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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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五月の初旬を迎えました。
朝晩は、まだまだ冷え込みますね。寒暖の差が激しいせいでしょうか、先月から常に無いほどお葬式が続いて慌ただしく過ごしています。

さて、GWにお客さま。版画家の宮田 渚さんが、常福寺本尊 五大明王さまのスケッチにお越しになりました。



宮田さんは、地元 古郡出身の版画家。現在は、住まいのある奈良を中心に活動されています。

これまで南都の社寺や仏像などを多数版画にされているようで、主な作品に、薬師寺や室生寺の十二神将を一体一体 彫ったものや聖林寺の十一面観音さまなどがあります。

いつか、生家の菩提寺である常福寺の本尊さまを描いてみたかったと、昨年から五大明王の創作活動に入られました。



写真の版画は、軍荼利明王(左)と降三世明王(右)
独特のタッチが、仏像の持つ荘厳さをよく表していますね。

この2点は、先の展覧会にて披露されたそうですが、まだ五体全ては完成していません。現在は大威徳明王のスケッチ段階にあるそうです。

うちの本尊さまは秘仏ですので、完成すればよいお前立ちになるかもしれません。全て揃うのはいつ頃でしょうか。今から、その時が楽しみであります。

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伊賀四国八十八ヶ所霊場 開創150周年の記念事業の一つとして取り組んでいる「歩いてまいろ 伊賀遍路」も、今年で3巡目。

初年から通して参加されているすっかりお馴染の方もいれば、今年初めて参加された新顔の方もあり。現在は80名程度で、上野・名張の2班に分かれてお参りしています。



 
(第34番 不動寺さまの本堂と、その堂内でお勤め)

参加者が増えると、一緒に歩くスタッフの人数確保が難しくなってきます。
しかし、そこは皆さまいい大人ですから、回を重ねることに要領を憶え、すいすいと危なげなく確かな足取りで歩を進めてくださいます。
 


例えば、参加されている中で最高齢の方は、御年86歳のおばあさん。私がご詠歌指導をしていた講員さんで、今回から参加された娘さんと一緒に元気な姿でお参りされています。


そんな「歩いてまいろ 伊賀遍路」が、朝日新聞・中日新聞・伊勢新聞などの取材を受け、それぞれ紙面にて紹介されたようです。


(4/23 朝日新聞 伊賀版。うちの住職が顔写真つきで紹介されています!)

特に、朝日・伊勢の両紙は紙面を大きく割いて掲載してくださいました。
やはり新聞掲載の効果は大きい。その後、ちょこちょこ事務局にお問い合わせの連絡も入ってきております。

これで、参加者がまた増えたら来年以降はどうするのでしょう?? それは嬉しい悩み、また皆で知恵を絞る必要があるかもしれません。

この度の巡拝も、あと2回で満願を迎えます。6月には、同行の皆さまと高野山へ御礼参り。宿坊に泊まって、高野山にゆっくり滞在する予定です。
 

※歩き遍路は、毎回その様子を 伊賀四国霊場会ブログ で更新しています。
 興味を持たれた方は、どうぞご覧になられてください。


伊賀四国八十八ヶ所霊場会 は、今年、めでたく開創150年の正当年を迎えました。

数年前から取り組んでいる 「歩いてまいろ 伊賀遍路」などの 開創150周年記念事業 もいよいよ大詰め。実行委員会では、秋の記念イベントに備えて諸々の準備を進めています。


3月末、第49番 丈六寺にて、恒例のお山開き法要が執行されました。

霊場会の90ヶ寺、全ての住職方が一同に会するこの法要。お遍路に適した季節の到来を告げる行事として、毎年、各寺院 持ち回りで行われています。



龍神の鎮まる地 赤目で行われる法会は、よく雨に降られることで有名です。やはり残念ながら、当日は雨模様…。しかし有難いことに、悪天候にも関わらず大勢の皆さまがお参りくださいました。


また、地元観光協会の協賛により、伊賀四国八十八ヶ所霊場会のフォトコンテストを実施することが発表されました。


(画像をクリックして頂くと、詳細をご覧いただくことができます)

