三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺
前記ブログにある通り、只今放送中のNHK大河ドラマ『江』のタイアップイベントとしてご縁を頂いた、柴燈護摩を実施します。
(詳しくは、前回のブログをお読みください)
霊場会の仲間と共に、滋賀県長浜市まで出張して厳修いたします。伊賀から駆けつけて頂くには少し遠いですが、お近くにお住まいの方はぜひお越しください。お待ちしております。
記
日 時: 平成23年12月3日(土) 午後2時 法要開始(予定)
場 所: 滋賀県長浜市 「江・浅井三姉妹展覧会」 駐車場
公式ホームページは…、コチラ
問合せ: 「江・浅井三姉妹展覧会」実行委員会 事務局
電話 0749-63-5341
以上
(詳しくは、前回のブログをお読みください)
霊場会の仲間と共に、滋賀県長浜市まで出張して厳修いたします。伊賀から駆けつけて頂くには少し遠いですが、お近くにお住まいの方はぜひお越しください。お待ちしております。
記
日 時: 平成23年12月3日(土) 午後2時 法要開始(予定)
場 所: 滋賀県長浜市 「江・浅井三姉妹展覧会」 駐車場
公式ホームページは…、コチラ
問合せ: 「江・浅井三姉妹展覧会」実行委員会 事務局
電話 0749-63-5341
以上
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真言宗豊山派には修験の要素が無いため、門外漢の私ですが、ご縁を頂きこれで5年ほど説戒(法要の説明)を勤めさせて頂いています。
今春には常福寺で、伊賀四国霊場 開創150周年記念開白法要として柴燈護摩が厳修され、この処すっかりご縁が出来た感があります。
そして今度は、霊場会の仲間と共に、12月に滋賀でも柴燈護摩を厳修することになりました。
小谷寺は、浅井家三代の祈願寺として由緒ある古刹。今回は、只今放送中のNHK大河ドラマ『江』のタイアップイベントとして、大きく柴燈護摩をお勤めして欲しいとのことでした。
私たちの活動に逸早く注目してくださってのご依頼。霊場会の仲間と相談したところ、皆の予定も付きそうなので依頼を受ける事に…。
そして24日、霊場会の先輩と一緒に、会場下見に行ってきました。
うん、柴燈護摩を厳修するには充分な広さ。博覧会は、平日にも関わらず大型バスの出入り激しく人波がとても多い。
法要当日は、最終イベントということでさらに多数のご参加を見込んでいるようです。大勢の観衆の前でお勤めする柴燈護摩。いいですね。テンションが上ってきます!!
観光協会の皆さまのご好意で、館内にも入場しました。大河ドラマ『江』の時代背景や、撮影に使用された衣装・小道具、出演された俳優陣のサインなどが展示されています。…これは、なかなか楽しいですよ!
最後には、柴燈護摩の際にお焚き上げをする“護摩木”を記入する所があって、そこには主演の上野樹里さんを始め、向井理さん、時任三郎さんなど俳優陣の名前が…。これは凄い!向井くんなんて、当代一の人気俳優じゃないですか!? ミーハーな私は、一人盛り上がってしまいました。
門外漢のため、柴燈護摩の内容にはタッチしない私。微力ですので、参加する皆さんの状況をマネージャーのように管理したいと思います。柴燈護摩まであと一月あまり。色々準備を進めてしていく必要があります。
写真1:近隣寺院 柴燈護摩の様子
写真2:小谷寺
写真3:江・浅井三姉妹博覧会 入口
柴燈護摩の様子を知りたい方は…、コチラ
今春実施した、伊賀四国霊場開創150周年 開白法要。
ブログの後半部分で詳しくご覧いただけます。
ある時、一人の少年が大人たちに訪ねました。
「ねぇ、心ってどこにあるの?」
ある大人は答えました。
「心は、脳にあるんだよ。ひとは、脳でものごとを考え判断する生き物だからね」
すると、別の大人たちが言いました。
「いや、心は心臓(ハート)にあるんだ」
「違うよ、体の血肉・骨・臓器全てに心は宿っているんだよ」
大人たちのそれぞれ違う回答に、少年は困ってしまいました。
どの大人の言葉にも説得力がある。でも何か足りないような気もする…。
最後に、これまで口を開かず黙って話を聞いていた一人の青年が答えました。
「私は、心は、人と人との間に存在するのだと思います。生まれてからずっと一人だけでいたら、そこに心は生まれないでしょう」
その言葉を聞いた大人たちは、一様にうなずき感心しました。
