三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺
師走に入り、本格的に年始の支度が始まっています。私たち僧侶はもちろんのこと、皆さまも公私にお忙しくされていることでしょう。
来春も、常福寺の年始最大の行事 『初祈祷護摩供』を、1月3日に執行します。修行を積んだ青年僧侶に多数お手伝いいただく、華やかな堂内護摩の法要であります。
昨年に引き続き、今年も案内チラシを作成しました。昨年は、護摩炎の隣りにある私のまん丸顔が笑いを誘いましたが(汗)、今年は遠近感を用いて少し小さめ。太鼓を叩く職衆と共に、ご本尊さまの写真を入れてみました。(実は秘仏なんですけどね…)
興味のある方は、ぜひ一度、常福寺の初祈祷護摩供にご参加ください。力強く、高揚感のある法要を体験していただくことができます。
また、1日 午後2時、2日 午後2時、3日 初護摩の後に、それぞれ本尊さまのご案内や解説をする法話の時間を設けております。仏像に興味のある方、法話を聞いてみたい方は、ぜひ時間を合わせてお越しになられてください。
祈祷護摩供について詳しく知りたい方は…、江寄山常福寺ホームページ
左側メニュー「年間行事」→初祈祷護摩供をクリックしてください。
昨年に引き続き、今年も案内チラシを作成しました。昨年は、護摩炎の隣りにある私のまん丸顔が笑いを誘いましたが(汗)、今年は遠近感を用いて少し小さめ。太鼓を叩く職衆と共に、ご本尊さまの写真を入れてみました。(実は秘仏なんですけどね…)
興味のある方は、ぜひ一度、常福寺の初祈祷護摩供にご参加ください。力強く、高揚感のある法要を体験していただくことができます。
また、1日 午後2時、2日 午後2時、3日 初護摩の後に、それぞれ本尊さまのご案内や解説をする法話の時間を設けております。仏像に興味のある方、法話を聞いてみたい方は、ぜひ時間を合わせてお越しになられてください。
祈祷護摩供について詳しく知りたい方は…、江寄山常福寺ホームページ
左側メニュー「年間行事」→初祈祷護摩供をクリックしてください。
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今月1日は、ご詠歌の教区検定。総本山長谷寺にて、先輩の大河内さんと共に検定員を勤めてきました。30余名の講員さん方は、皆一生懸命にお唱えされていました。
その翌日からは、関西四国地区のご詠歌指導者で行う講習会。会場が高知の室戸とかなり遠方でしたが、初めての試みなのでぜひ参加したいと、ひとり伊丹空港から飛行機で駆けつけました。
「阿国大滝嶽に登りよぢ、土州室戸に勤念す。谷、響を惜しまず。明星来影す。」
高知の室戸は、宗祖弘法大師にゆかりのある霊地です。講師に地元の中島泰顕師をお招きして、若き日に虚空蔵求聞持法を修されたという御厨人窟や、明星来影寺に立つ巨きな青年大師、練行に遍路の打ち納めなど、地元に纏わる曲のご指導と解説を頂きました。

中島先生や同じ詠秀の皆さんと懇親を深めたその翌日は、霊場参拝となります。青年大師像や御厨人窟、室戸三山(最御崎寺、津照寺、金剛頂寺)をお参りして、各所でご詠歌をお唱えさせて頂きました。同行に高知の先生方がおられたので、行き会う地元の方々からより厚いご接待を頂いたように感じます。
個人的には、室戸には二月前にお遍路で訪れたばかり。地元の方々から団体参拝では伺えない貴重な話を聞き、また各所をゆっくりお参りさせて頂きました。一年に二度も、遠方のお大師さま縁の霊跡をお参りできたことは正に僥倖でありました。
尚、清瀧寺の大先輩 伊東先生、善楽寺の島田さんには、今回たいへんお世話になりました。空港から室戸までわざわざ車でご送迎くださったり、今回の講習会の幹事をお勤め頂いたり…。この場をもって御礼申し上げます。ありがとうございました。
写真1、2:室戸の青年大師像
室戸岬に立つ巨大なお大師さま。その巨きさがよく分かるでしょうか?
