先月末、上野天神祭に行ってきました。
上野天神祭とは、だんじり(楼車)と、異相の鬼たちが列をなして行進する秋祭り。
京都の祇園祭にその端を発し、300年以上の歴史ある行事として、国重要無形民俗文化財に指定されています。
実は私、この祭に来たのは初めて!
伊賀に住んで5年経ちますが、今まで毎年仕事が入っていたのです。
今年は、午後わずかな時間でしたが参加することができました。
この天神祭には、大小あわせて100体以上の鬼が行列するそうです。
よく、小さい子供が鬼に泣かされていると聞いていたのだけど…、個人的な感想としては、大声も出さないし、おとなしい行列だなと。息子も少し怯えていましたが、鬼が近くにきても泣くことなく我慢できたようでした。
噂のだんじりは、想像していたより立派な楼車がたくさん並んでいました。
今年は、雨天を心配して巡行を中止した地区もあり、本来ならばもっと長く列を為すのだそう。
つかの間でしたが、家族で初めて本格的な祭りを楽しみました。
上野天神祭については…、伊賀上野観光協会
今回は、関西・東北・関東の3ヵ所で開催される記念コンサートの第2回目。
前回より演出を凝らしたコンサートは、1600名近くの講員・一般のお客さまをお迎えして、荘厳かつ盛大に執り行われ大成功のうちに幕を閉じました。
今回は遠方の為、当初は出仕しないつもりでしたが、先輩や友人たちに誘われて、また自坊の理解も頂き、三泊四日の行程で参加することができました。
長距離移動の為とても疲れましたが、素晴らしい仲間と共に、貴重な時間を過ごすことができました。本当に、参加してよかったと思っています。
この記念コンサートは、来年3月横浜にて最後の関東大会が開催されます。
多くの仲間たちと、今度は横浜で会おう!と挨拶を交わして別れました。
写真: リハーサル風景
理源大師聖宝がその祖であり、真言宗では醍醐寺を始めとする当山派の寺院でよく行われています。
兼務寺院なのですが、お寺の隆盛と地域の活性化を願い、昨年から柴燈護摩法要が行われています。
私(右端)だけ装束が違うのは、私は説戒師(法要の進行に合わせて、解説をいれる話し手)だったから。
修験の嗜みはなく、山伏の真似事などできないと辞退した私に課せられた大役でした。
今、改めて写真を見たら、この法要の中心になった副住職さんの姿がない…。
そういえば、一日中忙しそうに走り回っていたからなぁ。
「知足」の反対の意味をなす言葉は、「貪欲」。
仏教では、煩悩の根源である三毒の一つに数えられています。
お釈迦さまも、「足ることを知る人は、心は穏やかであり、足ることを知らない人は、心はいつも乱れている」と言葉を残されています。
野生の肉食動物は、自分たちが生きていくために必要な量しか食べない。
つまり殺生をしても、最低限の本当に必要な命しか殺さないのです。
かたや私たちの日常は、どうでしょう。
商店にはあまたの食料が溢れ、同じ地上に飢えて苦しむ人々がいても、
それから目を背け、豊かさという慢心によって、毎日多くの食料を破棄している。
「もっともっと」という欲求が、経済の大きな動力なのかもしれません。
満足してしまったら、そこで成長が止まるのかもしれません。
ですが、本当に必要なものは、もう足りている。
そう思えることも、大切なことだと思うのです。
写真: 京都 龍安寺のつくばい
山と渓谷社 2009年卓上カレンダー「仏像」が発売されました。
http://calendar.yamakei.co.jp/shousai.php?id=855090
1月の仏像として、常福寺の本尊五大明王のうちの一体、大威徳明王が紹介されています。
大威徳明王は、五大明王の西方に位置する仏さま。
六面六臂六足で、水牛に乗ったお姿。
梵名は「夜摩を降すもの」の意味を持ち、
古くから戦勝祈願の本尊として信仰されています。
パラパラとカレンダーをめくると、
4月の仏像には、総本山長谷寺の本尊十一面観世音菩薩さまが…。
「いいご縁を頂いたなぁ」と、山内一同とても喜んでいます。
ちなみに、どうして大威徳さまが?と山渓さんに聞いてみたら、
「来年は丑(うし)年ですから!」と明快なお答え。
なるほど解りやすいと関心した、2009年は年男の和光でした。
大威徳明王の詳しい解説は…、江寄山常福寺HP
左側メニュー「本尊五大明王」をクリックしてください。
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真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。