最初に質問した少年も、ようやく、にっこり満足げな表情を浮かべました。
これは、豊山仏青WEB委員会での会話を元に起こしたお話です。
先に開かれた恒例のWEB委員会&スキルアップ講習会、そして懇親会などで、私よりも一回りも若い委員さん達と交流して、さまざまなことを学ばせて貰っています。
今の若いお坊さんは、勉強熱心ですよ!! WEB委員会の仲間も、ホームページ編集だけでなく、布教やご詠歌、太鼓など。僧侶として、自分の関心があるさまざまな分野の勉強に励んでくれています。
「心は、人と人の間に存在する」
この言葉を聞いて、私ははっとしました。確かに、自分勝手にワガママに振舞っている状態は、心があるとはいえない。犬猫や畜生と変わらず、本能のままただ生きているだけです。
人を思いやる心、人の痛みが分かる心、人を愛する心…。もちろん正の感情だけでなく、嫌悪や不快、嫉妬、怒りなどの負の感情も含めて、全て自分と起因となる人(存在)があって生まれることでしょう。
正しい心を持つとは、人を気遣い、人に優しく、人の痛みを知ること。仏教の教えは、和顔愛語を始め、己自身を見つめ直すことによってよりよく生きていける、無理なく清々しい気持ちで生活できる智慧が説かれています。
忙しいという字は、「心を亡くす」という文字の組み合わせです。私も、バタバタ忙しく仕事をしていると、ついイライラと神経質になってしまうことがあります。どこか一人きりで仕事をしているならいいでしょうが、毎回それに付き合わされる家族はたまったものじゃありませんね。慌しくとも腹立たしくとも、心を亡くさないでいることが大切です。
これは人間だけに出来ること。簡単ではありませんが、きっと多くの皆さんは、すでに実践されていることでしょう。私のように、少しでも心当たりがある一部の方々、これから正しい「心」を亡くさないように頑張って生きてみませんか?
「ねぇ、心ってどこにあるの?」
ある大人は答えました。
「心は、脳にあるんだよ。ひとは、脳でものごとを考え判断する生き物だからね」
すると、別の大人たちが言いました。
「いや、心は心臓(ハート)にあるんだ」
「違うよ、体の血肉・骨・臓器全てに心は宿っているんだよ」
大人たちのそれぞれ違う回答に、少年は困ってしまいました。
どの大人の言葉にも説得力がある。でも何か足りないような気もする…。
最後に、これまで口を開かず黙って話を聞いていた一人の青年が答えました。
「私は、心は、人と人との間に存在するのだと思います。生まれてからずっと一人だけでいたら、そこに心は生まれないでしょう」
その言葉を聞いた大人たちは、一様にうなずき感心しました。
最初に質問した少年も、ようやく、にっこり満足げな表情を浮かべました。
これは、豊山仏青WEB委員会での会話を元に起こしたお話です。
先に開かれた恒例のWEB委員会&スキルアップ講習会、そして懇親会などで、私よりも一回りも若い委員さん達と交流して、さまざまなことを学ばせて貰っています。
今の若いお坊さんは、勉強熱心ですよ!! WEB委員会の仲間も、ホームページ編集だけでなく、布教やご詠歌、太鼓など。僧侶として、自分の関心があるさまざまな分野の勉強に励んでくれています。
「心は、人と人の間に存在する」
この言葉を聞いて、私ははっとしました。確かに、自分勝手にワガママに振舞っている状態は、心があるとはいえない。犬猫や畜生と変わらず、本能のままただ生きているだけです。
人を思いやる心、人の痛みが分かる心、人を愛する心…。もちろん正の感情だけでなく、嫌悪や不快、嫉妬、怒りなどの負の感情も含めて、全て自分と起因となる人(存在)があって生まれることでしょう。
正しい心を持つとは、人を気遣い、人に優しく、人の痛みを知ること。仏教の教えは、和顔愛語を始め、己自身を見つめ直すことによってよりよく生きていける、無理なく清々しい気持ちで生活できる智慧が説かれています。
忙しいという字は、「心を亡くす」という文字の組み合わせです。私も、バタバタ忙しく仕事をしていると、ついイライラと神経質になってしまうことがあります。どこか一人きりで仕事をしているならいいでしょうが、毎回それに付き合わされる家族はたまったものじゃありませんね。慌しくとも腹立たしくとも、心を亡くさないでいることが大切です。
これは人間だけに出来ること。簡単ではありませんが、きっと多くの皆さんは、すでに実践されていることでしょう。私のように、少しでも心当たりがある一部の方々、これから正しい「心」を亡くさないように頑張って生きてみませんか?
