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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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6日より、常福寺の石塀(車庫付近)の修復工事を行っています。

ce3b93bc.jpg石塀下の梅林にある石垣の一部が、たけのこや降雨などで緩んできているのでしょうね。傾きが大きくなってきたので、久遠宝塔の建立を待って修復に掛ることになりました。

そう大きな工事ではありませんが、恒例のほたるコンサートなどある中、お参りの方にはご迷惑をお掛けしています。工事期間中、どうか気をつけてお参りされてください。
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前から思っていたことですが…、
科学って不思議ですね。言うことがコロコロ変わる。

例えば、“昔は運動するときに「水を飲んではいけない」と言われたのに、今では水分補給を欠かしてはいけない”と言われる。“「水金地火木土天海冥」と憶えた太陽系の惑星の配列が、現在は「・・・冥海」で、果てはそもそも冥王星は惑星ではなかった”とか、“ニュートリノは光速を超えた、いや超えていない”などなど…。この他にも、さまざまな事柄(常識)が科学によって日々移ろい変わっているのです。

科学によって、今日の正論が明日には平気で覆される。数時間後には、また別の常識が生まれている。しかも、そんな移ろい変化している事柄を、誰もが文句ひとつ言わずに受容している…。

もちろん、科学が「現時点の水準で知りえた知識であって、常に新しい情報に更新されている」ことは存じ上げています。しかし、専門的な知識の乏しさもあるのでしょうが、どうも私たちは科学を素直に(強く)信じてしまう。私はそこに、科学に対する絶対なまでの信仰(盲信)を感じてしまいます。

いわば私たちは、科学という教えを篤く信仰しているのです。


片や、宗教はどうでしょう。
例えば仏教であれば、“思い通りにならない苦しみを受け入れて、与えられた人生を全うする”とか“親や兄弟、周囲の方々に感謝して、他人の為に行動をおこす”“実践のない思いに意味はない”など、さまざまな教えの中に、ブレは全く存在しない。今も昔も変化することなく、同じ教えを説き続けているのです。

しかし、そこに対する人々の信仰はどうでしょう。
これは、私たち宗教者に責任があるのかもしれませんが、私たち宗教者が説くほとけの(神の)教えは、一部の信仰心が篤い方々には素直に受け止められても、家庭的な環境や境遇など、素地のない(信心のない)人々には理解されない、全く相手にされないことはままあります。

科学のように、(盲信に近い)絶対の信頼とは対比することさえ可笑しい、雲泥の差を感じてしまいます。


昨年3月の東日本大震災によって、福島原発が事故を起こし、周辺に住む方々は住まいを追われ、今後数十年に渡り人が住めなくなるという、受け入れ難い悲惨な状況となりました。事態はさらに深刻で、撒き散らされた大量の放射性物質は国内に収まらず、地球規模の汚染被害をもたらしています。

専門の科学者が説く「安全」を鵜呑みに(盲信)した結果、大地震・津波がきっかけとなり取り返しのつかない人災を呼び起こしました。そして現在も、科学者による「安全」「危険」という言葉に振り回されて、国さえも右往左往している状態です。

例えが少し極端かもしれませんが、これもその一例。常々、私は感じています。

常に変化しブレ続ける「科学」と、決してブレずに真理を説き続ける「宗教」
果たして、どちらが信頼に足るものなのでしょうか?


去年一昨年と、これまで2年掛けて四国霊場をお参りした常福寺巡拝団。今回は、その総仕上げとして、高野山まで満願の御礼参りに行ってきました。



高野山金剛峯寺は、宗祖弘法大師が開創された真言密教の根本道場です。…ん? このくだり、確か前にもブログに書いていますね(笑)。

個人的にはこの数年、霊場会の催しなどで、高野山をお参りする機会が以前より増えています。やはり、宗祖弘法大師が開山され、またご入定された真言宗の一大聖地でありますから。多くの法縁を頂けて、とてもありがたく感じています。
(過去のブログでも、高野山のことを書いています。こちらをご覧ください




高野山に登嶺して、まずは伽藍を参拝。蛇腹の道から、根本大塔・金堂・狩場明神社・三鈷の松などを拝観しました。続けて、大師教会本部にてお受戒。暗闇の中で、阿闍梨さまから有難いお話を拝聴して、菩薩戒を授かりました。

昼食を頂いてから、奥の院を参拝。宗祖弘法大師がご入定された聖域で、お四国満願の御礼参りです。これまでの遍路道中を思い出して、その感慨もひとしお…。自然と、皆さんとお唱えするお勤めにも熱がこもりました。




その後、龍神温泉で一泊して、翌日には根来寺と金峯仙寺を参拝。特に根来寺は、新義真言宗の総本山として、真言宗豊山派と法流を同じくするお寺です。普段「南無興教大師」と三祖宝号をお唱えすることで馴染み深い、覚鑁上人の御廟を併せてお参りしました。

今回の御礼参りで、長かった四国霊場巡拝もひと段落。お参りに参加された皆さんも、すっきりした表情で、今回の旅を満喫されていたように思います。


写真1: 高野山奥の院 御廟の橋

写真2: 受戒を終えて、記念撮影

写真3: 根来寺の根本大塔と金堂


古い資料の中から、懐かしい写真が出てきました。

f21acf5e.jpg昭和59年(1984)は、弘法大師1150年御遠忌の年。当時私は、小学5年生かな? 学校を公休して、長谷寺で催された行事に持幡童(じばんどう)として参加しました。


持幡童とは、私たち衆生と神仏とを繋ぐ神聖な存在だそうです。
そんなことは露知らず、最初は「よしっ、学校を休める!」と邪まな気持ちで快諾したものですが、美しい着物を身に付けて、厳粛な法要に参加させていただけたことは子供心に新鮮な喜びでした。

前を歩かれている緋衣の方は、人間国宝であられた故 青木融光大僧正。仏縁をいただいて、父親と、お寺の住職であった祖父と親子三代でお練りに参加して、大僧正とも個別に記念写真を撮らせて頂きました。

その後、祖父の弟子として仏門に入り、僧侶として修行を積む間に、この写真に写っている他の皆さまとも再会や新しいご縁を頂戴しました。

いま考えれば、この出来事が、酒屋の次男坊として育った私が、お坊さんの道を歩む原点であったと強く感じています。私の人生を決めた一日。こういうものを、確定フラグ(flag)というんですね。


今年も、住民自治協議会主催の「ほたる観賞&竹灯りコンサート」が、常福寺を一部会場に開催されます。

jacket.jpgほたる観賞に先立ち、今回は、二胡×尺八×ピアノのコンサートが予定されています。演奏者は、iroha(いろは  二胡:泉 貴子、ピアノ:新井美奈、尺八:平山泉心)の皆さん。

Youtubeで配信されているものを試聴してみたら、とても素晴らしい演奏をされていました。これは、当日が楽しみ♪ 一曲ご紹介しておきますね。
http://www.youtube.com/watch?v=qxvk8ZlJW34

 

向夏の頃、皆さまご家族やご友人をお誘い合せの上、ぜひ参加されてください。

                  記

 開催日    平成24年6月9日(土)  雨天決行・入場無料

 第一部    午後7:00~午後8:00
         二胡×尺八×ピアノのコンサート
         場所  古郡 常福寺境内

 第二部    午後8:00~
         ほたる鑑賞
         場所  古郡 北川堤防

 駐車場    神戸小学校運動場
          神戸市民センター

 問合せ    神戸地区市民センター 電話0595-38-1300


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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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