忍者ブログ
三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
[25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30]  [31]  [32]  [33]  [34]  [35
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

新年度を迎え、気分一新! 2つの役職から離れ、少し肩の荷がおりた心地です。
予定が空いたので、息子の春休みと休日を利用して家族サービス。所用も済ませながら、いくつか社寺参拝をしてきました。

言うまでもなく、奈良・京都は歴史と伝統ある社寺の宝庫! 今は縁あって三重県民になりましたが、どちらも車を少し走らせれば十分日帰りで行ける距離です。奈良に住んでいた頃は、いつでも行けるとつい後回しにしていましたし、寺坊の勤めもあってそうお参りできる機会もありませんでした。今回は、家族を案内しようと出掛けました。

b9f74609.jpg0f5ad3f9.jpg





訪れたのは、云わずと知れた総本山長谷寺に、吉野の蔵王堂(金峯山寺)、京都の六角堂(写真1)・神泉苑(写真2,3)などなど…。よく見知ったお寺もあれば、話しに聞いていた初参拝の場所もあります。それぞれの縁起については、リンクしてありますのでそちらをご参照ください。

c4a22c1f.jpg息子にとっては、たいくつな外出だったかもしれませんが、門前町のおだんごを物色したり、池の鯉にエサをあげたり、それなりに満喫していた様子。お蔭さまで、息子もこの春 小学3年生になりました。


健やかに成長している喜びと共に、家族でこうして一緒に出掛けてくれるのも何時までだろう?という寂しさも覚えます。日々、限りある貴重な時間を過ごしていることを再確認しました。



PR
3日、常福寺の会式(本尊御開帳日)に、境内に建てた永代供養塔「久遠宝塔」の竣工式を執り行いました。

常福寺 久遠宝塔例年ですと百花繚乱のよい時節ですが、今年は寒が強く、桜の蕾もまだふくらみ始め…。さらには当日、爆弾低気圧なるものが発達して、午後から台風のような強い風が吹き荒れると予報がありました。


ありがたいことに、毎回、常福寺の寺行事は天候に恵まれるのですけどね。今回は「私が何かよくないことでもしてしまったか!?」と日頃の行いを反省しましたが、後悔先に立たず。総代さん方と一緒に、テントや土嚢、雨傘を用意。外で拝む庭儀法要を先行して、大事に備えました。

97b70868.jpg竣工式には、法類寺院、業者、総代を始め、120名ほどの檀信徒にご参列をいただき、無魔執行いたしました。心配された雨風も、午前中はなんとか保ち、途中パラパラと降り出すくらい。テントで供養塔が目隠しされましたが、それもご愛嬌。大勢の檀信徒の皆さまに披露することができました。

まさに、明王の威徳ここにあり!! これも本尊五大明王の威力と、うちの住職の日頃の精進に、心より感謝した一日となりました。(住職は、強力な晴れ男なんです。残念ですが、私のお蔭とはとてもじゃないけど言えません…)


仏縁を頂いて2年間勤めた、三重仏青会長と豊山仏青WEB委員長という2つの役職が、この春をもって任期満了となりました。

常勤ではありませんが、同時に2つの会長を兼ねるというのはなかなか骨が折れることですね。特に2年目は、東日本大震災という未曾有の国難に際して、決して満足ではないにしてもその対応・支援活動に注力する形になりました。

三重仏青は、唯一の活動である青少年研修会のテコ入れを図り、それまで平均20名を割っていた参加児童数を28名、25名と増員することに成功。同時に、会計も健全化させました。被災地支援の活動としては、関西地区の青年会と連動して総本山長谷寺で托鉢や、各地でチャリティコンサートを実施することが出来ました。

WEB委員会は、就任と同時に若手委員さんのスキルアップを宣言して、幾度か講習会を実施。各委員、檀務が多忙ななか豊山仏青ホームページの更新を続け、各メニューを充実させながら豊山仏青の大震災に対する行動を随時広報しました。また、PCやネットに強い新委員も加入し、世代交代を進めることが出来ました。