常福寺がある三重県伊賀市は、忍者の故郷として有名。服部半蔵や百地三太夫など、歴史小説に登場する有名な忍者を多く輩出していますし、近年では、忍者装束で街を歩く『忍者フェスタ』なるお祭りも盛況のようです。
これからの季節、そんな伊賀では盆地のため朝晩によく「霧」が発生します。
晴れた冬の日などに、地表から熱が放出されて地面が冷える。その冷えた地面が、地表に接している水蒸気を多く含んだ空気を冷やすことで霧が発生するのだとか。
特に朝方など、本堂を開けて境内に出ると、一面、乳白色の霧の世界が広がっていることがよくあります。とても幻想的な情景を、巧く映像に残せないかと試行しましたが、私の技量ではなかなか難しい。
![fc3dcf5c.jpg](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/d3a5fc7bfd6d3c4602924d8f6933a391/1319501901?w=150&h=112)
![b9f0c313.jpg](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/d3a5fc7bfd6d3c4602924d8f6933a391/1319501953?w=150&h=112)
今回同じアングルで撮影してみましたので、ちょっと比べてみてください。少しでも雰囲気が伝わればよいのですが…。
そう言えば、真田幸村に仕えた“真田十勇士”の中に霧隠才蔵という忍びがいましたね。猿飛佐助と並んで人気のある架空の人物ですが、調べてみると、伊賀忍者の頭領 百地三太夫の弟子となっています。やはり昔から、伊賀は霧が深い土地だったのですね。
幻想的な霧も、外出の際には視界を妨げる悪条件になります。朝晩に車を運転される皆さま、運転には充分お気をつけください。
これからの季節、そんな伊賀では盆地のため朝晩によく「霧」が発生します。
晴れた冬の日などに、地表から熱が放出されて地面が冷える。その冷えた地面が、地表に接している水蒸気を多く含んだ空気を冷やすことで霧が発生するのだとか。
特に朝方など、本堂を開けて境内に出ると、一面、乳白色の霧の世界が広がっていることがよくあります。とても幻想的な情景を、巧く映像に残せないかと試行しましたが、私の技量ではなかなか難しい。
今回同じアングルで撮影してみましたので、ちょっと比べてみてください。少しでも雰囲気が伝わればよいのですが…。
そう言えば、真田幸村に仕えた“真田十勇士”の中に霧隠才蔵という忍びがいましたね。猿飛佐助と並んで人気のある架空の人物ですが、調べてみると、伊賀忍者の頭領 百地三太夫の弟子となっています。やはり昔から、伊賀は霧が深い土地だったのですね。
幻想的な霧も、外出の際には視界を妨げる悪条件になります。朝晩に車を運転される皆さま、運転には充分お気をつけください。
私が住職を兼ねている蓮勝寺(伊賀市上郡)は、依那古仏教団という組織に属しています。地元にある9つの寺院が集い、全仏教でさまざまな教化活動を共に行う。その活動の一つに物故者法要があります。
この一年間にお亡くなりになられた方々を、仏教団のお坊さん達が総出でご廻向する。会場となる寺院は、持ち回りの当番制。今回は、浄土真宗のお寺さんが会場となりました。
普段、真言宗のお寺で拝むことは多いですが、同じ仏教とはいえ、他宗のお寺で拝むことはまれです。