写真3:第26番 最御崎寺
大学の同級生が住職を勤める古刹。先の団参では、お世話になりました。
その翌日からは、関西四国地区のご詠歌指導者で行う講習会。会場が高知の室戸とかなり遠方でしたが、初めての試みなのでぜひ参加したいと、ひとり伊丹空港から飛行機で駆けつけました。
「阿国大滝嶽に登りよぢ、土州室戸に勤念す。谷、響を惜しまず。明星来影す。」
高知の室戸は、宗祖弘法大師にゆかりのある霊地です。講師に地元の中島泰顕師をお招きして、若き日に虚空蔵求聞持法を修されたという御厨人窟や、明星来影寺に立つ巨きな青年大師、練行に遍路の打ち納めなど、地元に纏わる曲のご指導と解説を頂きました。
中島先生や同じ詠秀の皆さんと懇親を深めたその翌日は、霊場参拝となります。青年大師像や御厨人窟、室戸三山(最御崎寺、津照寺、金剛頂寺)をお参りして、各所でご詠歌をお唱えさせて頂きました。同行に高知の先生方がおられたので、行き会う地元の方々からより厚いご接待を頂いたように感じます。
尚、清瀧寺の大先輩 伊東先生、善楽寺の島田さんには、今回たいへんお世話になりました。空港から室戸までわざわざ車でご送迎くださったり、今回の講習会の幹事をお勤め頂いたり…。この場をもって御礼申し上げます。ありがとうございました。
写真1、2:室戸の青年大師像
室戸岬に立つ巨大なお大師さま。その巨きさがよく分かるでしょうか?
写真3:第26番 最御崎寺
大学の同級生が住職を勤める古刹。先の団参では、お世話になりました。
この数年、CATVで放送されているSUPER DRAMAにすっかりハマっています。
その筆頭が、「HEROES」。世界的なブームになったドラマなので、きっとご存知の方も多いことでしょう。
アメリカ、インド、日本。遠く離れた別の場所で、平凡な人々が突然に、特殊な能力に目覚め始める。空を飛ぶ政治家、肉体を再生させるチアリーダー、時空を操作するサラリーマン、他者の能力に共感する介護士。
自分の能力に戸惑いを感じ、恐れ隠そうとする者、天命を感じる者がいれば、その力を悪用する者も現れる。他者を次々に殺して、その能力を奪う殺人鬼「サイラー」の暴走。やがて能力者たちは、世界を救うために終結していく…。
とまぁ、書いていて恥ずかしくなるようなSF番組なのですが、そこは少年の心を無くしていない大人の男。むしろ童心に帰ってしっかり楽しめました。
ハリウッドの最新技術でさまざまに表現された特殊能力は、視聴者を楽しませてくれます。きっと、同じドラマを日本が作ったら、とんでもなく安物っぽい作品になることでしょう。
物語は、SFバトル中心ではなくて、意外とそれぞれの心の描写や葛藤を描くヒューマンな部分も多いのが特徴。まぁ、アメリカ的な大雑把さには目を瞑る必要がありますが、伏線あり、謎解きありで話の展開も飽きさせませんでした。
今月、その長い物語が幕を閉じました。全77話に及ぶ新世紀のSaga。SFが好きな方にはお薦めします。興味がある方は、ご覧になられてください。
その筆頭が、「HEROES」。世界的なブームになったドラマなので、きっとご存知の方も多いことでしょう。
自分の能力に戸惑いを感じ、恐れ隠そうとする者、天命を感じる者がいれば、その力を悪用する者も現れる。他者を次々に殺して、その能力を奪う殺人鬼「サイラー」の暴走。やがて能力者たちは、世界を救うために終結していく…。
とまぁ、書いていて恥ずかしくなるようなSF番組なのですが、そこは少年の心を無くしていない大人の男。むしろ童心に帰ってしっかり楽しめました。
ハリウッドの最新技術でさまざまに表現された特殊能力は、視聴者を楽しませてくれます。きっと、同じドラマを日本が作ったら、とんでもなく安物っぽい作品になることでしょう。
物語は、SFバトル中心ではなくて、意外とそれぞれの心の描写や葛藤を描くヒューマンな部分も多いのが特徴。まぁ、アメリカ的な大雑把さには目を瞑る必要がありますが、伏線あり、謎解きありで話の展開も飽きさせませんでした。
