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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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梅雨に入りました。山の木々も新緑に装いを替え、目にも爽やか。

しかしこの季節、当然境内では、少し気を抜くとあちこちに雑草が顔を出してきます。暇を見つけて除草作業に勤しみますが、境内も広いし次々と生えてくるのでなかなか捗りません。

そこで、業者に頼んで新しく砂利(じゃり)を補充することにしました。



よく、お寺や神社に敷かれている砂利。
もちろん、その空間を清浄に保つことが最たる目的ですが、他にも庭園などの美観のため、水はけを良くするため、防犯のため、さらには雑草を抑えるなど多くの働きがあるようです。

やはり、雨で流されたり、日常のご参詣や掃除などで少しずつ減っていくのでしょうね。うちのお寺では、数年に一回のペースで補充しています。

さて、やって来たのは砂利を満載した2tトラックが3台。あわせて10t以上の砂利が、境内各所に小山を作りました。


(息子も、小学校から帰宅後にお手伝いしてくれました)

お寺の人間総出で、とんぼとスコップ、一輪車(ねこ)を手に作業開始!
新しい砂利を、境内の隅々に行き渡らせました。これは筋肉痛確定! かなり量がありますので、なかなかの運動になりましたよ~。

10t以上の砂利も、敷いてみれば嘘のように姿がなくなります。
やはり、新しい砂利が敷かれると美しいものですね。これで雑草も少しは抑えられることでしょう。

15日に開催される“ほたるコンサート”にも間に合いました。

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今年も、住民自治協議会主催の「ほたると音楽の夕べ」が、常福寺を一部会場に開催されます。

ほたる観賞に先立ち、今回は、フルート×ピアノのコンサートが予定されています。演奏は、名張市出身のフルート奏者Yumikoさんと、ピアニストの筒 優大さん。


(公式ブログ Yumiko Flute Diary より拝借)

「フルートの優美で上品なイメージだけでなく、パワフルな魅力もお伝えしたい」とは、公式ブログより抜粋したコメント。

Youtubeで配信されている動画を試聴したら、とても素晴らしい演奏でした。掲載しておきますので、どうぞご覧になられてください。



地元名張にも、こんな素敵なフルート奏者がおられたのですね。当日の演奏がとても楽しみになってきました。
 
向夏の頃、皆さまご家族やご友人をお誘い合せの上、ぜひご参加くださいませ。
 
                  記

 開催日    平成25年 6月15日(土)  雨天決行・入場無料

 第一部    19:00 ~ 20:00
          フルート×ピアノのコンサート
          場所  古郡 常福寺境内

 第二部    20:00 ~
          ほたる鑑賞
          場所  古郡 北川堤防
 
 駐車場    神戸小学校運動場
          神戸市民センター
 
 問合せ    神戸地区市民センター 電話0595-38-1300

5月の某日、歩き遍路でお参りしたお寺の本堂に、大きな百足(ムカデ)の額が掲げられていました。


(伊賀四国 第7番 妙覚寺(鍛冶屋)に掲げられた”ムカデ”の額)

予想通り、檀信徒のお一人から質問が。

「和光さん、なんでムカデの額が掛けてあるんですか?」

「あぁ、それはね。ムカデが、このお寺の本尊 毘沙門天さまの眷族(けんぞく)だからなんです」

「……眷族って何ですか??」


そうか、しまった…!? 眷族って、一般用語じゃあなかったか~(汗)

常々、檀信徒の皆さまにお話しする際は、専門用語だけで済ませない、用いる時には必ずその簡単な説明や例えを加えるように心掛けているのですが、今回は失敗…。慌てて補足しました。

眷族とは、「親眷愛族」の略語。
狭義では、血縁の者や一族郎党。広義では、侍者や従者、部下や家来、取り巻きの者を指す言葉です。仏教では、薬師如来を守る十二神将や、不動明王に従う八大童子などが有名です。

「…つまり、助さん格さんは、水戸黄門さまの眷族ってことになりますね~笑」
補足説明によって、どうやらご理解いただけた様子。
 

実は、にょろにょろと細長い生き物は、みな何かしら仏さまの眷族なのです。

例えば、“蛇”は弁天さまや数多の龍神の眷属。“うなぎ”は、虚空蔵菩薩の眷属。そして“ムカデ”は、毘沙門天の眷属と、私たちの暮らしの身近にいるにょろにょろした細長い生き物は、大体が何かしら仏さまの眷属になっているようです。

