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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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(先のブログの続きです)

應典院さまで開催されたのは、トークセッション「寺業再興」
昨年、常福寺が建立した 永代供養墓『久遠宝塔』 でお世話になった、みんてら(川本商店) さんが主催されるイベントです。

初めは参加に消極的だったのですが、知人に誘われ、会場の應典院さまを拝むだけでも行く値打ちがあるか…と、予定を調整して参加しました。


(應典院 会場ホール 100名ほどの聴衆がありました)

実は、当日までイベントの内容が不透明だったのですが(笑 私たちだけ?)、蓋を開けるとそこにはかなり濃厚な空間が展開されていました。

ゲストには、
大蓮寺(應典院)住職・パドマ幼稚園園長 秋田光彦 師、
インターネット寺院『彼岸寺』・「未来の住職塾」塾長 松本紹圭 師、
野村証券 金融公共公益法人課 塚嵜智志 氏、
きょうとNPOセンター常務理事 深尾昌峰 氏など、
昨今、仏教界でなにかと話題を集める方々がズラリ…。

共催者でもある秋田師の宗旨説明に始まり、塚嵜氏のキースピーチ、ゲスト全員が揃ってのトークセッション、参加者同志のペア意見交換、ゲストとの質疑応答と、休憩もそこそこに約4時間。熱く濃厚な時間が流れていきました。


(左から、秋田師、松本師、深尾氏、塚嵜氏)

概略を述べますと、少子高齢化が進み、年間20万人の人口が減り続けている我が国 日本。地方には限界集落が増え、このまま国が無策でいれば人口が半減する「モデルなき時代」がやってくる。

その人心も荒廃して、日本全体が無縁社会となってきた。その象徴ともいえる「直葬」など宗教離れが増え続けるなか、既存の教団や寺院社会は、従来の檀家制度に安住したまま座して動こうとしない。

まさに寺院経営にとって「危機の時代」に、寺院自らが社会貢献活動やNPOと協働した持続可能な新しい動き(適正進化)を模索している人々がいる。宗教法人が、本来の公益性を担保しながら、どのように経済的に自立していくか…。

公式の場ではなかなか聞けない、刺激的な言葉が飛び交うトークイベント。これは、参加した値打ちが十分にありました。
 
「寺業再興」について、こちらでも詳しく紹介されています。
 インターネット寺院 『虚空山 彼岸寺 β』 【3/1 寺業再興】

 
イベント後の懇親会では、お寺さんはもちろん、その周辺業者(石材店、仏像修復業、宿坊研究家 兼 寺社コン主催者、DVD制作者、マスコミ、大学関係者など)の方々も大勢参加されていました。お寺と民間が一緒に、何か新しい動きを始められそうな、そんな魅力的な出会いやヒントが隠れているような場所でした。
 
私も、僧侶としての活動にあせりと火を付けられたようです。何か動き出さなければと、高揚した心地で帰路につきました。

ようし、夏を目標に、うちも一つ活動を始めてみるかな!!

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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