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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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私たちがよく読誦するお経の一つに、開経偈というものがあります。

 無上甚深微妙法 百千萬劫難遭遇
 我今見聞得授持 願解如来真実義

偈(げ)とは詩のこと。開経偈とは、文字通りお経を読む際にお唱えする言葉をいいます。意訳すると「この上無くとても素晴らしい仏法は、百千萬劫という悠久の時間を費やしても遭い遇うことは難しい。私は今、それを見聞きし学び自分のものとする機会に恵まれました。願わくは、如来の真実の教えを理解できますように」となります。

「劫(ごう)」とは時間を表す単位のこと。諸説ありますが、ある学者が計算したところ一劫=一〇〇億年となったそうです。一〇〇億年というと、ビッグバン理論による宇宙の年齢とほぼ同じ。その一劫を百千萬回も数えるのですから…なんだか途方もないことになってきましたね。

この百千萬劫について、闇雲に大きな数字を並べているようですが、私は、実は納得のできるものではないかと考えています。

地球誕生より四六億年。この星には幾多の生命が生死し、受け継がれた命はさまざまに進化して今なお躍動しています。現在、人類だけで七〇億人弱。動物や昆虫・魚や植物を加え、さらに過去に思いを巡らしてみると、その数は爆発的に大きくなるでしょう。

要約しますと、地球に誕生した星数ほどの生命の中で、たまたま人として平和な時代の日本に生まれ、仏法に触れる機会を得た。今このブログを読んで下さっている、それこそが奇跡。まさに百千萬劫分の1の確率ともいえる『法縁』あってのことなのです。

皆さま、さまざまなご縁があって今を生きておられる。私も仏縁あって伊賀の地の住職となりました。人知の及ばぬ『法縁』によって出会いがあり別れがあります。有り難いご縁に感謝しながら、日々を送りたいものです。  合掌 

※ 依那古仏教団の教化誌『法縁』第85号に寄稿したものを加筆修正しました。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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