三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺
常福寺主催の霊場巡拝。今春からは、四国お遍路をお参りしています。
10月に予定していた巡拝が、台風直撃のため12月に延期。
前回に続き、また寒く冷たいお参りになるのではと心配しましたが、やはり土佐は南国ですね。驚いたことに、伊賀ではとっくに散ってしまった紅葉や銀杏が色を残し、境内を美しく彩っていました。
前回に続き、また寒く冷たいお参りになるのではと心配しましたが、やはり土佐は南国ですね。驚いたことに、伊賀ではとっくに散ってしまった紅葉や銀杏が色を残し、境内を美しく彩っていました。
幸い天候にも恵まれ、師走と思えぬ陽気の中 お参りさせて頂きました。
今回の道のりは、土佐(高知県)の14ヶ寺。修行の道場は お寺とお寺の間隔がとても長く、歩き遍路の方は数日掛けてもくもくと歩み続ける道程になります。
(御厨人洞は、崩落の危険あって立入禁止でした)
(御厨人洞は、崩落の危険あって立入禁止でした)
初日は長いバス移動。鯖大師に始まって、御厨人洞、室戸三山を続けて参拝。宿泊した第26番 金剛頂寺さまでは、お迎えくださった大先輩 坂井智空 師に この時期咲く奴草(やっこそう)や、霊宝館の貴重な文化財をご案内頂きました。
宿坊で過分なるご接待を受けて、朝勤行では前総 坂井智宏 僧正によるお勤め。
二日目は、ご詠歌の仲間である第30番 善楽寺さまの島田希保 師が一部ご同行くださり、随所で一緒にご詠歌をお唱え。最終日には第35番 清瀧寺さまで、同じくご詠歌の先輩に当る伊東聖空 師が丁寧にお寺や本尊さまのご説明をくださいました。
(第30番 善楽寺さまで記念撮影)
(第30番 善楽寺さまで記念撮影)
ここ土佐(高知県)は豊山派のお寺が多く、以前参拝した6年前と比べても、仏教青年会やご詠歌と通じて多くの皆さまとご縁を深めることが適いました。遠く四国を旅して、有縁の皆さまに再会するのもお遍路の歓び。
(第36番 青龍寺さまの長い階段)
同行した皆さまも、得がたい貴重な体験をさせて頂きその喜びも一入。四国遍路によって結ばれた皆さまとのご縁、手厚いご接待を通じて、お大師さまへの信仰をより篤くされたことでしょう。
(第36番 青龍寺さまの長い階段)
さて次回は、土佐の西部 最南端の足摺岬を経て、いよいよ伊予(愛媛県)に入ります。
第3回の巡拝は、来年4月中旬に予定しています。
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常福寺主催の霊場巡拝。
今年は、6年ぶりとなる四国霊場(お遍路)にお参りすることになりました。2泊3日の行程を全5回で、今年から来年と2年かけて満願する予定です。
今年は、6年ぶりとなる四国霊場(お遍路)にお参りすることになりました。2泊3日の行程を全5回で、今年から来年と2年かけて満願する予定です。
(第22番 平等寺さまで集合写真)
今回の道のりは、阿波一国(徳島県)の23ヶ寺。
発心の道場は お寺とお寺の間隔が短く、初めて参加された方も、とんとんとお参りしている間に 霊場巡拝の いろは が自然と身に付いてきます。
ところが…、寒の戻りで滞在中はずっと冬の気温に。
運悪く、初日は冷たい雨が降りしきり、2日3日目も 強く冷たい風に吹かれて、身の凍える厳しい修行になりました。
あれ? おかしいなぁ。常福寺巡拝団は、これまで雨知らずの傘いらず。参加される皆さんの日頃の善行で、概ね天候に恵まれてきたのですが…。
もちろん、偶にはこんなこともありますが、巡拝に慣れていない初参加の皆さんには 厳しいスタートになりました。
(第 2番 極楽寺さまのだっこ地蔵)
私が四国霊場を巡るのは、これで3回目。
6年前の記憶も新しく、お参りする先々で前回の記憶がよみがえります。さらに、前回お世話になった井内先達さんとも懐かしい再会。この度も、一緒に霊場を巡ってくださいます。
私が四国霊場を巡るのは、これで3回目。
6年前の記憶も新しく、お参りする先々で前回の記憶がよみがえります。さらに、前回お世話になった井内先達さんとも懐かしい再会。この度も、一緒に霊場を巡ってくださいます。
厳しい修行の旅も、打ち納めのころには晴れ間が顔を出しました。厳しい天候に負けず、参加された皆さまも一様にお遍路の素晴らしさを体感して頂けたようです。
(第23番 薬王寺さまで打ち納め)
さて、次は土佐の国(高知県)
南国の風景のみならず、豊山派のお寺が多くて、同級生やお世話になった先輩、後輩たちとの再会が今から楽しみです。
さて、次は土佐の国(高知県)
