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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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私が住職を兼ねている蓮勝寺(伊賀市上郡)は、依那古仏教団という組織に属しています。地元にある9つの寺院が集い、全仏教でさまざまな教化活動を共に行う。その活動の一つに物故者法要があります。

この一年間にお亡くなりになられた方々を、仏教団のお坊さん達が総出でご廻向する。会場となる寺院は、持ち回りの当番制。今回は、浄土真宗のお寺さんが会場となりました。

e0ce0f9b.jpg普段、真言宗のお寺で拝むことは多いですが、同じ仏教とはいえ、他宗のお寺で拝むことはまれです。
特に、真宗寺院の特徴である、金に彩に彩色された豪華な本堂は新鮮でした。真言宗の寺院、中でも歴史あるお寺はどちらかと言えば古びた、シックな構えの寺院が多いものです。

しかし、お寺は仏さまがおられる浄土を再現したもの。古来仏教は、金に錦に派手派手でゴージャスな荘厳が基本だったのです。
金色の豪華な本堂もいいですね!! そこに座しているだけで、自然とテンションが高くなります。

今回、会場は真宗寺院でしたが、法要そのものは真言宗の形式で行われました。ご縁を頂き、若輩ながら経頭を拝命。申し合わせで、本尊阿弥陀如来の御宝号のみ、会場に即して「南無阿弥陀仏」とお唱えすることになりました。

普段私たち真言僧侶は、「オン アミリタ テイゼイカラウン」と仏さまの功徳を讃える真言(マントラ)をお唱えしているので、幾分勝手が違います。練習なし、聞き覚えでお唱えした「なぁーむあーみだー(ぶ)」の御宝号。果たして、巧くお唱えできたのでしょうか!?

宗旨が異なり、参詣された皆さまもおそらく新鮮な思いでお聞き頂いたお経。法要後には、会場寺院のご住職さまが法話をしてくださいました。

「今年の物故者は、仏さまの世界の同級生のようなもの」
「お葬式は、人間だからするんだよ。一人の人間の最後を飾る儀式じゃないか」

この仏教団の活動は、学ばせて頂くことが大。今回も、大切な法要に参加させて頂き、また浄土真宗の教えに触れる素晴らしい機会を頂けました。

写真:伊賀市下郡 法專寺さま 本堂
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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