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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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伊賀四国八十八ヶ所霊場会 は、今年、めでたく開創150年の正当年を迎えました。

数年前から取り組んでいる 「歩いてまいろ 伊賀遍路」などの 開創150周年記念事業 もいよいよ大詰め。実行委員会では、秋の記念イベントに備えて諸々の準備を進めています。


3月末、第49番 丈六寺にて、恒例のお山開き法要が執行されました。

霊場会の90ヶ寺、全ての住職方が一同に会するこの法要。お遍路に適した季節の到来を告げる行事として、毎年、各寺院 持ち回りで行われています。



龍神の鎮まる地 赤目で行われる法会は、よく雨に降られることで有名です。やはり残念ながら、当日は雨模様…。しかし有難いことに、悪天候にも関わらず大勢の皆さまがお参りくださいました。


また、地元観光協会の協賛により、伊賀四国八十八ヶ所霊場会のフォトコンテストを実施することが発表されました。


(画像をクリックして頂くと、詳細をご覧いただくことができます)

伊賀全域に拡がる90のお寺と、四季折々の風景、そこを巡拝するお遍路さんの姿…。

普段何気なく目にする風景も、改めて意識してみると一つ一つの美しさに驚かされることがあります。地元の文化遺産ともいえる遍路信仰を見つめ直す、よい機会になるのではと推測します。

さてこれから、どのようなお写真(with 俳句)が集まってくるのでしょうか。プロ・アマチュアカメラマンの皆さま、素晴らしい作品をお待ちしております。

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伊賀四国霊場会が、開創150周年記念事業の一つとして実施している「歩いて参ろ 伊賀遍路」 3巡目となる今回も、秋までの行程を無事に巡り終えました。

毎回80名以上の皆さまが元気にご参加くださっていることは、運営する私たちにとって誠にありがたい反響です。可能な限り一緒に歩かせて頂くよう心掛けていたら、休日には、小さな息子も参加してくれるようになりました。


(10月に常福寺も参拝。彼岸花が美しく咲いていました)

さて、歩き遍路もこれで3巡目。下見を数えると、4巡目になります。

伊賀の隅々まで歩いているような気もしますが、不思議なことに、たった一度もお参りできないコースがあるのです。常々 歩いてみたいと願っているのですが、なぜか毎回外せない予定が重なり、断念せざるを得ない…。

これは、ご縁がないんでしょうか!?(苦笑)
口悪いお坊さん仲間には、本尊さまに嫌われているだと茶化されますが、そんな嫌われるような憶えはないんですよね~。

ちなみに それは、伊賀の北西 島ヶ原~上野市街へ歩むコース。
伊賀では有名な正月堂に始まり、珍しい阿弥陀三尊をお祀りしている佛土寺(普段『山詩水明』でも一緒に活動している後輩くんのお寺)、城下町で五大明王を本尊に祀る金傳寺など個性的なお寺が多く、渓流沿いに続く歩道では、新緑や紅葉を楽しむことができるようです。


(日曜日には、息子も参加。大きな声でお勤めしています)

あぁ、こうして書いていたら、やっぱり歩いてお参りしたい気持ちが強くなってきました。これは、今後も歩き遍路を続けて貰うしかないかな!?

大変好評を頂いている、この歩き遍路。関係者にプッシュして、ぜひ存続の道を探してみたいと考えています。


※歩き遍路は、毎回その様子を 伊賀四国霊場会ブログ で更新しています。興味を持たれた方は、どうぞご覧ください。


伊賀四国霊場会が、開創150周年記念事業の一つとして実施している「歩いて参ろ 伊賀遍路」 3巡目となる催しは、毎回80名以上の皆さまがご参加くださり、大変ご好評を頂いています。


今期は日曜日が多いので、小学3年生になる息子を誘ってみました。土日の習い事もなく、どうせ家で遊んでいるならと声を掛けたら、珍しく乗り気に。リュックを背負い、私の金剛杖を手に、汗もふぅふぅと大人の列に加わっています。

初回こそ少し疲れたようですが、何か楽しみを見つけたようで、二回目 私が法事で半日しか参加できない時も、おじいちゃん(住職)と一緒に機嫌よく出掛けていきました。


(出発前に、おじいちゃんと記念撮影)

どうやら、遍路の傍ら、霊場会の若いお坊さんたちに遊んで貰ったり、他のお遍路さんたちに声を掛けて頂いたりしているようです。顔見知りのお坊さん(私の後輩)に一生懸命おもちゃの話をしたり、休み時間 子供好きのお寺さんと闘いごっこをしたり…(苦笑)。そちらの方が楽しいのかもしれませんね。

先日も、午後から合流したら、ニコニコしながら「パパ、あめ食べる?」とポケットから一つ。その後も、手品のように次々とポケットから10個ほどの飴が出てきました。
「こんなにどうしたの?」と尋ねたら、他のお遍路さんがそれぞれにお分け下さったのだとか。わずか半日で、息子のリュックにはお菓子がたくさんに。これも楽しみの一つなのかもしれません。


(もうすぐ、最後のお寺に到着!)

