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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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4回目を迎えた四国遍路。今回は、9月27日~29日にかけて愛媛の19ヶ寺をお檀家さん方と一緒にお参りしてきました。

参拝した3日間は、すっきり晴れた絶好のお参り日和!! 雨天候が続くなか、巧く晴れ間を縫ってお参りすることができました。毎回、この巡拝団は天候に恵まれています。皆さまの善行の賜物ですね。

今回は、菩提の道場 伊予国。諸般の事情で、第60番 横峰寺から逆打ちする行程になりました。
横峰寺は、先の台風12号によって参道が崩れ、一週間ほど入山することができない状態にあったそうです。険しい山道には、あちこちに土砂崩れや流木の痕が…。今は無事復旧され、お参りに支障はありませんでしたが、その被害の大きさに嘆息するのみでした。

c2ae5d28.jpg今回特筆すべきは、第51番 石手寺でしょうか。お遍路の縁起となる伝説の人物 衛門三郎のお話は、四国ではとても有名です。寺宝館で件の「玉の石」を拝見。はぁ、赤子の手にはちょっと大きすぎるような…。今回も参加者全員で、往路バスの中で練習してきた玉の石のご詠歌をお納めしてきました。

95e921a6.jpg逆打ちとなった今回は、第46番 浄瑠璃寺で打ち納め。ご詠歌の同信である岡田融信さんが、温かく我々をお迎えしてくださいました。こちらのご老僧 岡田章敬先生は、玉の石ご詠歌など四国の名曲をたくさんお作りになられた方。御年94歳ながら壮健で、納経所で毎日のように筆をとっておられるそうです。

遠路見知らぬ土地に来て、ご縁のある方に再会できるのも遍路の喜び。ありがたいご接待を頂戴して、檀信徒の皆さんも感激されていました。この場をお借りして、御礼申し上げます。ありがとうございました。

第5回の巡拝は、皆さまの熱い要望を受け、急遽11月末になりました。次回は、いよいよ満願を迎えます。

写真1: 第51番 石手寺
 遍路屈指の名刹。歴史ある伽藍に、たちこめる線香の煙。いいお寺です。

写真2: 第46番 浄瑠璃寺
 緑溢れる境内は、一年を通してさまざまなお花が彩るそうです。
 仏足石や仏手華判・だっこ大師など、体験型の荘厳が印象的でした。


 衛門三郎のお話を知りたい方は…、コチラをご覧下さい。
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伊賀四国霊場会が、開創150周年記念事業の一つとして実施している歩き遍路。二巡目となる今年は、11月に高野山に御礼参りを予定しています。
今回はその下見として、実行委員会の若手数名で高野山を参拝してきました。

3094fbd1.jpg高野山金剛峯寺は、宗祖弘法大師が開創された真言密教の根本道場。しかし、分派である私たち真言宗豊山派は新義(しんぎ)に属し、中興祖 興教大師覚鑁(かくばん)上人が高野山を下山された歴史から、高野山とは少し縁遠くなっているのが現状です。


豊山派の僧侶として必要な修行・行法は、総本山長谷寺や、音羽護国寺にある宗務所で全て事足りる。もちろんお遍路の御礼参りなど、これまで幾度がお参りしたことはありますが、長く滞在したり、そこで修行をした経験は全くありません。

いわば全くの素人。しかし、霊場会には古儀(こぎ)のお寺さんも多くおられるので、勉強させて頂ければと日程調節して参加しました。

今回ご活躍されたのは、以前ブログに登場した石原了文師。師は、修行時代を含み高野山でなんと12年お勤めされた経歴の持ち主。いわば表も裏も知り尽くしている訳で、道中、普通にお参りしては伺えない貴重な話をたくさん聞かせてくださいました。

d6bd9e67.jpg一の橋から墓所を歩き、奥の院を参拝。昼食後に、大師教会本部にて菩薩戒を授かる。その後、根本大塔・金堂・金剛峯寺を続けて参拝。
最後は、塔頭 総持院でありがたくも上綱 宮田永明師と面談させて頂き、院内を直接ご案内して頂く機会を得ました。


普段お参りする際はあっさりしたものですが、今回は、丸一日 高野山を満喫することが出来ました。
トリビアをたくさん吸収して、気分はにわか高野山通。祖山信仰を考え直す貴重な一日となりました。

写真1: 御廟の橋より、奥の院を望む
写真2: 大伽藍へ、蛇腹の道を進む
休日を利用して、家族サービス。
今回は、キッザニア甲子園にやってきました!!

