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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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19日20日、関西四国地区のご詠歌指導者が集う研修会がありました。
今回の会場は、滋賀県の長浜。隣県とあり、地元の詠秀仲間と一緒に参加して来ました。

滋賀の長浜は、いまNHK大河ドラマ『江』の主人公 江姫の出生地として注目を集める観光地です。集った仲間は、関西四国の各地より13人。講師に豊山流大師講詠監 福永智聖師をお招きして、半日みっちりとご指導いただきました。

福永師は昨年、自らのお唱えの成果として詠歌和讃集CD『声うるわしく 色 』と『唱えなん 空 』を発刊されました。私たち指導者全員、一人一人にご贈呈くださったその恩返しをしたいと、今回講師にお招きして親しく時間を過ごさせて頂きました。

f75459b0.jpg翌日は、長浜からフェリーに乗って、西国第30番札所 竹生島宝厳寺を参拝。
今回は特別に、普段一般の方は入ることのできない本堂や観音堂の内陣にて、お勤めや札打ちご詠歌などをお唱えさせて頂きました。

「月も日も 波間に浮かぶ竹生島 船に宝を積む心地して」

特筆すべきは、高知・善楽寺の若き尼僧 島田さんが金剛流の舞を修得しておられ、「楊柳」の唱えに舞を披露してくれました。竹生島は、観音霊場であると同時に、芸事を司るほとけ「弁財天」を祀る島としても有名です。随喜の言葉通り、得難い法楽に立ち逢えた歓びを頂けました。

93b360d1.jpg個人的には、長浜は幾度も訪れている土地です。しかし今回竹生島で得た体験や、同じ指導者の方々と深めた親睦は、今後のご詠歌指導者としての活動に素晴らしい糧になっていくことでしょう。


尚、今回の講習会に当り、日頃から大変お世話になっている大先輩 悉地院の安田学臣さまに幹事として大変お世話になりました。微に入り細に入りのお気遣い。この場をもって御礼申し上げます。ありがとうございました。

真真1:フェリーより、竹生島を望む
 写真は別の日のもの。当日は、残念ながら花冷えの曇天でした…。

写真2:観音堂唐門(国宝)前にて
 参拝後に記念撮影。あれ、安田さんだけ入ってないぞ~!
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今月1日は、ご詠歌の教区検定。総本山長谷寺にて、先輩の大河内さんと共に検定員を勤めてきました。30余名の講員さん方は、皆一生懸命にお唱えされていました。

その翌日からは、関西四国地区のご詠歌指導者で行う講習会。会場が高知の室戸とかなり遠方でしたが、初めての試みなのでぜひ参加したいと、ひとり伊丹空港から飛行機で駆けつけました。
 
「阿国大滝嶽に登りよぢ、土州室戸に勤念す。谷、響を惜しまず。明星来影す。」
 
高知の室戸は、宗祖弘法大師にゆかりのある霊地です。講師に地元の中島泰顕師をお招きして、若き日に虚空蔵求聞持法を修されたという御厨人窟や、明星来影寺に立つ巨きな青年大師、練行に遍路の打ち納めなど、地元に纏わる曲のご指導と解説を頂きました。
 
2f5a3005.jpg c403a4d5.jpg






中島先生や同じ詠秀の皆さんと懇親を深めたその翌日は、霊場参拝となります。青年大師像や御厨人窟、室戸三山(最御崎寺、津照寺、金剛頂寺)をお参りして、各所でご詠歌をお唱えさせて頂きました。同行に高知の先生方がおられたので、行き会う地元の方々からより厚いご接待を頂いたように感じます。
 
fe1e99ce.jpg個人的には、室戸には二月前にお遍路で訪れたばかり。地元の方々から団体参拝では伺えない貴重な話を聞き、また各所をゆっくりお参りさせて頂きました。一年に二度も、遠方のお大師さま縁の霊跡をお参りできたことは正に僥倖でありました。


尚、清瀧寺の大先輩 伊東先生、善楽寺の島田さんには、今回たいへんお世話になりました。空港から室戸までわざわざ車でご送迎くださったり、今回の講習会の幹事をお勤め頂いたり…。この場をもって御礼申し上げます。ありがとうございました。

写真1、2:室戸の青年大師像
 室戸岬に立つ巨大なお大師さま。その巨きさがよく分かるでしょうか?
 