しっかり味を占めつつある「こども遍路」 住職夫妻から笈摺(おいづる)もプレゼントして貰って、息子もその気になった様子です。
純粋なお参りはもちろん、体力作り・挨拶などのしつけ・親子や皆さまとの交流などなど、とてもよい機会を頂いています。


 当日の様子は、伊賀四国霊場ブログでもご覧いただくことが出来ます。


伊賀四国霊場会が、開創150周年記念事業の一つとして実施している「歩いて参ろ 伊賀遍路」(通称 歩き遍路)が、3巡目を迎えました。

これまでは1年間に15回、全て日帰りで実施してきましたが、今回は少し余裕をもって、1年半かけて巡拝することになります。お申込みも回を重ねるごとに増えているようで、大変ありがたいことですね。

伊賀遍路 '12.04.13_1さて初日は、第1番 春日寺さんから始まる大山田方面4ヶ寺 18kmの行程。
過去最多82名の檀信徒の皆さまを、2班に分けて巡拝しました。


伊賀遍路 '12.04.13_2天候にも恵まれ、咲き始めた桜花を愛でつつの巡拝。ちなみに今回は、伊賀四国霊場会会長を勤めるうちの住職(第29番 常福寺住職 織田杲深)もお遍路さんに交じって一緒にお参りしています。


尚、当日の様子は、伊賀四国霊場会ホームページに詳しく更新してあります。私が寄稿しましたので、よろしければご覧になられてください。

個人的には、大勢の皆さまとお話するのだからとマスクを外してお参りしていたら、夜のご詠歌指導の頃には、涙ぽろぽろ鼻水ズルズル…。どうやら、大量飛散していたスギ花粉にやられてしまったようです。
お蔭で、数日間は花粉症の薬を飲むはめに…。油断大敵、この季節はなりふり構わず、花粉対策をせねばなりませんね。

3巡目を数えた「歩いて参ろ 伊賀遍路」。今回も、可能な限り参加していこうと思っています。


伊賀四国霊場会が、開創150周年記念事業の一つとして実施している歩き遍路。二巡目となる今年は、11月に高野山に御礼参りを予定しています。
今回はその下見として、実行委員会の若手数名で高野山を参拝してきました。

3094fbd1.jpg高野山金剛峯寺は、宗祖弘法大師が開創された真言密教の根本道場。しかし、分派である私たち真言宗豊山派は新義(しんぎ)に属し、中興祖 興教大師覚鑁(かくばん)上人が高野山を下山された歴史から、高野山とは少し縁遠くなっているのが現状です。


豊山派の僧侶として必要な修行・行法は、総本山長谷寺や、音羽護国寺にある宗務所で全て事足りる。もちろんお遍路の御礼参りなど、これまで幾度がお参りしたことはありますが、長く滞在したり、そこで修行をした経験は全くありません。

いわば全くの素人。しかし、霊場会には古儀(こぎ)のお寺さんも多くおられるので、勉強させて頂ければと日程調節して参加しました。

今回ご活躍されたのは、以前ブログに登場した石原了文師。師は、修行時代を含み高野山でなんと12年お勤めされた経歴の持ち主。いわば表も裏も知り尽くしている訳で、道中、普通にお参りしては伺えない貴重な話をたくさん聞かせてくださいました。

d6bd9e67.jpg一の橋から墓所を歩き、奥の院を参拝。昼食後に、大師教会本部にて菩薩戒を授かる。その後、根本大塔・金堂・金剛峯寺を続けて参拝。
最後は、塔頭 総持院でありがたくも上綱 宮田永明師と面談させて頂き、院内を直接ご案内して頂く機会を得ました。


普段お参りする際はあっさりしたものですが、今回は、丸一日 高野山を満喫することが出来ました。
トリビアをたくさん吸収して、気分はにわか高野山通。祖山信仰を考え直す貴重な一日となりました。

写真1: 御廟の橋より、奥の院を望む
写真2: 大伽藍へ、蛇腹の道を進む
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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