何より有難かったのは、同じ目的に向かって協力できる仲間を得たことでした。大きな仕事をする度に感じることですが、人が一人で行えることなど限界があります。皆で知恵を出し合い、協力することで結果を残せたこの2年間。多忙を極めつつも、大変充実した月日でありました。

関係者の皆さま、頼りない会長を支えて頂きありがとうございました。

何よりホッとしているのは、どちらも有能な後任者に引き継げたことです。そもそも、健全な組織はきちんと代謝するもの。どちらの会にも席は残りますので、また違う形で後任者に協力していこうと考えています。


お寺に植えられた、2本の小さな椿。
息子が誕生した年に、知り合いの植木屋さんから譲って頂いたものです。紅白2色あり、どちらも日当たりのよい場所で一年一年すくすくと成長しています。

17d187b6.jpg21f9a671.jpg





玄関脇にある白い椿は、木齢9歳。4年前から花を咲かせ、年々その数が増えてきました。比べてみると、背丈は少し息子より上に。椿も、息子と一緒に少しずつ成長しているようです。

ちなみに11年前、私が入山した時には、奈良の岡寺さんから分けて貰った柑橘の木を植えました。小ぶりの実が年始のお飾りにぴったりなのですが、こちらは、まだまだ小さくて実をつける気配がありません。
職人さん曰く土壌がよくないので年月が掛るとか。どうやら父親の方は、実を結ぶのにもう少し時間がいりそうです…。


大僧正の葬儀の翌日は、ご詠歌の教区奉詠大会。何もなければ、前日準備から入るのですが、今回は事情を説明して他の皆さんにお任せした次第。
昨年までお世話していた大会係も、ちょうど次の方に変わりましたからね。私の手を離れるよい機会になりました。

0d34af95.jpgさて、今回の大会には、奈良・三重の11支部が参加。176名の講員さん方が、日頃の練習の成果をご披露くださいました。
今回も、教区の詠秀(指導者)として、大河内本部長と手分けして、お唱えの講評。皆さまのお唱えをしっかり聞いて、感想や批評をするのですが、これがなかなか体力いるのですよ。皆さんのお唱えを耳をダンボにして聞きながら、一曲一曲丁寧にお話させて頂きました。

22392d4a.jpg今回の大会は、豊山流大師講より遠藤賢明 詠匠を来賓にお招きしました。
福島県南相馬市にお住まいの遠藤先生は、実際に東日本大震災を体験され、当日ご自身が指導されていた講員さんを数名、津波によって亡くされています。

先生のお寺は被害が少なくすんだのですが、福島の浜通りには被災した豊山派寺院が幾つも有り、先生は現地の寺院によってなる復興委員会の長として、県内外を忙しく活動されています。

西日本に住む私たちは、今回の大震災をTVやニュースなど映像では見ていても、直接肌で感じることが出来ていません。先生が被災地の現状をお話しくだった際は、会場全体が水を打ったように静まり返り、感情を抑えてお話になる先生の朴直な口調を聞き漏らすまいとするようでした。

微力ながら私たちにも出来ることをしようと、奈良教区から講員さんにも呼び掛けて、被災地復興のため義援金100,000円を遠藤先生にお渡しさせて頂きました。復興の為には僅かな額かもしれませんが、私たちからの気持ちを有効にお使い頂けることでしょう。

この3日間は、大僧正の本葬とご詠歌教区大会。さらに生駒で葬儀が一つ重なって、てんてこ舞いでした。
ブログの履歴をみれば、2年前のタイトルが「てんやわんや」…なんだか、いつも同じようなことを言ってますね。帰宅後は、疲れた体にムチ打って、お彼岸の塔婆書きを仕上げましたとさ。


カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
SNS
Wakou Nakayama

バナーを作成


TweetsWind
最新CM
[07/13 meg]
[06/28 和光]
[06/28 じゅんじゅん]
[03/02 和光]
[03/01 じゅんじゅん]
ブログ内検索
プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
カウンター
最新TB
バーコード
忍者アナライズ
Copyright © 江寄山常福寺のブログ All Rights Reserved.
Materal by photo material Kun Template by Kaie
忍者ブログ [PR]