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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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8日9日と、全真言宗青年連盟(全青連)第32回結集に参加してきました。
真言宗御室派(総本山仁和寺)が担当された今回は、「いのちに真言(まこと)の祈りを」がテーマ。全国から、若き333名の真言僧が広島に集まりました。

今回の目玉は、何と言っても日本三景の一つ“安芸の宮島” 厳島神社で法要を執り行うというものです。神仏習合が廃れて久しい昨今、厳島神社で多くの僧侶が拝ませて頂ける機会などそうありません。またとないご縁を楽しみに参加いたしました。

51a21ae4.jpg初日は、リーガロイヤルホテル広島で開会式と基調講演。末木文美士先生を講師にお招きして、「今、密教と問い直す」を演題に、過去の学者たちが唱えてきた密教に対する批判論とその系譜、密教の復権、密教をどのように受け止めるべきかなどをご講演いただきました。

真言僧という立場で精進しつつも、常に自分たちを見つめ直す作業を欠かしてはなりません。かねて自分も感じていた疑問点が挙げられていたので、興味深くしっかりと拝聴しました。

8f6cb471.jpg二日目は、早朝より厳島神社に移動。全真言宗の若手僧侶200名ほどが一緒になって、千僧供養法要をお勤めしました。今回は、お申込みが多数あった中、拝殿に入れる人数の関係で選考漏れした方もおられるそうです。

秋晴れの厳島神社に、厳かに響く大勢の真言僧たちの声明。法要後には、厳島神社より舞いと雅楽の奉納があり、しばし神仏習合の法悦に浸ることが出来ました。

個人的に、広島に訪れるのは小学校の修学旅行以来。豊山派寺院がないことから、多くの先輩友人たちも、初めて訪れた方が多かったように思います。

原爆ドームまで足を伸ばしてみましたが、原爆の犠牲となった大勢の御魂は、現在の日本の混迷をどのように感じ見つめているのでしょうか…。しばし、さまざまな思念が過りました。

全青連の結集は、真言宗全ての会派の若手僧侶が集う研鑽と懇親の場です。今回も貴重な講演を拝聴し、同門の僧侶や多くの仲間たちと懇親を深めることが出来ました。


写真1: 開会式の様子
 新調した、真言十八本山ご本尊のお軸を開眼しています。

写真2: 千僧供養法要の様子
 瀬戸内海に面した厳島神社。本殿に向かい、練り歩きました。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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