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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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お坊さんが法衣を着て拝む、お勤めをする時って、携帯をそう使う必要がないのです。
自宅で拝む時は、携帯を不携帯。たとえ外出時に忘れてしまっても、近所ならそう困ることがなかったのですが…。

やってしまいました、先月末の出張。
ご詠歌全国大会の為に、栃木まで前乗りする予定が。携帯を忘れてしまったことに気付いたのは、名古屋へ向かう特急の中でした。

あ~ぁ、忘れないよう気を付けなきゃと、充電して出しておいたのに。カバンに、しっかり納まっている充電器の姿がとても悲しい。

そこから先は大変でした。駅で公衆電話を探して、自宅に電話。10円玉はすぐ無くなるので、10数年ぶりにテレカを購入。妻にスマホを操作して貰って、今晩約束している友人の携帯番号を失くさないようメモに取る。



新幹線も、普段ならスマホで予約して待ち時間なく乗車できるのですが、やむなく緑の窓口に並んで、少し後の便のチケットを手に入れる。不便は不便でしたが、一連の流れがどこか懐かしく、まるで数年前にタイムスリップしたような感覚になりました。

栃木に着いて、約束していた大学時代の友人たちと合流できたら、ほっと一安心。旧友たちに笑いのネタを一つ提供した形になりましたが、気が置けない仲間たちと楽しい時間を過ごせたので無問題です。

ホテル据付のPCで、翌日の乗り換え、駅から会場への地図をチェック。
翌朝は、無事に全国大会の会場へ着いて、詠秀の模範奉詠に加わることができました。もちろん携帯がないので、2日間 写真の一枚も撮れませんでしたが(苦笑)

大過なく帰宅して、忘れていた携帯を確認したら、そこには着信とメールが何件も…。マーフィの法則ではありませんが、こんな時って重なるんですよね。
某後輩くんは、火急の用件があったらしく、前日から何度も何度も連絡をくれていたようでした。(タッキー、ごめんね)

今回の出張、私は、携帯(スマホ)が今ほど便利でなかった時代の人間なので、昔を思い出して対応しましたが、今の便利なスマホ世代って、こんな時ちゃんと対応できるのでしょうか?
妻に問いかけると「そもそも、携帯を忘れないんじゃない?」と的を得た回答。はい、ごもっともですね。

出張を終えた私の手元には、今回大活躍したテレホンカードが一枚。次の出番がこないことを願いつつ、でも心配だから大切にパスケースにしまっておきます。

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お蔭さまで、40歳の誕生日を迎えました。
40歳を迎えて率直な感想、20歳30歳の時ほど感慨はありませんね。



ただ、『論語』の有名な言葉「四十にして惑わず」にあるように、年相応の決断力は有したい。きっと、これから益々 判断を求められる機会が増えることでしょうから。


「惑う」の意味を辞典で調べてみると、

1. どうしたらよいか判断に苦しむ。
2. 道や方向がわからなくなる。まよう。
3. 悪いことに心が奪われる。
4. うろたえる。あわてる。

とあります。これは「迷う」の類義語、ほとんど同じ意味ですね。

しかし、即断することが全てではありません。

惑う(迷う)のではなく、期限まで時間を掛けて熟考すること。自分が正しいと思い込まずに、他者(相手)の立場にもなって考えること。時には、迷い悩む柔らかさ(若さ)も失わずにいたいものです。


(珍しい鯛の塩釜焼き。誕生日に美味しく頂戴しました!)

40代も、公私にしっかり励み“タイ”!
 副住職の 中山和光でした。

8月末からちょうど一月ほど、お寺のパソコンに不具合が生じていました。

通常のインターネット接続・メール送受信は何の問題もなかったのですが、特定のサイトだけなぜか閲覧することができない。ブログ運営会社やウィルス対策ソフト会社、サーバー会社などに連絡を取り、サポートセンターから技術者が2回やってきて一つ一つ可能性を潰してみても原因が特定できませんでした…。

閲覧することが出来なかったサイトとは、この「江寄山常福寺のブログ」と管理ページ。
困ったことは、私がブログを閲覧・更新できないだけですから、実害も少なく、しばらくブログはお休み、もし回復しなければそろそろ止めどきなのかな?と半ば達観しておりました。

当時は暗中模索でしたが、今では症状が回復して、その原因も推測できています。やはり因果応報、何事にも原因と結果があるのですね。

いつも楽しみにして頂いている訪問者の皆さま、お待たせしました。
「江寄山常福寺のブログ」 一月の休眠を経て、再会です!!
先輩に誘われて、人生で初めて宝塚歌劇を観賞してきました。



演目は、『銀河英雄伝説』 田中芳樹原作の人気SF小説(全14巻)で、銀河の覇権をかけて戦う2人の英雄を軸にして多くの人物が登場するスペースオペラです。高校生の頃この本に出会い、これまで10回以上は読み返しましたね。個人的に、若き日にその世界感にのめり込んだ思い出の小説です。

今回は、原作ありきで観劇したのですが、先輩がいい席を取ってくださったお蔭もあって心から楽しむことができました。

やはり、ライブはいいですね! 生演奏に、研修生の皆さんの素晴らしい歌声とお芝居、ダンス。とてもよく修練を積まれていて、どれも本当に素晴らしかったです。原作を知らない方にも、物語がよく解るよう演出されていたのが、往年のファンとして嬉しかったです。

宝塚に対する印象が、いい意味で変わりました。また興味のある演目があれば、行ってみたい気持ちでいます。

ご詠歌会議の為、長谷寺へ。時間に余裕がなく、ゆっくりお参り出来ませんでしたが、あじさいが美しく咲いていたので少し足を止めてみました。



あじさい(紫陽花)は、学名をHydrangea(ハイドレンジア)といいます。直訳すると「水の器」 まさに梅雨時に咲く花にふさわしい、素敵な名前ですね。
花の色が赤や青・紫と多彩なのは、それぞれの株の種類ではなく、土壌のph(酸性度)によって変化するというのは有名な話。用いる肥料によって、微妙な色合いを変えることも出来るそうです。

あじさいの語源は、我が国では『万葉集』の「味狭藍」「安治佐為」など多くありますが、現在は、藍色が集まったものを意味する「あづさい(集真藍)」という説が有力なのだとか。

ちなみに現在、私たちが漢字で表わしている紫陽花は、元々は唐の詩人・白居易(はくきょい)が別の花(ライラック?)に付けた名前で、どうやら日本では、それが平安時代に誤って広まったようですね。「紫陽:紫の太陽」ですか? 確かに、少しイメージが違う気がします。

長梅雨はすっきりしませんが、この時期、青赤紫に美しく咲くあじさいが心を和ませてくれます。常福寺ではそう多く咲いていませんが、境内に咲いた花を、毎年 女性陣が美しく活けてくれます。

手入れもそう難しくなさそうだし、うちもどこかに増やしてみようかな? 梅雨空の下、そんなことを考えています。


あじさいを楽しみたい方は、花の御寺・長谷寺へどうぞ。
 境内全域に咲く8000株のあじさいが、見ごろを迎えています。


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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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