南国の風景のみならず、豊山派のお寺が多くて、同級生やお世話になった先輩、後輩たちとの再会が今から楽しみです。
第2回の巡拝は、10月初旬に予定しています。
瀬戸内海は小豆島にある八十八ヶ所霊場を、お参りしてきた常福寺巡拝団。
第3回は、島の東部 27札所を巡拝。いよいよ満願を迎えます。
第3回は、島の東部 27札所を巡拝。いよいよ満願を迎えます。
台風18号をやり過ごし、さらに大型の台風19号が近づく合い間に、お参りの日程が計ったように納まりました。お蔭さまで、二日間傘いらずの雨知らず。
毎度のことですが、皆さまの日頃の行いに頭が下がる思いです。
毎度のことですが、皆さまの日頃の行いに頭が下がる思いです。
今回は、姫路港からフェリーに乗船。福田港から上陸します。
結願近く、海沿いの札所は小さな庵が続き、景色を楽しみながら快調に歩を進めました。
(第15番 大師堂にて、愛らしい修行大師さま)
(第15番 大師堂にて、愛らしい修行大師さま)
二日目は、小豆島随一の高所 寒霞渓(かんかけい)の札所から参拝スタート!
雲を見下ろす山の木々は、色づき始めたばかり。有名な紅葉には、まだ早かったようです。
(第18番 石門窟 険しい山道・石段を登り、参拝所に至る)
第2番 清瀧山からは、バスから離れ、三つの札所を歩いて巡りました。
青空のもと、眼下に瀬戸内海のパノラマを見渡しながら歩む遍路は、やっぱり気持ちがいいですね。同行の皆さまも、言葉を交わしながら笑顔で歩まれていました。
(第1番 洞雲山の参道より、草壁港を見下ろす)
第1番 洞雲山は、高山の岩壁に配された札所。
大きな岩の裂け目に本尊が祀られており、夏至の前後50日ほどに限っては、日照によって岸壁に観音さまのお姿を拝むことが出来るとか。
古来より、信仰を集めた修行道場なのでしょう。天然の造形を活かした境内には、神秘的な趣きがありました。
第1番 洞雲山は、高山の岩壁に配された札所。
大きな岩の裂け目に本尊が祀られており、夏至の前後50日ほどに限っては、日照によって岸壁に観音さまのお姿を拝むことが出来るとか。
古来より、信仰を集めた修行道場なのでしょう。天然の造形を活かした境内には、神秘的な趣きがありました。
(大自然のいたずら? 神秘的なお姿を、一度は拝んでみたい)
さて、小豆島の特産品といえば何が有名でしょう?
島の西側は、オリーブ推しでしたが、東側に来ると、醤油の会社・商店が軒を連ねています。休憩時間に、札所近くの商店で、醤(ひしお)のソフトクリームを試食したり、お土産を物色したり…(笑) これも旅の楽しみの一つです。
時間に余裕があったので、有名な『二十四の瞳』映画村にも足を伸ばしました。
(島の分教場、ジブリ作品のようなロケーションでした)
さて、常福寺巡拝団。
少人数ながら皆さま和気藹藹とお参りして、無事に3回で満願を迎えることが出来ました。
少人数ながら皆さま和気藹藹とお参りして、無事に3回で満願を迎えることが出来ました。
小豆島は、本四国と趣きが少し異なり、小さな庵や参拝所、洞窟や岩屋の祠が多かったのが印象的です。
幾つもの札所を預かるお寺さんや、庵を守るお婆ちゃん達。そこに暮らす皆さまの祈りの姿に、私たちも改めてお大師さまへの信仰を深めることが出来ました。
幾つもの札所を預かるお寺さんや、庵を守るお婆ちゃん達。そこに暮らす皆さまの祈りの姿に、私たちも改めてお大師さまへの信仰を深めることが出来ました。
(第4番 古江庵にて、皆で記念撮影)
小豆島っていい所ですね。島の景色は風光明媚で、食べ物も美味しい。今度は、家族を連れて訪れてみたいです。
来年は、高野山が開創1200年を迎えます。
ご詠歌の関係で、春頃にお参りできそうな予定。混み合うので、早めに計画を立てないといけませんね。
瀬戸内海は小豆島にある新四国八十八ヶ所霊場を、お参りしている常福寺巡拝団。第2回は、北西から中部に掛けて31札所を巡拝いたしました。
(今回は欠席者なし。フルメンバーが揃いました)
オリーブで有名な小豆島。
その花が咲く季節にお参りしたいと楽しみにしていたら、早くも入梅の報せが…。当日は、朝からどんより雨模様。雨かっぱ持参して、覚悟を決めてお参りに出掛けました。
日生港へ向かう車中も、雨はざぁざぁ降り続きます。
途中、SAでトイレ休憩に行けないほど強く降り続きましたが、小豆島に着くとぽっかり抜けたような明るい空が…。
全く、毎度のことですが、常福寺巡拝団の雨知らずには感心します。
よほど皆さまの日頃の行いが良いのでしょうね。初日は、傘いらずのお参りとなりました。
今回は、先の経験を活かして、小型バスをマイクロに、お弁当もフェリーで済ませて、お参りする時間をたっぷり取りました。さぁ、今回も巡れるだけ巡りますよ!