伊賀全域に拡がる90のお寺と、四季折々の風景、そこを巡拝するお遍路さんの姿…。

普段何気なく目にする風景も、改めて意識してみると一つ一つの美しさに驚かされることがあります。地元の文化遺産ともいえる遍路信仰を見つめ直す、よい機会になるのではと推測します。

さてこれから、どのようなお写真(with 俳句)が集まってくるのでしょうか。プロ・アマチュアカメラマンの皆さま、素晴らしい作品をお待ちしております。

例年、各地の霊場をお参りしている常福寺巡拝団。
今年は、愛知・岐阜・三重の三県に拡がる東海三十六不動尊霊場を、32名のお檀家さん達とお参りすることになりました。

初回は、第1番札所がある犬山成田山(大聖寺)を皮切りに、岐阜南東へ続く5ヶ寺を巡拝。


(大聖寺 本堂正面で、皆さんと記念撮影!)

伊賀ではまだ咲いていなかった桜が、犬山まで来ると見事な満開です。
春の麗らかな良き日。お参りした各所で、美しい桜花が私たちの目を楽しませてくれました。


(見事な伽藍と、桜が美しい犬山成田山。
 手前は、毎回お世話になっているキタモリ交通さんのバスです)

大聖寺さまでは、本堂拝観とご法話、そして抹茶のご接待をいただきました。こちらにお勤めされているまだ若いお坊さんの初々しいお姿。にこやかに丁寧にご対応くださって、皆さん大変喜ばれていました。


(犬山成田山のクレタニさん、ご接待ありがとうございました!)

大聖寺さまは霊場会事務局として、今回だけでなく、普段から何かと無理を聞いて頂いています。お世話になりっ放しですが、こうしてお檀家さんを連れてお参りすることが、せめてご恩返しになれば。


(第2番 寂光院境内にある「筆弘法」像)

第30番札所 貞照寺は、NHK大河ドラマ『春の波濤』のモデルにもなった川上貞奴(マダム貞奴)が、その強い不動信仰から、晩年 成田山を模して一建立されたお寺だそうです。


(本堂外面には、貞奴さんの霊験記を刻んだ見事な彫刻があります)

マダム貞奴は、我が国 女優の祖となる方で、芸能を志す女性はよくこのお寺をお参りされるのだとか…。まだまだ知らないことはたくさんありますね、勉強になります。


これまで、総会などで各寺院を個別にお参りしたことはありますが、東海不動尊霊場を通してお参りするのは、恥ずかしながら今回が初めてになります。参加された皆さんと一緒に、私も、新鮮な気持ちでお参りさせて頂いております。

次回の霊場巡拝は、5月末。伊勢方面を予定しています。

 
真言宗豊山派の若いお坊さんが集まって活動している『山詩水明(さんしすいめい)』。
今回は、主要メンバーからの持ち込み企画。伊賀市治田(はった)の薬師寺で住職を勤める 山岡隆雄さんの地元で、法話&声明ライブを実施しました。


(40名ほどの皆さまが熱心に聞いてくださいました)

これまで、一般の方を対象に主にお寺の外で活動してきた私たちですが、今回は、地元の皆さまからの熱い要望を受けて迷うことなく快諾!!
メンバーの在所(地元)で開催することは、直接、檀信徒教化に繋がるとても意味のある活動になります。



声明ライブに先立ち、まず私が担当する法話「お彼岸について」
いつも持ち時間より延長して話してしまう私(反省…)ですが、今回はいつも以上に持ち時間が短いと来ました。
短い時間で大切なことは伝えたつもりですが、なかなか自分で満足のいく法話はできませんね。引き続き精進あるのみです。

残念ながらさまざまな事情が重なり、今回、都合がついたメンバーは私を含む6名のみ。それでも、法話・ご詠歌・法螺・声明・読経(太鼓)と普段と変わらないお唱えが出来たことで、ご期待に答えれたように思います。


(最後に、治田いきいきサロンの皆さまと記念撮影!!)

初めてメンバーの地元で開催した声明ライブ。
時間拘束があり駆け足の内容となりましたが、ご参集の皆さまに喜んで頂けたようで何よりでした。今回、1時間強のパッケージが出来たので、また次に、他の会場から同様のオファーを受けても対応できると思います。

『山詩水明』の活動は、随時このブログで告知していきます。次の活動を楽しみにお待ちください。

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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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