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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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17日、第56回 豊山流大師講全国奉詠大会が、愛知県名古屋市で開催されました。
隣県開催される全国大会とあり、常福寺では久々に参加することを決定。各グループにお声掛けしたところ、27名の講員さんが集まってくださいました。

27名と一口に言っても、それぞれのキャリアは異なります。ご詠歌を始めてまだ数年の新人さんから、すでに20年以上もご詠歌を学ばれている熟練の方々まで…。
大会の最初に、20年以上活動を続けている永年支部と講員さんを表彰される機会があり、配布されたプログラムにも、常福寺や参加された永年講員さん方の実名がしっかり掲載されていました。

ご詠歌の講員さん方は、お寺に足繁く通い、ほとけの教えを篤く学ばれている方々です。尊い菩薩行を20年以上も続けておられる皆さまに、心から敬意を表します。


今回の大会は、3月の東日本大震災を受け、その慰霊と復興をテーマに実施されました。
全国から集った講員さんの数は、1100名超!! 震災の被害が激しかった福島からも、数支部ご参加されていたようです。

まず、開会式と物故者慰霊の法要。この度の大震災を受けて書き下ろされた曲『国土安寧万霊供養和讃』が、会場に響き渡ります。
「嘆きは生死の海のように深い。人は無常の世を生きる…」全ての講員さん方が、祈るように鎮魂のご詠歌をお唱えされていました。

61dfa9be.jpg一般奉詠にて、常福寺・蓮勝寺支部の皆さんは、『大師講第三番御詠歌智水』をお唱えされました。
新人の皆さんは、人前で始めてお唱えされる方ばかり。新人も熟練者も同様に緊張されていましたが、本番では、多くの同信さんと共に素晴らしいお唱えをしてくださいました。


唱え終わった後は、どの講員さんも朗らかな恵比寿顔。緊張から開放されて、とてもいい笑顔をされていましたよ。

4e2c564c.jpg大会の最後は、復興への願いを込めた祈願法要。私も、ご詠歌指導者の一人として舞台に登りました。
この復興祈願の主役を飾ったのは、私もご縁が深い愛知仏教青年会の皆さま。このブログでもたびたび紹介している皆さんが、『六大響』『輪廻龍昇』などを演奏してくれました。

いや~、昨年から活動されている太鼓隊が、その腕前をますます上げてくれています。
修練を重ねた、一糸乱れぬ力強い太鼓。その響きと祈りは、館内に居られる1100名の講員さん方に確かに伝わりました。

常福寺支部として、久々に参加した全国大会。
閉会後、講員さん方は大須を散策したり、早めの夕食を頂いてから帰路につかれました。これもまたご詠歌の楽しみ。また機会を見つけて、皆さんと共に参加したいものです。
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昨年から、真言宗豊山派の若い僧侶たちが集まって活動を始めた『山詩水明(さんしすいめい)』。伊賀各所で開催したこれまでのライブ・コンサートは、常に満員御礼!! 聴衆の皆さまにも大変ご好評を頂いております。

H24 山詩水明 声明コンサートそして此度、昨年夏にコンサートを開かせて頂いた伊賀市文化都市協会さまから再びご依頼があり、今度は、より大きな会場でお唱えさせて貰えることになりました!

さらに今回は、初めてのコラボ企画!! ご縁を頂いて、尺八奏者 新田みかんさん・ピアニスト 大谷清文さんのお二人と、セッションいたします。

お二人は、今年の初夏に常福寺で実施された「ほたると今宵ひとときを」 にて、音楽コンサートをしてくださいました。
お二人の演奏に感銘を受けた私は、「いつか一緒にできればいいですね」と挨拶を交わしたのですが、有り難いご縁を頂いて、早速年明けにそのお話が実現することになりました。

いや~、まことご縁は不思議なものです。人と人が繋がってゆく素晴らしいご縁に感謝。今回は、私たちだけの出演ではありませんので、しっかりリハーサルに時間を割いてコンサートに望む予定です。

私たちの声明は、相手の音に合わせて変化させることが出来ませんので、一応私たちがメインで、新田さん大谷さんのお二人がそれに合わせて演奏してくださる予定。お二人は、本物のセッションマンですから、きっと素晴らしいコンサートになることでしょう。

いよいよ、今月末にチケットが販売になります。私ども『山詩水明』にとっても新しい挑戦!! 下記要領で行いますので、ぜひ聴きにいらしてください。

                 記

日 時: 平成24年1月29日(日) 午後3時 開演

場 所: あやま文化センター さんさんホール(325席)
      三重県伊賀市川井3370-29

代 金: 500円

予 約: 11月26日(土)チケット販売開始

チケット予約などお問い合せは…、コチラをご覧ください。
 全席自由席。なお、毎回満員御礼につき、チケット予約をお薦めいたします。
8日9日と、全真言宗青年連盟(全青連)第32回結集に参加してきました。
真言宗御室派(総本山仁和寺)が担当された今回は、「いのちに真言(まこと)の祈りを」がテーマ。全国から、若き333名の真言僧が広島に集まりました。

