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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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87cf0b3b.jpg11日は、朝から雨が降りしきる悪天候。霊場会の歩き遍路にて、半身ずぶ濡れになりながら、上津方面7ヶ寺 16kmの行程を巡拝しました。
お参りしながらも、夜の天候を心配することしきり。


今晩は、7年目を数えるほたる観賞と音楽の集い「ほたると今宵ひとときを!」が、常福寺を会場に開かれます。
梅雨時の開催とあり、毎年天候には心配させられますが、夕刻にはからりと晴れ上がりました。正に、五大明王の威徳ここにあり! 実はこれまでも、毎年見事に天候が回復しているのです。

05aba359.jpg午後7時、ほたる観賞に先駆けて、まずはミニコンサート。今年は、尺八奏者の新田みかんさんと、ピアニストの大谷清文さんが演奏してくださいました。
愛媛出身の新田さんは、尺八を独学されたそうです。楽器から純和風を想像していたのですが、これが見事に予想を超えてくれました!

一曲目は、尺八×シンセサイザーに、お寺の梵鐘を合わせた曲。何でも、常福寺の梵鐘を見てから即興の曲を作られたそうです。

08bfcb6a.jpg他にも、子供たちに竹で作った“鶯笛”を吹かせて一緒にセッションしたり、「朧月夜」「茶摘唄」「故郷」「ほたるの光」といった定番の曲さえも、尺八とシンセの響きが科学反応を起こして、誠に素晴らしい音色を響かせてくれていました。

いや~、すいません。正直少し尺八を嘗めていました(汗)。あんなに様々な音が出るなんて…。お二人の演奏は、ユーモアや遊びがあって、即興のようでも、しっかりと聞かせてくれる。
まさに音を楽しむエンターテイメント!! 確かな実力があって出来ることでしょうね。お二人が音を楽しんでおられる素晴らしい演奏が、400人ほどの聴衆の耳を楽しませてくれました。

個人的に、この行事の素晴らしいところは、私たちお寺の人間が、ゆっくり座って演奏を聴くことができるところです。他の寺行事では、こうはいきませんから。主催されている住民自治会の皆さまに感謝です。

今年は冷夏のため、ほたるは時期的にまだ早いか…と心配していましたが、結構たくさん飛んでいたようです。関係者の努力によって、ほたるの数は数年前より目に見えて回復していると伺います。

暗闇の中を飛ぶほたるの幽玄な光…。川沿いの歩道のあちこちから、喜びと驚きの声が聞こえていました。

写真1:歩き遍路
 降り続いた雨も、最後のお寺に着くころ見事に晴れ上がりました!

写真2:境内の様子
 本堂前に聴衆が座ります。ゆっくり濃くなる夕闇。風情があります。

写真3:鶯笛(うぐいすふえ)で演奏
 地元の子供たちが演奏に参加! うちの息子も写っています。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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