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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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9f8d741f.jpg常福寺本堂正面の向拝。
見上げるとそこに、鳳凰や龍、獅子、象などの精巧な彫刻があります。これらは全て、江戸時代に活躍した彫刻師 田中岷江(みんこう)の作とされています。

岷江は、藤堂藩のお抱え職人として、根付・煙管筒・香筒等などの小口の作品を多く残しており、中でも、常福寺に納められている鳳凰飛翔像の様な大作はとても稀少であるとして、市の文化財に指定されています。

その飛翔像を保護するための、鳥避けの金網が数年前から破れていて、
今にも鳳凰が逃げ出してしまいそうだったのですが、市の教育委員会に相談した上で、寺の総代さん方が上手に金網を修復してくださいました。

その総代さん方は、大師山の枝打ちに備えて、連日山に入って下見と下刈りに励んでくださっています。
陰に日向に、総代さん方がお寺を護持してくださっているのです。
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豊山流大師講の「詠秀」を取得して、ご詠歌の指導者となってから2年と少し。

2d9a53b6.jpg最初は、一つの支部を指導するのみでしたが、ご縁が広がり今では合計5つの支部(グループ)を担当することに…。
現在、月にあわせて6回指導に行っています。


1回の指導は、だいたい2時間半~3時間。他の先生には長い!と言われることがありますが、ご詠歌の練習をしているとすぐに時間が経ってしまいます。

休憩時間にお茶をしながら、楽しい話に花が咲く…。それもご詠歌の大きな楽しみの一つですけどね(笑) 冗談ではなく、ご詠歌の練習って本当に時間が経つのが早いのです! それだけ皆さん集中して練習されているのでしょう。
 
今は、来月の涅槃会、そして3月末に控える教区奉詠大会の曲を練習しています。毎月、大勢の講員さんとご詠歌をしながら、たくさんの活力を分けて頂いています。

写真: 自坊の講員さん方
新年も早いもので、もう半月が過ぎようとしています。

b89fafae.jpg伊賀地方では、毎年、正月も五日を過ぎると、各地区で大般若の法要が営まれます。
『大般若波羅蜜多経』という六〇〇巻の経本を、写真のようにパラパラと風になびかせて読む“転読(てんどく)”という所作。今までに目にした方も、おられるでしょう。

それぞれの僧侶が、一巻一巻、大音声で経題と巻数を唱え、経本を広げて流し読む。それによって、清らかな“般若の風”が起きるとされます。地区住民の家内安全、厄災消除、五穀豊穣などを祈願する法要です。

ちなみに、私が出仕する大般若の数は合計7回。7つの地区で、7日に渡り同様の法要を行います。
期間中に、僧侶全員で600巻×7回=4200巻を大声で転読するのです。

伊賀の正月の恒例行事。今日も午後から、大声を張り上げてきます。
「大般若波羅蜜多経 巻第〇〇(巻数) 唐三蔵法師玄奘奉詔訳ー!!」

 大般若転読会について詳しく知りたい方は…、江寄山常福寺HP
   左側メニュー「年間行事」をクリックしてください。
新年あけましておめでとうございます。

55eb0a90.jpg今年の常福寺は、週刊新潮や新聞など、各種メディアに露出があったことから、元日から多くの方にご参拝いただきました。

県内のみならず、近畿・東海地方、さらには関東からもお参りがあり、参詣者は3日間で400人を越えました。
これは、昨年までのほぼ倍増! 改めてメディアの力を実感した正月になりました。

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恒例となっている3日の初祈祷は、今年も職衆が一人増え、合計8名での出仕となりました。皆さま期待通り、正月らしく、元気で華のある法要を修めてくださいました。
 
色取り取りの法衣を纏った若い僧侶が視覚を、高らかに響く声明が聴覚を、護摩の油煙が臭覚を、力強く鳴り響く太鼓が触覚を刺激する。
自画自賛になりますが、参詣者の五感に響いていく法要が出来たと思っています。(足りない味覚は、お供物の黒飴で後補して頂きました)
ご祈願のお申込みも少しずつ増えており、祈願寺としての形が再興されていることを喜んでいます。

年始行事を終え、今頃ようやく一息。取り戻すように、遅い正月を満喫しています。

写真1: 大威徳明王 今年の干支にあやかり、注目を集めました。
写真2: 初祈祷職衆 昨年よりまた一人増えました。
写真3: 初祈祷護摩 私が護摩を焚きました。
いよいよ年の瀬。各家でも、年越しの準備に慌しくされていることでしょう。
 
5c69a153.jpg1e860965.jpg





常福寺では、年越しに際して、講の皆さんが門松作りと新しい注連縄の掛け替えをしてくださいます。本堂の正面に据える松飾と、広葉杉に掛ける注連縄。毎年、とても立派なものを用意してくださいます。
 
講の顔ぶれは、現役・歴代の総代さん方がズラリ。勝手しったる我らがお寺と、慣れた手つきで作業は進みます。
 
お蔭さまで、今年も立派な門松と注連縄が据えられました。講の皆さん、ありがとうございました。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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