今回の目玉は、何と言っても日本三景の一つ“安芸の宮島” 厳島神社で法要を執り行うというものです。神仏習合が廃れて久しい昨今、厳島神社で多くの僧侶が拝ませて頂ける機会などそうありません。またとないご縁を楽しみに参加いたしました。

51a21ae4.jpg初日は、リーガロイヤルホテル広島で開会式と基調講演。末木文美士先生を講師にお招きして、「今、密教と問い直す」を演題に、過去の学者たちが唱えてきた密教に対する批判論とその系譜、密教の復権、密教をどのように受け止めるべきかなどをご講演いただきました。

真言僧という立場で精進しつつも、常に自分たちを見つめ直す作業を欠かしてはなりません。かねて自分も感じていた疑問点が挙げられていたので、興味深くしっかりと拝聴しました。

8f6cb471.jpg二日目は、早朝より厳島神社に移動。全真言宗の若手僧侶200名ほどが一緒になって、千僧供養法要をお勤めしました。今回は、お申込みが多数あった中、拝殿に入れる人数の関係で選考漏れした方もおられるそうです。

秋晴れの厳島神社に、厳かに響く大勢の真言僧たちの声明。法要後には、厳島神社より舞いと雅楽の奉納があり、しばし神仏習合の法悦に浸ることが出来ました。

個人的に、広島に訪れるのは小学校の修学旅行以来。豊山派寺院がないことから、多くの先輩友人たちも、初めて訪れた方が多かったように思います。

原爆ドームまで足を伸ばしてみましたが、原爆の犠牲となった大勢の御魂は、現在の日本の混迷をどのように感じ見つめているのでしょうか…。しばし、さまざまな思念が過りました。

全青連の結集は、真言宗全ての会派の若手僧侶が集う研鑽と懇親の場です。今回も貴重な講演を拝聴し、同門の僧侶や多くの仲間たちと懇親を深めることが出来ました。


写真1: 開会式の様子
 新調した、真言十八本山ご本尊のお軸を開眼しています。

写真2: 千僧供養法要の様子
 瀬戸内海に面した厳島神社。本殿に向かい、練り歩きました。
いま日本中で、これまで常識であった亡くなったらお墓に入る、先祖代々の墓を受け継ぎ護ってゆくという習慣が大きく変化しています。

少子過疎化の影響か、未婚・後継者の不在などによる絶家が多くなり、全国的に、先祖代々の墓ではなく、後を祀る者がいなくてもお寺が「永代供養」してくれる合祀墓が普及してきました。

常福寺でも、「永代供養」の必要性は10年来の懸案としてありました。これまで絶家などの理由で永代供養をお願いされた数は、十数件に及んでいます。


そしてこの度、機運が熟して、常福寺境内に永代供養塔(納骨墓)を建立する運びになりました。これによって、常福寺の檀信徒のみならず近在の皆さまにとって、お墓の後継者がいない方や、生まれ育った郷土で死後安らかに眠りたい方など、多くの皆さまの要望に答えることができます。

bd37c5f3.jpg5日、常福寺総代・責任役員・施工業者が一同に会して、起工式を執り行いました。諸仏地神にご挨拶して、永代供養塔の建立、工事の安全な進行をお願い申し上げました。


これから施工に入り、年を跨ぎ来春には竣工する予定です。工事期間中、大型車両などが境内に入ってくると思います。安全に充分注意して作業いたしますが、ご参拝の皆さまもどうぞお気をつけてお参りになられてください。
今年は、私が常福寺に入山して10年という節目の年。そして同時に、私たち夫婦が結婚10年を迎えた記念の年でもあります。

仕事の関係で数日遅れましたがが、先般、家族でお祝いをしてきました。


結婚記念日に、それぞれ別称があることは有名ですね。最初のうちは廉価で柔らかい日常品から始まり、徐々に高価で硬い貴重品に変わっていきます。

あまり聞きませんが、結婚10年は“錫婚式”というそうです。錫(すず)製品でもプレゼントしようか…と考えましたが、なかなか良い物が見付からない。結局お祝いに間に合わなかったので、プレゼントはまた何か別のものを考えることにしました。


お祝いの席で、私は妻に10年分の感謝を込めて「10のありがとう!」の言葉を記した手紙を、8歳になった息子にも「ママの好きなところ8つ」を書かかせて手紙と一緒に渡しました。すると、妻も同じ思考だったらしく、微笑みながら自分が認めた手紙をそっと差し出す。さながら、手紙交換会の様相になりました。

息子の書いた「ママの好きなところ8つ」はかなり傑作で、お祝いの席に多くの笑いをもたらしてくれました。2,3紹介したい処ですが、成長期の息子を気遣いこの場でお話することは控えておきます。

ともあれ、お蔭さまで結婚10年を迎えることが出来ました。妻に感謝、息子に感謝、私たちを取り巻く全ての方に感謝。感謝の気持ちを忘れず、これからも20年30年と歩んでいきたいものです。


 類似のブログ 『あれから10年…』は…、コチラ
  常福寺の副住職として歩んだ、この10年を振り返っています。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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