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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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6aada00a.jpg湖北2日目。宿でゆっくり朝食を頂いた後は、長浜スクェアに移動しました。商店街を歩きながら、土産物を物色。

並びにあった海洋堂フィギュアミュージアムでは、息子のテンションが上がる上がる!! ようやく、子供が楽しめる場所に来たものですから。私も童心に返って、二人で隅々まで満喫していました。

午後は、米原まで足を伸ばして、同門の先輩 安田学臣さんのお寺を表敬訪問しました。日頃、ご詠歌や仏青など多方面でご指導いただいている大先輩。厚かましくも家族でお伺いして、楽しく歓談させて頂きました。

16627160.jpg併せて、かねて噂を聞かせて頂いていた古刹 悉地院さまも参拝。伊吹山麓に在るお寺は、何と開基673年! 天武天皇の勅願寺というから歴史が違います。伊吹山の豊かな自然に囲まれた、でも意外と新しい伽藍が印象的でした。


0962ccda.jpg続けて、彫仏も嗜まれる安田さんの師匠に当る仏師 中川大幹先生のアトリエを見学させて頂けることに。
大日如来、日光月光菩薩、弘法大師、四神の装飾から、小ぶりの念持仏まで。不意の訪問にも関わらず、快く見学させて頂くことができました。

私一人でも、貴重な体験に興奮しきりなのですが、今回は小さい子供連れの状態。息子が誤ってパキッと踏んでしまわないように、くしゃみなど粗相をしないように、細心の注意を払って拝観させて頂きました。

その後は、さらにご好意に甘えて、伊吹の見える美術館も見学。中川先生がこれまで造られた仏像が常設されている他、高さ10m近い仁王像や、伊吹山を描いた絵画などを、贅沢にも先生の解説付きで観賞させて頂きました。
まさに眼福の一時でしたが、特に目をひいたのは巨大な仁王像。アトリエでは、これから組み合わせていく寄木の状態でありましたし、精巧に作られた縮小版も実に見事な出来栄えでした。

私たちが普段拝み、信仰されている仏像がこのような過程で造られていくのかと、大変勉強になりました。大先輩のお寺を表敬訪問した二日目。お蔭さまで、大変充実した一日となりました。

写真1: 海洋堂フィギュアミュージアムにて
 赤いドラゴンがお迎え。前には、息子のちびドラゴン。

写真2: 護国寺悉地院
 伊吹山麓に在る古刹。蜩の声が鳴り響き、涼しい風がそよいでいました。

写真3: 中川大幹師のアトリエ1F
 この白木が寄せられ、巨きな仁王さまに成るのです。 
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7月末から、嫁のお義母さんが一週間ほどお寺に滞在されていた。普段、東京で高齢の祖母を介護されているお義母さん。息抜きになればと、お寺にお招きしました。

ちょうど息子の誕生日が重なり、お寺の皆さんと一緒にBBQをしたり、地元の温泉へ足を伸ばしたりと、楽しい親子交流の一時。加えて、普段できていない分しっかり親孝行しようと、一泊で出掛けることにしました。


向かったのは、滋賀県。琵琶湖に浮かぶ竹生島宝厳寺。私は今春訪れたばかりですが、他の家族は今回初めての参拝になります。長浜からフェリーに揺られること30分、竹生島に上陸しました。

c04b5dd4.jpg宝厳寺は、西国観音霊場 第30番札所ですが、実は、本尊に弁才天さまをお祀りする弁天信仰の聖地の一つ。弁才天は、音楽や学芸、福徳にご利益のある神様なのですが、一説によると実は非常に嫉妬深いのだとか…。
恋人や夫婦でお参りすると、その嫉妬心からよくない働きを為すことがあると聞いていたので、私と息子の男子チーム・嫁と義母の女子チームに分かれて参拝しました。

気にしすぎかもしれませんが、仏さまにだって作用副作用はあります。実際、昔の方はこんな風に男女別にお参りされたのだそうですよ。

70f96e9c.jpg参拝後、鮎づくしの昼食に舌鼓を打った後は、早めに宿に入りました。今回の目的は、親孝行もそうですが、皆でゆっくりのんびり過ごすこと。まさにぴったりの素晴らしい宿を見つけることができて、家族水入らず、贅沢な時間を過ごすことができました。

(小学生の息子は、動き足りずそわそわしていましたが、一晩DSを許可したら大人しくなりました。もともと聞き分けはいい方ですので)

写真1: 宝厳寺の唐門(国宝)

写真2: 湖畔より、朝靄に包まれる竹生島。
f599983d.jpg映画『いのちの食べ方(2005年 独)』を観賞しました。個人的に、以前から興味があった作品。日本でも数年前に話題になったので、ご覧になった方もおられることでしょう。

