法話)の大家。さらに般若心経やお大師さまなど、仏教関連の書物を10冊以上も著述されているベストセラー作家でもあります。

檀務と執筆活動の他にも、声明ライブや写仏会、法話会、ホームページ・ブログの更新などなど、精力的に活動される先生については、こちらのサイトをご覧いただくとして…、

 名取先生のご寺坊 もっとい不動 密蔵院のホームページ


今回、多忙を極める名取先生にお越し頂けただけでも大変ありがたいことですが、さらにプログラム全曲(!)の講評までご快諾くださいました。

これは嬉しいイレギュラー!! 従来は、大河内本部長と私が手分けしているのですが、先生のお蔭で 今回初めて、自分が指導する講員の皆さんと一緒に登壇できました。
 

(古郡・高瀬・青山羽根の講員さんと、『常住』をお唱え)
 
各支部の奉詠の後、毎回 的確な講評をくださる名取先生。切れのいい江戸言葉は軽妙洒脱で、時に笑いを、時に心からの共感を誘い、しっかりとお唱えの理解が深まります。

続く指導の時間では、ご詠歌指導の後に、清水次郎長の浪曲をご披露くださいました。

「朝日を拝む者あれど、夕陽を拝む者はなし」

先生お気に入りの浪曲を聴いているうちに、聴衆はいつの間にか 仏道(正しい生きかた)を学び、満ち足りた気持ちになります。参加された講員さん達も、先生のご詠歌と法話をたっぷり堪能されたことでしょう。
 

(閉会式 恒例の住職による総括。遠い写真ですいません…) 

個人的には、前日準備を含めた一日半。名取節のシャワーを全身に浴びて、細胞が活性化されたような心地です。
いやぁ、名取先生にお越し頂いて大成功でしたね。お蔭さまで、第39回大会も盛況に実施することができました。

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7日、千葉県文化会館で開催された声明コンサート「仏心響悦(ぶっしんきょうえつ)」を拝聴させて頂きました。



こちらは、同じ真言宗豊山派の千葉県布教師会が主催されたもの。
千葉県下、150名ほどの豊山派僧侶が中心になって開催された一大イベントです。昼夜2回の公演には、合計3,000名ものお客さまがお越しくださったというから驚きです。


コンサートは、2部形式で執り行われました。前半を東日本大震災でお亡くなりになられた方々の慰霊追悼法要、後半を被災地の復興と、被災された皆さまの息災を願う祈願の形。

豊山雅楽会の調べに始まり、大勢の僧侶による声明、ご詠歌、読経、そして豊山太鼓「千響」による力強い和太鼓の演奏…。
どれも直球勝負で、本当に素晴らしい内容でした。二胡・古筝・ピアノの演奏や途中休憩を間に挟み、バラエティと気遣いに富んだ素晴らしいコンサートだったと思います。



これまで、仏青の関係で幾度かこういうコンサートに出演させて頂きましたが、今回は初めて?客席でその詳細を見学させて頂きました。千葉に住む大勢の友人や仲間たちに再会すると、皆 キラキラした笑顔でそれぞれの役割を一生懸命に勤めていました。

 
実は、今年の11月、地元 伊賀でも伊賀四国霊場 開創150周年を記念して大きなイベントを実施する予定です。

その目玉として、今回のコンサートの第2部で演奏をされた豊山太鼓「千響」の皆さんをお招きして、美しい声明と、力強い和太鼓を響かせていただきたい…と。今回は、霊場会役員や実行委員長さん達と一緒に、その御挨拶と下見に訪れた次第です。

期日は、11月9日(土) 於 伊賀市文化会館・サンピア伊賀
今回の訪問で、豊山太鼓「千響」の皆さまにも出演受諾を頂きました。詳しいことが決まり次第、またこのブログや伊賀四国霊場会ホームページ等にて告知させて頂きますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

(先のブログの続きです)

應典院さまで開催されたのは、トークセッション「寺業再興」
昨年、常福寺が建立した 永代供養墓『久遠宝塔』 でお世話になった、みんてら(川本商店) さんが主催されるイベントです。

初めは参加に消極的だったのですが、知人に誘われ、会場の應典院さまを拝むだけでも行く値打ちがあるか…と、予定を調整して参加しました。


(應典院 会場ホール 100名ほどの聴衆がありました)

実は、当日までイベントの内容が不透明だったのですが(笑 私たちだけ?)、蓋を開けるとそこにはかなり濃厚な空間が展開されていました。

ゲストには、
大蓮寺(應典院)住職・パドマ幼稚園園長 秋田光彦 師、
インターネット寺院『彼岸寺』・「未来の住職塾」塾長 松本紹圭 師、
野村証券 金融公共公益法人課 塚嵜智志 氏、
きょうとNPOセンター常務理事 深尾昌峰 氏など、
昨今、仏教界でなにかと話題を集める方々がズラリ…。