今回のルートは、高地や坂道、険しい難所が多く、脚力を求めるお参りが続きました。
中には、鎖をたよりに岸壁をよじ登るような札所も幾つか…。
迂回路のない崖道もあり、雨で足元の悪いなか心配しましたが、誰一人欠けることなく無事にお参りすることが出来ました。
(第81番 恵門ノ瀧)
(第72番 奥の院笠ヶ瀧)
しかし、重なるお参りに疲労は濃くなっていきます。
2日目の午後には、皆さん疲れの色が見え始め、随分足元がおぼつかない感じでした。状況を鑑み、今回は14時過ぎと少し早めにお参り終了。
楽しみにしていたオリーブの花は、見頃を過ぎて散り始めていました。
2~3cmほどの白い小さな花弁は、香りも無く控えめな佇まい。こんな小さな花が、高木に粉を吹いたようにびっしり。そして、栄養価の高い実をたくさん結ぶのですね。
さて、常福寺巡拝団、快調にお参りしてあと1回で無理なく満願できそうな様子です。寒霞渓の紅葉も見てみたいけど、混むと巡拝に支障をきたすので避けようかな。
(小豆島のゆるキャラ オリーブしまちゃん♪)
次回は、10月上旬。いよいよ満願を迎えます。
例年、各地の霊場をお参りしている常福寺巡拝団。
今年は、瀬戸内海は小豆島にある新四国八十八ヶ所霊場を、10名のお檀家さんとお参りいたします。
今年は、瀬戸内海は小豆島にある新四国八十八ヶ所霊場を、10名のお檀家さんとお参りいたします。
伊賀から小豆島まで、移動だけでかなり時間が掛ります。
未明のうちにバス出発して、朝9時30分には岡山県の日生(ひなせ)でフェリーに乗船。小豆島に着くのは、お昼頃になりました。
まずは、小豆島霊場の事務局に当たる総本院で、納経帳や地図・ガイドブック等を購入。
さて、いよいよ巡拝開始です。
(皆さまと記念撮影。残念ながらお一人欠席です)
この霊場は、総距離およそ145km。本四国の10分の1程度の大きさだそうです。札所全てがお寺に非ず、納経所がない無住の庵や参拝所・祠といった形も多い。そんな場合は、その後のお寺でまとめてご朱印を押して頂くのだとか。
なるほど、所変われば自然と巡拝方法も異なってきます。
(第41番 仏谷山 若いお坊さんに護摩祈願をお願い)
(第42番 西の瀧 海抜400mの高所。並ぶ灯籠が美しい)
今回は少人数、さらに巡拝常連の皆さまばかりで、お参りも読経も手慣れたものです。
トイレやご朱印待ちにも時間を要せず、無理ない範囲でお参りの足を進めることが出来ました。
(第42番 西の滝より、池田湾を望む)
少雨温暖な小豆島は、まさに春一色!
小豆島はお寺や山々に桜が多く、お参りする度に見事な桜を拝見できました。
(唯一カメラに残っていた桜)
長崎に続き、こちらでも桜花爛漫。まるで、桃源郷ならぬ、“桜”源郷もかくやといった夢心地でお参りさせて頂きました。
(皆さんを先導していた手前、桜の写真が少ないのが恐縮です。ご容赦ください…)
(オリーブ園のミモザ。満開です)
今回の巡拝は、一泊二日で34札所をお参りすることが出来ました。
皆さんよいお仲間に恵まれて、和気藹藹(あいあい) 大きな問題もなく、とてもいい雰囲気でお参りすることが出来ました。
時間をもう少し有効に使えば、あと2回で満願することが出来るでしょうか?
次回は、6月上旬。オリーブの花が咲く頃を予定しています。
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副住職
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自己紹介:
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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