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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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先月このブログで、私たち豊山派の青年僧侶が所属する「豊山派仏教青年会」を紹介しました。今回は、もう一つ大きな団体のお話。
真言宗の十八本山・各会派の青年会を包括する「全真言青年連盟(全青連)」という団体があり、毎年各会派が持ち回りで、全国結集(お坊さんの集会。研鑽と懇親の場)を開いています。

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第30回を数える今年は、豊山派の担当。東京大会ということで、中野の名刹・
宝仙寺と京王プラザを会場に、全国から400名近くの真言青年僧侶が集まって盛会に行われました。

2日間に渡る内容は、初日に宝泉寺で開会式と記念法要、懇親会。同じ真言宗といっても、会派によって唱える声明の節回しも随分違うものです。各会派より選抜された職衆が、見事な音声を響かせていました。
翌日は、私たち豊山派ともご縁が深い和太鼓奏者の林英哲氏、「佐賀のがばいばあちゃん」で再ブレイクしたタレント島田洋七氏を迎えての講演がありました。各分野で活躍されるお二人の半生。普段なかなか聞くことのない内容は、興味深いものでした。

個人的には、右腕骨折した状態での一泊出張。どうなることかと心配していましたが、周囲のご協力もあり無事に帰ってくることが出来ました。
やはり、何事も成せば成る。妙な自信を深めた結集となりました。

写真1: 宝仙寺にて、開会式で真言長者さまよりお言葉を頂きました。
写真2: 京王プラザにて、豊山太鼓「千響」のお披露目演奏。
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右腕を骨折して、最初の試練。それはすぐにやってきました。
人生初めてのギブスに慣れる時間もなく、翌日には長谷寺でご詠歌の講習会。40数名の講員さん達の前で、一日講師を勤めてきたのです。

なにせ急だったものですから、代役の立て様もありません。家族には「事情を説明してお休みすれば?」と優しい言葉をかけられましたが、それは大勢の講員さん方に前日キャンセルを告げることを意味します。しかも今回は、検定前の大切な講習会。検定を受けられる講員さん方からは、事前にこの曲を教えて欲しいと何曲かリクエストも受けています。とても休講にすることはできませんでした。

選んだ選択は、片腕で講習を行うこと。前日から左手で、慣れない右手の所作や、キーボードの練習に励んだ結果…、講習会は無事に終了。課題曲も、難しかった右手の所作も、左手のみでなんとか指導することが出来て、講習後には講員さん方から温かい拍手まで頂戴しました。

骨折後の最初の試練を、無難に乗り越えました。片腕でもなんとかなる!と少し自信が湧いてきましたように思います。
やってしまいました…。年の瀬も近いこの時期に、右腕(利き腕)の骨折。ギブスが取れるまで、約一ヶ月かかるそうです。あぁ、どうなることでしょう。

「骨が折れる」という言葉には、文字通り骨折のほかに、困難である・労力を要するという意味があります。
これからの一月を想像すると、文字が書けない、お箸が持てない、両手でものが持てない、お風呂で身体が洗えないなど…、さまざまな困難が予想されます。
なるほど、まさに意味通りだなと感心するとともに、家族や住職夫妻など周囲の人たちにたくさん迷惑をかけることになりそうです。

人生初めての骨折です。困難と、うまく付き合う術を学ばなくてはなりません。

2013年に開創150周年を迎える、伊賀四国八十八ヶ所霊場。
その記念事業の一つとして、檀信徒の皆さんと一緒に歩いて巡る「歩き遍路」を計画しています。

伊賀四国霊場が開創された150年前は、幕末の混乱期。当然、全ての方が歩いて巡拝されていました。交通手段が発達した今日、皆さんお車で巡拝されるのが当たり前になりましたが、実行委員会はこの時代にあえて「歩き遍路」を推奨し、遍路本来の姿を再現することにしました。

現在、実行委員によってルートの下見を慣行中! ルートは全て日帰りで、集合
・解散場所までは公共機関を利用。全15回で満願となる予定です。

3ff2e13d.jpg写真は、14日に名張・青蓮寺付近を歩いている時の様子です。地元伊賀の豊かな自然の中、四季折々もくもくと歩を進めるのはとても素晴らしい体験。まさに遍路の醍醐味といえるものです。


来年より一般の参加者を募って、本格的な「歩き遍路」が始まります。興味を持たれた方、ぜひご一緒に「歩き遍路」をしてみませんか?

 「歩き遍路」に興味を持たれた方は…、伊賀四国霊場ブログ
  実行委員が、下見の様子を交代で更新しています。

常福寺主催の西国霊場巡拝も、いよいよ大詰め。最終回は、11日10日11日と岐阜~長野方面へ向かいました。これまで順調にお参りしてきましたので、満願
・華厳寺と、善光寺へのお礼参りを残すのみ。日程はゆったりと、移動距離が長い分長い時間バスに揺られての参拝となりました。
 
7b5b2cc8.jpg華厳寺は、紅葉が美しく、西国満願の寺に相応しい風格を備えていました。満願堂にて、最後のご法楽。
それぞれ、今回の巡拝で何かを得てくださったことでしょう。皆さん、参拝後の晴れやかなお顔が印象的でした。

a1602b55.jpg善光寺は、残念ながら大雨の中の参拝となりました。話上手な案内の方に導かれ、堂内に進むと、対応してくださったのは伊賀のご出身というご住職さん。こんな遠い処で伊賀の方にお会いするなんて…。なんだか、ほっとしますね。真暗闇を手探りで歩いた戒壇巡りとともに、忘れられない思い出になったことでしょう。

3月から始めた西国巡拝も、いよいよ満願となりました。皆さまのお蔭で、無事に巡拝を終えることが出来ました。多くの方に感謝申し上げます。
12月に、伊賀四国霊場・西国霊場満願のお礼参りとして、高野山を参拝する予定です。
 
今回参拝した寺院は、第33番 華厳寺、長野 善光寺
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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