三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺
今秋、真言密教における最重要の儀式 『大伝法院流 伝法灌頂』に臨みました。
伝法灌頂(でんぼう かんじょう)とは、新しく仏門に入った弟子に、さまざまな戒律や陀羅尼(だらに)を授けて、諸仏や曼荼羅と縁を結ばせる法要のこと。
こと真言密教においては、同時に 師から弟子へと相承されてきた法流を授かる、重要かつ必修不可欠な儀式になります。
伝法灌頂(でんぼう かんじょう)とは、新しく仏門に入った弟子に、さまざまな戒律や陀羅尼(だらに)を授けて、諸仏や曼荼羅と縁を結ばせる法要のこと。
こと真言密教においては、同時に 師から弟子へと相承されてきた法流を授かる、重要かつ必修不可欠な儀式になります。
私も、仏門を志した10代の頃、受者(弟子)として入壇していますが、今回は立場が逆。20数年の歳月を経て、今度は阿闍梨(あじゃり:師)として 若き新弟子に戒を授け、新たな仏縁を 次の世代に繋ぐ立場になりました。
さて、新弟子を迎えるに当たり、伝燈大阿闍梨として、数十人の僧侶が出仕する幾つかの法要の導師を勤めねばなりません。
個人的には、昨年より宗派の講習会、また本年は灌頂道場の習礼に参加して、こつこつと準備を進めてきました。
(灌頂道場の習礼 教授さまの机)
次第を揃え、資料を集め、注釈・手入れ、読み込み、錬行、金胎唱禮の練習、金胎行法の厳修などなど…。
本腰を入れて動き出したのは、お盆を終えた9月に入ってから。
まだ見ぬ新弟子に思いを馳せつつ、どこか受験生のような緊張した心地で、カレンダーとにらめっこしては準備を進める毎日。
(灌頂道場の習礼 教授さまの机)
次第を揃え、資料を集め、注釈・手入れ、読み込み、錬行、金胎唱禮の練習、金胎行法の厳修などなど…。
本腰を入れて動き出したのは、お盆を終えた9月に入ってから。
まだ見ぬ新弟子に思いを馳せつつ、どこか受験生のような緊張した心地で、カレンダーとにらめっこしては準備を進める毎日。
(灌頂三巻式と、解説書の類)
10月に入ると、可能な限り本堂に籠り、金剛界・胎蔵界 の供養法を日替わりでお勤めしていました。仏と向き合い、ただ一心にお勤めする時間は、とても清々しく満ち足りたもの。
人生一度きりの大法会に悔いが残らないよう、支度に励みました。
人生一度きりの大法会に悔いが残らないよう、支度に励みました。
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和光さん
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男性
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副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
真言宗豊山派のお坊さん
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