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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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開白法要から一月が経ちました。遅ればせながら、再びこぼれ話を紹介します。

fd72c6d6.jpg開白法要にて、常福寺世話役の方々が着ておられた揃いの法被(はっぴ)。実は、今回の法要に合わせて新調したものです。



法被とは、日本の伝統装束で、お祭りの際や職人さん達がよく着られます。元々は武家の装束で、それを職人や町火消しが真似て着用するようになったようですね。半纏とは似て非なるものですが、江戸末期にはすでに混同されたようです。

実は私は、数年前から常福寺の揃いの法被を作りたかったのです。この開白法要を好機と住職に提案してみたら、「それはいい」とOKのお言葉。納期まで一月ほどしかありませんでしたが、業者の方と相談して制作に入りました。

b1075c95.jpgさてデザイン校正。背中に入るのは、常福寺の寺紋「五大」。漢数字の「大」が5つ、お花のように配置されたデザインです。常福寺本尊「五大明王」を表す古くからある紋で、これはすぐに決まりました。



少し意匠を凝らしたのは、腰帯の部分。ここには、不動明王が左手に持されている「索」をイメージした柄を入れました。不動明王の索は、「あらゆる衆生を引き寄せ、正道に導くこと」を意味します。私たちや檀信徒を正しい道に導いてくださる。法被を着るのは、当然檀信徒の代表である方々ですから、とても相応しい意匠になりました。

あとは、生地の色。これは私のこだわりで、これまでお寺のホームページやチラシなどに、極力暖色を使うようにしてきました。言葉で色々イメージを伝えましたが、最終的には業者と職人さん任せ。納品されたものを見て、素晴らしい色合いに会心の笑みがこぼれました。

お蔭さまで、新調した法被は大好評!! よく映える色合いで、着て貰った世話役さんにも、お寺さん方にもお褒めの言葉をたくさん頂きました。これからは、寺行事で総代さん方に被着して頂くことになります。

尚、今回の制作に当り、鈴木法衣店の登丸さんに多大なご協力を頂きました。お蔭さまで、素晴らしい法被が出来上がりました。この場をお借りして、篤く御礼申し上げます。

写真1: 門前で集合写真
 法被を着ているのが、世話役の方々。礼服の方は、総代OBです。

写真2: 法被の後姿
 金棒役を後から撮影。お顔も紹介したかったのですが、あしからず…。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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