三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺
今年も、伊賀各地で大般若の法要が営まれています。『大般若波羅蜜多経』という六〇〇巻の経本を、僧侶が大きな声で転読(てんどく)する独特な法要。伊賀では、正月の風物詩の一つといえます。
私は、常福寺を含め都合7回の法要に出仕しています。多い方と思っていましたが、上には上がいるそう。聞けば、十数回も出仕しておられる方もいるとか…。有難いことですが、年始早々に喉を痛めてしまいそうですねぇ。
さて、今回はお札の話。大般若では、事前にお札をいくつか作成して、大般若経の功徳をそのお札に頂戴(加持)します。「辻札(つじふだ)」と呼ばれるそのお札は、法要のあと各地区の辻々に立てられ、今年一年の地区の往来、交通安全を願うものです。
正直なところ最初は、自分の下手な字が多くの方に晒される辻札に少し抵抗がありました。それでも往来していると、嫌でも目に入ってくる…。しかし何度も何度も、年月を重ねて目にしていると、心持ちも少し変わってくるものです。
今では、夜ライトに浮かび上がる辻札を見ると、不思議と見守られているような、ありがたい気持ちが生じるようになりました。自分の書いたお札に、地元の方々も同様に感じてくださっているならば、こんなに嬉しいことはないですね。
心を込めて大般若の法要をお勤めする。下手は下手なりに丁寧にお札を書く。当たり前のことを心掛けて、今年も粛々と勤めたいと思います。
私は、常福寺を含め都合7回の法要に出仕しています。多い方と思っていましたが、上には上がいるそう。聞けば、十数回も出仕しておられる方もいるとか…。有難いことですが、年始早々に喉を痛めてしまいそうですねぇ。
さて、今回はお札の話。大般若では、事前にお札をいくつか作成して、大般若経の功徳をそのお札に頂戴(加持)します。「辻札(つじふだ)」と呼ばれるそのお札は、法要のあと各地区の辻々に立てられ、今年一年の地区の往来、交通安全を願うものです。
正直なところ最初は、自分の下手な字が多くの方に晒される辻札に少し抵抗がありました。それでも往来していると、嫌でも目に入ってくる…。しかし何度も何度も、年月を重ねて目にしていると、心持ちも少し変わってくるものです。
今では、夜ライトに浮かび上がる辻札を見ると、不思議と見守られているような、ありがたい気持ちが生じるようになりました。自分の書いたお札に、地元の方々も同様に感じてくださっているならば、こんなに嬉しいことはないですね。
心を込めて大般若の法要をお勤めする。下手は下手なりに丁寧にお札を書く。当たり前のことを心掛けて、今年も粛々と勤めたいと思います。
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プロフィール
HN:
和光さん
HP:
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
真言宗豊山派のお坊さん
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