家族二人はすでに体験済みですが、私は今回が初めて。以前から興味を持っていたので、わくわくしながら入国しました。

fe1cb268.jpgキッザニアは、子供がいきいきと働く夢の国。衣装や店舗、機材も本格的に作られており、子供たちは、大人さながら消防士・パイロット・新聞記者・パン職人・漫画家などのざまざまな職業を体験して、キッザニア独自の通貨(キッゾ)を受け取る。
それを使って、銀行口座を開設したり、運転免許証を取得したり、買い物や習いごとをすることが出来ます。

f0667ffb.jpgいやー、本当によく出来ています。「リアルな社会体験を通じて、未来を生き抜く力を育てる」の言葉通り、子供たちは真剣に“ごっこ遊び”をすることによって、さまざまな職業を見習い体験していく。
どんどん働いて、自分でお金を貯めて、たくさんの経験を積んでいく訳です。

半日国内にいましたが、付き添いの親御さん達の休憩所もちゃんと用意されているし、入場制限もあるので、混むことも全く苦ではありませんでした。

子供たちが主役の国。小学生くらいのお子さんがいる家庭には、ぜひお薦めのスポットです!!


写真1: 消防士を体験
 ちゃんと消防車で出動するんですよ。写真は、消火活動の様子。

写真2: 警察官を体験
 街をパトロールして事情聴取。珍しくリーダーになっているみたい。


キッザニアの公式ホームページは・・・、コチラ
 東京(東)と甲子園(西)の二箇所にあります。 
7日、豊山仏青ホームページ 新企画の取材のために、京都は長岡にある乙訓寺(おとくにでら)を訪れました。

14e8bf9e.jpg乙訓寺は、かつて宗祖弘法大師が別当として住居された、真言宗豊山派が誇る古刹。日本仏教の巨星 空海(弘法大師)と最澄(伝教大師)が始めて対面した他にも、早良親王幽閉など、幾度か歴史の表舞台に上がったお寺です。

b7ec850d.jpgそして、乙訓寺のご住職 川俣海雲師は、実は私の大学時代の同級生。同郷初瀬で少年時代を過ごし、一年間大学の寮の同室で寝食を共にし、長谷寺でも駆け出しの僧侶として一緒に修行した仲間です。


大学卒業後はご無沙汰しておりましたので、今回は久々の再会。ありがたいご縁を頂いて、懐かしく旧交を温めることができました。

c450ad37.jpg公私ご多忙の中、ゆっくり時間を取って頂き、インタビューの後もわいわいと談笑。秘仏本尊 八幡弘法合躰大師はさすがに叶いませんでしたが、憂愁の毘沙門天(国重文)や本堂の内拝、寺宝什物の数々をたっぷり拝観させて頂くことが出来ました。

尚、今回は地元の真言僧 石原了文師(高野山真言宗)に同行して頂きました。師は、私と同じ在家(一般家庭)の出身。平素から社寺仏閣を巡り、神仏を篤く崇拝されている勤皇僧であります。今回のお誘いを快諾くださり、雑務をお願いした他、道中さまざまな談義に花を咲かせることが出来ました。

二人の真言僧と談義し友好を深めた、素晴らしい一日となりました。

現在 乙訓寺は、二千株の牡丹が咲く花のお寺としても有名です。
 詳しくは…、コチラをご覧ください。 
常福寺には、ご詠歌を共に学ぶ仲間として、現在51名の講員さんがおられます。51名全員が一緒にお唱えする機会は少なく、普段は、各地区・世代・熟練度に応じて小さなグループに分かれて練習しています。

それぞれのグループには、名前が付いています。

「ひまわり」「あじさい」
これはきっと、練習を始めた季節のお花

「弥生会」
こちらは、練習を始めた月でしょうか?

「蓮花会」
これは、そのままお寺(兼務寺院)のお名前

1年前、新しくご詠歌を始めた皆さんが、自分たちの会の名前を考えておられました。常福寺がある地元の若いグループ。先ほどの様に、季節のお花、月など色々アイデアを練りましたが、なかなか良いものが決まりません。

私は、少し思案してから「なごみ(和)」という会名を提案してみました。
「和」という字は、仏教において、とても大切な文字です。

「和合衆(わごうしゅう)」
これは、仏道修行者の集まりを指す言葉。

「和顔愛語(わげんあいご)」
和やかな顔で、優しい言葉で話しかける。最も簡単にできる布施の一つ。

「和をもって尊しとなす」
仏教に篤く帰依した聖徳太子、有名な十七条憲法の第一。

そして奇しくも、私の名前「和光」にもその文字が入っています。

常福寺の地元で、副住職が一から指導しているご詠歌のグループ。結局この案が採用され、講員さん方にも「いい名前を付けて頂いた」と、快く受け入れて貰うことができました。

05c9d5f9.jpg「なごみ」の皆さんも、練習を始めて早2年が経過しました。さまざまな曲を学び、順調に上達されているところ。この秋には、都合のつく方のみですが、一緒に全国大会に登壇しようと話し合っています。


「なごみ」だけでなく、ご詠歌を学ばれている講員の皆さんは、常日頃から仏教のさまざまな智慧を学んでくださっているいわば篤信の方々。お寺にとって、とても大切な存在なのです。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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