特に、真宗寺院の特徴である、金に彩に彩色された豪華な本堂は新鮮でした。真言宗の寺院、中でも歴史あるお寺はどちらかと言えば古びた、シックな構えの寺院が多いものです。
しかし、お寺は仏さまがおられる浄土を再現したもの。古来仏教は、金に錦に派手派手でゴージャスな荘厳が基本だったのです。
金色の豪華な本堂もいいですね!! そこに座しているだけで、自然とテンションが高くなります。
今回、会場は真宗寺院でしたが、法要そのものは真言宗の形式で行われました。ご縁を頂き、若輩ながら経頭を拝命。申し合わせで、本尊阿弥陀如来の御宝号のみ、会場に即して「南無阿弥陀仏」とお唱えすることになりました。
普段私たち真言僧侶は、「オン アミリタ テイゼイカラウン」と仏さまの功徳を讃える真言(マントラ)をお唱えしているので、幾分勝手が違います。練習なし、聞き覚えでお唱えした「なぁーむあーみだー(ぶ)」の御宝号。果たして、巧くお唱えできたのでしょうか!?
宗旨が異なり、参詣された皆さまもおそらく新鮮な思いでお聞き頂いたお経。法要後には、会場寺院のご住職さまが法話をしてくださいました。
「今年の物故者は、仏さまの世界の同級生のようなもの」
「お葬式は、人間だからするんだよ。一人の人間の最後を飾る儀式じゃないか」
この仏教団の活動は、学ばせて頂くことが大。今回も、大切な法要に参加させて頂き、また浄土真宗の教えに触れる素晴らしい機会を頂けました。
写真:伊賀市下郡 法專寺さま 本堂
この一年間にお亡くなりになられた方々を、仏教団のお坊さん達が総出でご廻向する。会場となる寺院は、持ち回りの当番制。今回は、浄土真宗のお寺さんが会場となりました。
特に、真宗寺院の特徴である、金に彩に彩色された豪華な本堂は新鮮でした。真言宗の寺院、中でも歴史あるお寺はどちらかと言えば古びた、シックな構えの寺院が多いものです。
しかし、お寺は仏さまがおられる浄土を再現したもの。古来仏教は、金に錦に派手派手でゴージャスな荘厳が基本だったのです。
金色の豪華な本堂もいいですね!! そこに座しているだけで、自然とテンションが高くなります。
今回、会場は真宗寺院でしたが、法要そのものは真言宗の形式で行われました。ご縁を頂き、若輩ながら経頭を拝命。申し合わせで、本尊阿弥陀如来の御宝号のみ、会場に即して「南無阿弥陀仏」とお唱えすることになりました。
普段私たち真言僧侶は、「オン アミリタ テイゼイカラウン」と仏さまの功徳を讃える真言(マントラ)をお唱えしているので、幾分勝手が違います。練習なし、聞き覚えでお唱えした「なぁーむあーみだー(ぶ)」の御宝号。果たして、巧くお唱えできたのでしょうか!?
宗旨が異なり、参詣された皆さまもおそらく新鮮な思いでお聞き頂いたお経。法要後には、会場寺院のご住職さまが法話をしてくださいました。
「今年の物故者は、仏さまの世界の同級生のようなもの」
「お葬式は、人間だからするんだよ。一人の人間の最後を飾る儀式じゃないか」
この仏教団の活動は、学ばせて頂くことが大。今回も、大切な法要に参加させて頂き、また浄土真宗の教えに触れる素晴らしい機会を頂けました。
写真:伊賀市下郡 法專寺さま 本堂
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男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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