普段、何気なく私たちの食卓に上っているご飯やお料理。それらを生産する第一次産業の現場を、淡々と切り取った無声ドキュメンタリー映画です。

そこには、高度なテクノロジーに支えられた超大量生産、機械による無機質なオートメーションの行程、そして大量に収穫・屠殺されていく多くの命があります。

これが、人類の進化の形。大量の人口を支える為に作られた、英知の成果なのですが、その光景は時に美しく、時にそら怖ろしさを感じさせます。

f05b575d.jpg私たち人間も動物。他の生き物の「いのちをいただいて」我が身の糧にしていることは承知していましたが、赤裸々に公開された映像は、かなり衝撃的なものでした。

第一次産業に携わる方々にとっては日常の光景かもしれませんが、一僧侶として、改めていのちとは何か。いのちの尊厳について考えるよい機会になりました。

「いただきます」の意味をかみ締めることの出来る作品です。 


注意)屠殺処理などありのままに撮影されていますので、グロテスクな映像も含まれます。その点、ご理解して視聴されてください。
近頃、我が家のお気に入りスポットは、
名古屋市科学館!! 今春リニューアルオープンした最新設備の科学館です。

当初、嫁さんから「息子を連れて行ってあげたい」と提案されたのですが、正直、あまり乗り気ではありませんでした。興味なくリーフレットを手にとってみたら、そこには「極寒ラボ」「竜巻ラボ」「放電ラボ」の文字…。しかも、新設されたプラネタリウムは、内径35mで世界一の大きさとクオリティだとか。

…これは面白そうじゃないか!? 家族全員わくわくしながら、一路名古屋まで繰り出しました。

306333b8.jpgリニューアル直後とあって、やはり来場者は多め。人気の各ラボには整理券が必要で、かなりの時間並ぶ必要があります。2度目に訪れた際は、プラネタリウムの順番待ちをしたのですが、これが2時間超も掛かる大行列…。

いや~、あんなに並んだのは久しぶりです。市営ですが、来場者がとても多いのですから、ネット予約などもう少しお客さんの負担を減らすサービスを考えて欲しいものですね。

0d3e57ff.jpgともあれ、館内施設は充実していて、丸一日かけても遊びきることは出来ません。きっとまた遊びに来たくなることでしょう。

家族一緒に、遊びながら科学を学べる場所。小さいお子さんのいる家族連れには、ぜひお薦めです!!

名古屋市科学館のホームページは…、コチラ

写真1:竜巻ラボ
 竜巻を人工的に作るラボ。子供が入ったり、風船を飛ばしたり…。

写真2:放電ラボ
 稲光を人工的に作るラボ。この後、嫁さんの髪がすごいことに!?
142f821c.jpg某日、劇場で公開されているアニメ映画『手塚治虫のブッダ ~赤い砂漠よ!美しく~』を観賞しました。

マンガ界の巨匠 手塚治虫が10年掛けて描きあげた傑作と名高いこの作品。今回は、全日本仏教会の推薦ということで、関係筋からチケットを購入しました。

アニメだし、息子を誘って見に行こうかな。そう気楽に考えていたのですが、どうも息子が乗ってこない…。そりゃあ、ポケモンでもワンピースでもないけど、アニメだぜ! 観に行こうよ。と強く誘ったら、「うーん、実は僕、おしゃかさまとかブッダとかあんまり興味ないんだよね」と冷静なお言葉…。

そりゃそうだよね、小学2年生だもの(^-^;A では、またの機会にと、母親を誘って妻と3人で出掛けることにしました。

感想としては、今回は壮大な物語の序章といったところ。お釈迦さまの誕生から出家まで、要所を押さえて描いていますが、出番が少なくまるで脇役の様相。むしろ、シュードラ(奴隷階級)の少年を物語の主軸に据えることで、時代背景や差別問題について説いているように感じました。

噂に聞いていた残酷な描写も少なくなく、おそらく出血や津波のシーンなど、随分配慮して作られたのだろうなと察することしきり。これは、小2の息子を連れてこなくて正解だったかもしれません。もう少し大きくなってから、機会があれば観るとよいでしょう。

個人的には、お釈迦さまの生涯について再確認できたこともあったし、本題とも言える続きが気になるところ。続編も観賞したいし、機会があれば原作も読んでみたいと考えています。

巨匠 手塚治虫の「ブッダ」 興味のある方は、劇場でご覧いただくことができます。

 オフィシャルサイトは…、コチラ
 ※ 公開劇場をご確認の上、お出掛けください
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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