…それじゃあ“みみず”だって、きっとどなたかの眷属に違いない!!と、常々思っていたのですが、最近その答えを耳にする機会を得ました。



“みみず”を漢字で書くと「蚯蚓」ですが、漢方薬などに用いられる際は「地龍」という名で呼ばれるそうです。

なるほど、みみず は土に含まれる微生物や有機物を食べ、排泄することで土壌を豊かにする益虫です。小さいながらも、地中を這う立派な龍の眷属という訳ですね…。

長年の疑問が一つ説けて、すっきりした心地になりました。

花まつりとは、お釈迦さまのご誕生を祝う法要のこと。
お釈迦さまが誕生されたルンビニーの花園のように、色とりどりの花々を荘厳することがその名の由来です。常福寺では、旧暦に準えて毎年5月8日にお勤めしています。

ここ数年 恒例のお客さまは、息子もお世話になった地元保育所の児童たち。赤青黄色の帽子を被った園児たちが、遠足を兼ねて遊びに来てくれます。


(お焼香をして、花御堂の前で なむなむ~)

本堂で簡単なお話をしてから、たくさんのお花に囲まれたお釈迦さまに甘茶を灌いで貰います。その後は、甘茶とお菓子をご接待して、本堂で簡単なお遊戯の時間。

毎年、同じ遊び方では子供たちも慣れてきますから…、
いつも「今年は何をして遊ぼうかな?」と頭を捻って考えています。ちなみに、今までやったのは「本堂で、楽器を探そう!」「龍(の飾り)を探そう!」「お花を探そう!」などなど、探索系が多いですね。


(子供たちと、じゃんけん大会!)

お寺サイドは、かわいいお客さん達と一緒に遊べてとても楽しいのですが、引率の先生方は、本堂の中をはしゃぎ遊ぶ子供たちが「何か壊したらエライことになる」と戦々恐々のご様子。ひょっとすると気苦労が絶えないイベントなのかもしれません(笑)

他には、ご詠歌講の皆さんが集まって練習されたり、息子のお友達や地元の子供たちがペットボトル持参で遊びに来てくれたり、老若男女が楽しく過ごしています。


(息子のお友達が遊びに来てくれました)

近くにお住まいの皆さま、どなたでも大歓迎ですので、来年の花まつりは遊びにいらっしゃいませんか? かわいらしい誕生仏(生まれたばかりのお釈迦さまの像)と一緒に、皆さまのお越しをお待ちしております。

これまで幾度も紹介している 「歩いてまいろ 伊賀遍路」
伊賀四国八十八ヶ所霊場 開創150周年の記念事業の一つとして、檀信徒の皆さまと伊賀四国の各寺院を歩いて巡拝しています。


(第41番 大福寺さま。5月9日、朝の様子です)

この事業に当たっては、記念事業実行委員会の担当者が、札所寺院への諸連絡や人員の割り振り、バスの手配、ご朱印の先取り、時にはお弁当や飲み物の用意まで、影に日向に多くの汗をかいてくれています。

私は担当者ではありませんが、可能な限り参加するようにして、引率や誘導、時にお唱えの頭出しなど色んな形で協力させて頂いています。


さて実は、歩き遍路に参加した実行委員には、持ち回りで一つ大切な役目があります。

それは、霊場会ホームページにあるブログに、歩き遍路 当日の様子を更新すること。過去、お檀家さんと一緒に歩いた44回のうち、現在まで たった一度を除いて全てご紹介しているのです。


一緒に歩いてくださっている方は、当然ご存じで、

 「私、あのブログいっつも見てんで」

 「今回は、誰々ちゃんが写っていた」

 「あれ、恥ずかしい!」

 「何言うてんの、べっぴんさんやったで~~」

とは、次の歩き遍路で交わされる日常の会話。


ちなみに、今回は私が更新させて頂きました。

『歩き遍路 #3_14  2013.05.09』

歩き遍路に一度も参加したことがない方も、ご覧いただいてお遍路気分を味わって頂けたら幸いです。

陽気もよくなり、お遍路には絶好の季節といえます。
さぁ、伊賀四国霊場が、皆さまのお参りをお待ちしていますよ!!

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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