三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺
お蔭さまで、41歳の誕生日を迎えました。
数えの42歳は、男子の大厄。42 =「死に」と読めるので不吉 と昔から聞きますが、出典はかなりあいまいなようです。
しかし、我が国では平安時代より脈々と信じ、受け継がれてきた慣習に違いありません。
42歳は、いわゆる人生の曲がり角。
心身が老い始め、社会的にも様々な役割を担ってゆく年齢です。
この節目に、心を整え、身を慎んで、諸事に取り組みたいものです。
さて常福寺では、毎年2月1日の夜に、厄除祈願(星供)をお勤め。地元のご老人たちの長寿お祝いと一緒に、厄年に当たる皆さまの厄祓いをしています。
今回私は、厄除けして頂く立場でしたが、普段通り法要に出仕。
菩提寺の副住職として、錫杖を鳴らして、太鼓を叩いて、心を込めて皆さまの厄除祈願をお勤めしました。
ところで、人伝に聞いたのですが、お坊さんのジンクスに「自分の厄は自分で払えない」というのがあるそうです。だから、どこか他の社寺にお参りしてしっかり厄祓いして貰いなさいという趣旨だとか。
それは結構なことですね。理由を聞くと確かに一理あります。
では、私が今回お勤めしたことは無効なのか?というと、決してそうではないと思っています。
この法要には、私一人でなく、大壇には住職が、そして参列いただいた在所の皆さまも一緒に、大きな声で 在家勤行法則、般若心経、観音経などをお唱えくださいました。
私は 心を込めて他の皆さまの分を、皆さまは 厄年に当たる全員(私も含まれる)のお祓いをそれぞれにお勤めくださったのだと解釈しています。
そう考えると、こんなに有り難い厄除けはありませんね。
厄落としも済ませました。皆さまの功徳を分けて頂いて、この一年無事に過ごせることを願っています。
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男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
真言宗豊山派のお坊さん
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