共催者でもある秋田師の宗旨説明に始まり、塚嵜氏のキースピーチ、ゲスト全員が揃ってのトークセッション、参加者同志のペア意見交換、ゲストとの質疑応答と、休憩もそこそこに約4時間。熱く濃厚な時間が流れていきました。


(左から、秋田師、松本師、深尾氏、塚嵜氏)

概略を述べますと、少子高齢化が進み、年間20万人の人口が減り続けている我が国 日本。地方には限界集落が増え、このまま国が無策でいれば人口が半減する「モデルなき時代」がやってくる。

その人心も荒廃して、日本全体が無縁社会となってきた。その象徴ともいえる「直葬」など宗教離れが増え続けるなか、既存の教団や寺院社会は、従来の檀家制度に安住したまま座して動こうとしない。

まさに寺院経営にとって「危機の時代」に、寺院自らが社会貢献活動やNPOと協働した持続可能な新しい動き(適正進化)を模索している人々がいる。宗教法人が、本来の公益性を担保しながら、どのように経済的に自立していくか…。

公式の場ではなかなか聞けない、刺激的な言葉が飛び交うトークイベント。これは、参加した値打ちが十分にありました。
 
「寺業再興」について、こちらでも詳しく紹介されています。
 インターネット寺院 『虚空山 彼岸寺 β』 【3/1 寺業再興】

 
イベント後の懇親会では、お寺さんはもちろん、その周辺業者(石材店、仏像修復業、宿坊研究家 兼 寺社コン主催者、DVD制作者、マスコミ、大学関係者など)の方々も大勢参加されていました。お寺と民間が一緒に、何か新しい動きを始められそうな、そんな魅力的な出会いやヒントが隠れているような場所でした。
 
私も、僧侶としての活動にあせりと火を付けられたようです。何か動き出さなければと、高揚した心地で帰路につきました。

ようし、夏を目標に、うちも一つ活動を始めてみるかな!!

ご縁を頂きまして、大阪は天王寺にある「應典院」さまにお参りしてきました。

こちらは、自称「日本で一番若者が集まるお寺」
開かれたお寺の代名詞として、いま仏教界で話題を集める有名なお寺です。



檀家さんがいない、お葬式をしない、という特異性。それでいて「ひとが集まる、いのち弾ける、呼吸するお寺」をテーマに、さまざまな演劇やトークイベント・公演・ワークショップ・映画上映などを催して、年間 老若を問わず3万人の人々が訪れるそうです。

かつてお寺が持っていた地域の教育文化の振興に関する活動に特化した寺院として計画され、〈気づき、学び、遊び〉をコンセプトとした地域ネットワーク型寺院として1997年に再建。とこちらは、HPより抜粋です。

種を明かすと、こちらは隣接する浄土宗のお寺さまの塔頭なのだそうです。そちらには、きっとお檀家さんもおられるし、お葬式も年忌もお勤めされることでしょう。「應典院」はその子院として、「劇場型寺院」をコンセプトに年間さまざまな活動をされています。



内装は、ガラスとコンクリート・鉄板とこじゃれたイベント会場の様相。ロビーや境内は一般開放されているので、どなたでもふらりと訪れてゆっくり過ごすことが可能です。

大阪の都心にある、日本一開かれたお寺。今回、足を運んだ詳細は、次のブログにて紹介したいと思います。

お蔭さまで、40歳の誕生日を迎えました。
40歳を迎えて率直な感想、20歳30歳の時ほど感慨はありませんね。



ただ、『論語』の有名な言葉「四十にして惑わず」にあるように、年相応の決断力は有したい。きっと、これから益々 判断を求められる機会が増えることでしょうから。


「惑う」の意味を辞典で調べてみると、

1. どうしたらよいか判断に苦しむ。
2. 道や方向がわからなくなる。まよう。
3. 悪いことに心が奪われる。
4. うろたえる。あわてる。

とあります。これは「迷う」の類義語、ほとんど同じ意味ですね。

しかし、即断することが全てではありません。

惑う(迷う)のではなく、期限まで時間を掛けて熟考すること。自分が正しいと思い込まずに、他者(相手)の立場にもなって考えること。時には、迷い悩む柔らかさ(若さ)も失わずにいたいものです。


(珍しい鯛の塩釜焼き。誕生日に美味しく頂戴しました!)

40代も、公私にしっかり励み“タイ”!
 副住職の 中山和光でした。

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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