今月、その長い物語が幕を閉じました。全77話に及ぶ新世紀のSaga。SFが好きな方にはお薦めします。興味がある方は、ご覧になられてください。
先週、結願を迎えた「歩き遍路」。その御礼参りとして、19日、奈良の室生寺まで歩いて参拝してきました。今回は、最寄り駅から約6kmほどの行程。普段の半分にも満たぬ歩行距離ですので、安心して臨むことができます。
早朝に、室生口大野駅に集合。当日は、暦の通り霜が降りる寒い朝となりました。
歩いていれば体が温まると思っていたのですが、室生へ向かう行程は山間をぐねぐねと進むので、日陰ばかりで一向に暖かくならない。それでも、日向に出れば陽射しがぽかぽかと暖かい。錦秋に染まる木々を眺めながら、確かな足取りで歩みを進めました。
昼前に、室生寺に到着。ちょうど紅葉が見頃を迎えていて、平日ですが参詣者の数も多くありました。こちらのお寺は、先月長谷寺とともに、天皇皇后両陛下が御幸啓をされたばかり。そのお蔭か、随所が普段より整備されていているように感じました。
諸堂・諸仏のご案内を受けた後は、奥の院まで登ることに。奥の院へ至る階段は、かなり急勾配で、細くて途中に踊り場も少ない。難所ですので希望者を募ったところ、全員が登りたいと仰られました。
さぁ、これまで鍛えてきた足の見せ処です。40数名の参加者の中には、80歳を超える方も何名かおられます。皆さん、息をふうふう。高齢の方は、途中で少し休憩したりして無事に登りきりました。
全員揃ったところで、大師堂参拝と記念撮影。その後、門前の橋本屋で昼食を頂いて、バスで帰路に着きました。遠方から参加されている方とは、これでお別れになります。「また会いましょうね」歩き遍路の間に、ざまざまなご縁が生まれたようです。しんみりした涙はなく、笑顔笑顔で解散となりました。
今回、一つの事業の締めとして室生寺参拝が企画されました。伊賀からは車ですぐですので、きっと皆さんよくお参りされているのでしょうね。「今度は高野山をお参りしたい」「いつか四国で歩き遍路をしてみたい」という声が聞こえてきました。この歩き遍路によって、多くの方々と知り合い、また巡拝する度に信心を深めていかれる様を拝見しました。
終わりを迎えるとさびしいものです。「また歩いてみたい」参加者の皆さんと同じ気分で、早くも来春再開される「歩き遍路」を待っている自分がいます。
歩いていれば体が温まると思っていたのですが、室生へ向かう行程は山間をぐねぐねと進むので、日陰ばかりで一向に暖かくならない。それでも、日向に出れば陽射しがぽかぽかと暖かい。錦秋に染まる木々を眺めながら、確かな足取りで歩みを進めました。
諸堂・諸仏のご案内を受けた後は、奥の院まで登ることに。奥の院へ至る階段は、かなり急勾配で、細くて途中に踊り場も少ない。難所ですので希望者を募ったところ、全員が登りたいと仰られました。
さぁ、これまで鍛えてきた足の見せ処です。40数名の参加者の中には、80歳を超える方も何名かおられます。皆さん、息をふうふう。高齢の方は、途中で少し休憩したりして無事に登りきりました。
全員揃ったところで、大師堂参拝と記念撮影。その後、門前の橋本屋で昼食を頂いて、バスで帰路に着きました。遠方から参加されている方とは、これでお別れになります。「また会いましょうね」歩き遍路の間に、ざまざまなご縁が生まれたようです。しんみりした涙はなく、笑顔笑顔で解散となりました。
今回、一つの事業の締めとして室生寺参拝が企画されました。伊賀からは車ですぐですので、きっと皆さんよくお参りされているのでしょうね。「今度は高野山をお参りしたい」「いつか四国で歩き遍路をしてみたい」という声が聞こえてきました。この歩き遍路によって、多くの方々と知り合い、また巡拝する度に信心を深めていかれる様を拝見しました。