写真3:第26番 最御崎寺
 大学の同級生が住職を勤める古刹。先の団参では、お世話になりました。
西国三十三所観音霊場が、中興花山法皇の壱千年御遠忌に当り展開していた結縁御開帳。全札所寺院が、2年に亘り本尊さまを順次御開帳して、参詣者一人ひとりとご縁を結んで頂くという特別な催しが、昨日結願を迎えました。

結願法要の会場は、私どもの総本山である、第八番札所 大和長谷寺。観音信仰の根本霊場と言われる花の御寺に、西国霊場の全寺院の住職方が一同に会して、厳かな法要が営まれました。

ad262904.jpg私は、関西・四国方面から選出された御詠歌職衆の一人として、その法要に参加させて頂きました。ありがたい仏縁を頂けたことに、まずは感謝。さらには、法要の最後に「長谷寺和讃」などの詠頭を唱えさせて頂くことが出来ました。
普段、幾度もお唱えしている曲であっても、状況が変わると普段通りにはいかないものです。緊張したのか珍しく手汗をかいてしまい、鈴鉦さばきが少しやり難くて困りました。

71dade6a.jpgさらにこの法要には、豊山派仏教青年会から千響のメンバーが30名ほど駆けつけ、大迫力の太鼓の音声を初瀬の山々に響かせていました。
一糸乱れぬその見事な演奏は、サントリーホールの興奮をそのままに、お参りの方々だけでなく各札所寺院の方々にも感動を与えたことでしょう。
本尊十一面観音さまも、まさに慈目視衆生。結願法要に相応しい素晴らしい内容に、きっと目を細めておられたことと思います。

五月晴れの好日。とてもありがたい体験をさせて頂きました。

写真1:御詠歌職衆で記念撮影
写真2:観音堂外舞台に対合する仏青職衆
26日、ご詠歌の奈良教区奉詠大会に出仕してきました。

第36回 奈良教区奉詠大会こちらは、教区主催の発表会。36回大会が、宇陀市文化会館・かぎろひホールを会場に開催されました。奈良県・三重県の13支部、24組202名の講員さん方が、この日のために練習した成果を、また日頃の研鑽を披露されました。

この会場で行うのは、昨年に引き続き2回目。昨年の経験もあり、準備や打合せはスムーズに進みました。使い勝手のよさは分かっていましたので、昨年の反省を活かし、よりよい運営が出来たと思います。

福永先生今回は、お二人の来賓をお招きしました。
豊山流大師講詠監 福永智聖 先生と、滋賀より安田学臣 詠秀。私たち奈良教区は、10年ほど前に長谷寺で、福永先生に数年に渡りご詠歌の指導をして頂いていたご縁があります。
久しぶりにお会いする先生の姿。古くからご詠歌をされている講員さんは、とても懐かしかったことでしょう。大会の最後にご指導を頂くと、皆さん先生のお唱えに聞き入っておられました。

2回目を迎えた宇陀会場。皆さま素晴らしいお唱えを響かせてくださいましたが、個人的には大きな反省点がありました。年度末で、多忙だったことは言い訳になりません。本分を忘れず、同じ過ちをしないよう強く自戒せねばなりません。
右腕を骨折して、最初の試練。それはすぐにやってきました。
人生初めてのギブスに慣れる時間もなく、翌日には長谷寺でご詠歌の講習会。40数名の講員さん達の前で、一日講師を勤めてきたのです。

なにせ急だったものですから、代役の立て様もありません。家族には「事情を説明してお休みすれば?」と優しい言葉をかけられましたが、それは大勢の講員さん方に前日キャンセルを告げることを意味します。しかも今回は、検定前の大切な講習会。検定を受けられる講員さん方からは、事前にこの曲を教えて欲しいと何曲かリクエストも受けています。とても休講にすることはできませんでした。

選んだ選択は、片腕で講習を行うこと。前日から左手で、慣れない右手の所作や、キーボードの練習に励んだ結果…、講習会は無事に終了。課題曲も、難しかった右手の所作も、左手のみでなんとか指導することが出来て、講習後には講員さん方から温かい拍手まで頂戴しました。

骨折後の最初の試練を、無難に乗り越えました。片腕でもなんとかなる!と少し自信が湧いてきましたように思います。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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