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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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5月の某日、歩き遍路でお参りしたお寺の本堂に、大きな百足(ムカデ)の額が掲げられていました。


(伊賀四国 第7番 妙覚寺(鍛冶屋)に掲げられた”ムカデ”の額)

予想通り、檀信徒のお一人から質問が。

「和光さん、なんでムカデの額が掛けてあるんですか?」

「あぁ、それはね。ムカデが、このお寺の本尊 毘沙門天さまの眷族(けんぞく)だからなんです」

「……眷族って何ですか??」


そうか、しまった…!? 眷族って、一般用語じゃあなかったか~(汗)

常々、檀信徒の皆さまにお話しする際は、専門用語だけで済ませない、用いる時には必ずその簡単な説明や例えを加えるように心掛けているのですが、今回は失敗…。慌てて補足しました。

眷族とは、「親眷愛族」の略語。
狭義では、血縁の者や一族郎党。広義では、侍者や従者、部下や家来、取り巻きの者を指す言葉です。仏教では、薬師如来を守る十二神将や、不動明王に従う八大童子などが有名です。

「…つまり、助さん格さんは、水戸黄門さまの眷族ってことになりますね~笑」
補足説明によって、どうやらご理解いただけた様子。
 

実は、にょろにょろと細長い生き物は、みな何かしら仏さまの眷族なのです。

例えば、“蛇”は弁天さまや数多の龍神の眷属。“うなぎ”は、虚空蔵菩薩の眷属。そして“ムカデ”は、毘沙門天の眷属と、私たちの暮らしの身近にいるにょろにょろした細長い生き物は、大体が何かしら仏さまの眷属になっているようです。

…それじゃあ“みみず”だって、きっとどなたかの眷属に違いない!!と、常々思っていたのですが、最近その答えを耳にする機会を得ました。



“みみず”を漢字で書くと「蚯蚓」ですが、漢方薬などに用いられる際は「地龍」という名で呼ばれるそうです。

なるほど、みみず は土に含まれる微生物や有機物を食べ、排泄することで土壌を豊かにする益虫です。小さいながらも、地中を這う立派な龍の眷属という訳ですね…。

長年の疑問が一つ説けて、すっきりした心地になりました。

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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