終わりを迎えるとさびしいものです。「また歩いてみたい」参加者の皆さんと同じ気分で、早くも来春再開される「歩き遍路」を待っている自分がいます。
性格なのか気性なのか、ついギリギリに行動してしまうことがあります。
仕事が山積みしていると、急がないものはつい後回しになる。日限前に気付いて、一気に取り掛かる。よくカチカチ山のたぬきに例えるのですが、お尻に火がついても「まだ大丈夫」と。それが炎上してきて、「そろそろ始めないと…」と慌てて動き出す。もっと余裕を持って動けばいいのに、いつもそれで何とかなるから懲りないのでしょうね。
一番顕著なのが、旅行や出張などの旅の支度です。妻は、準備をすることが楽しいらしく数日前から取り掛かるのですが、私はよくて前日。ひどい時は、当日早起きをして準備することもざらにあります。慌しさはありますが、それで困ったこともそうありません。
さて、15日16日と真言三派(智山・豊山・新義)仏青の福島結集がありました。全国各地より、多くの若き僧侶が飯坂温泉に集結したことでしょう。今回私は、遠方ですが縁故の関係もあり、地元の後輩を誘って参加しようと考えていました。自分一人で参加する訳ではありませんので、珍しく、事前に電車の時間や路線を調べて、合流場所の確認、チケットの手配など先駆けて準備をしていました。
しかし、訪れたのは僧侶の宿命。準備も空しく、お檀家さんの葬儀のために結集を欠席することになりました。僧侶の予定は、葬儀関係で常に変動するものなのです。たまに珍しいことをしてみればこんなもの。やはり準備は、直前がいいと改めて感じた処です。
後日、結集に一人参加させてしまった後輩に会ったら、「心細さがハンパじゃなかった」とのことでした。誠に申し訳ないm(_ _)m 初参加なのに一人遠方まで行かせてしまいました…。でも、結集で新しい知り合いも出来たようでよかった。今度は一緒に行きましょう!
仕事が山積みしていると、急がないものはつい後回しになる。日限前に気付いて、一気に取り掛かる。よくカチカチ山のたぬきに例えるのですが、お尻に火がついても「まだ大丈夫」と。それが炎上してきて、「そろそろ始めないと…」と慌てて動き出す。もっと余裕を持って動けばいいのに、いつもそれで何とかなるから懲りないのでしょうね。
一番顕著なのが、旅行や出張などの旅の支度です。妻は、準備をすることが楽しいらしく数日前から取り掛かるのですが、私はよくて前日。ひどい時は、当日早起きをして準備することもざらにあります。慌しさはありますが、それで困ったこともそうありません。
さて、15日16日と真言三派(智山・豊山・新義)仏青の福島結集がありました。全国各地より、多くの若き僧侶が飯坂温泉に集結したことでしょう。今回私は、遠方ですが縁故の関係もあり、地元の後輩を誘って参加しようと考えていました。自分一人で参加する訳ではありませんので、珍しく、事前に電車の時間や路線を調べて、合流場所の確認、チケットの手配など先駆けて準備をしていました。
しかし、訪れたのは僧侶の宿命。準備も空しく、お檀家さんの葬儀のために結集を欠席することになりました。僧侶の予定は、葬儀関係で常に変動するものなのです。たまに珍しいことをしてみればこんなもの。やはり準備は、直前がいいと改めて感じた処です。
後日、結集に一人参加させてしまった後輩に会ったら、「心細さがハンパじゃなかった」とのことでした。誠に申し訳ないm(_ _)m 初参加なのに一人遠方まで行かせてしまいました…。でも、結集で新しい知り合いも出来たようでよかった。今度は一緒に行きましょう!
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性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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