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三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺 
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昨年末、かねて懸案であった常福寺のリーフレットを作成しました。

千年以上の歴史を有する常福寺。年3回ある秘仏本尊の御開帳日には、近郊はもとより遠方からもお参りの方がみえますが、皆さんからよく求められるものが、「本尊さまの絵葉書」と「お寺の縁起などを記したもの」の二つでした。

ご要望にお答えしようと、本尊絵葉書は4年前に作成して、ご参詣の皆さまにも大変好評を頂いております。

江寄山常福寺リーフレットそしてこの度、常福寺の縁起や、境内図、秘仏本尊五大明王の紹介を纏めた念願のリーフレットが完成しました!
こちらは、希望される方のみ拝観料に代えて有料でお渡しております。これでご参詣の方に聞かれても「リーフレットあります」と答えることができます。 

ところで、リーフレットとパンフレットってどうちがうの? と思ったことはありませんか?
リーフレットとは、一枚刷りの広告や案内。またはそれを何度か折ったもの。パンフレトとは、仮とじした小冊子を指します。京都や奈良の観光寺院にお参りして、入山料を払った時に貰ったことがあるでしょう。そう、あれが leaflet です。

 リーフレットを両面見てみたい方は…、江寄山常福寺ホームページ
  「NEWS」の リーフレット作成のお知らせ をご覧ください。
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今月半ば、連休を利用して久々の家族サービスに出掛けました。目的地は、滋賀県の琵琶湖バレー。家族でスキーをするのは、初めての体験です。
 
そもそも、マリンスポーツで出会った私たち夫婦は、根っからウインタースポーツに興味がありません。「寒い時に、なぜ寒いところに行かなくちゃいけないの?」と、これまで雪山は選択肢にも挙がらない。しかし、「小学生になった息子に、人並みのことをさせてやりたい」と一念発起。いそいそと、慣れない準備を始めました。
 
当日、目を覚ますと外は一面の銀世界! 今年一番の積雪で路面を心配しましたが、無事目的地に到着できました。

2a2b4839.jpgさぁ、息子は雪山初体験です。初日は、慣らせるためにキッズパークで、ソリや雪あそびを楽しみました。よしよし、寒がらずに機嫌よく過ごしているぞ。わずか半日でしたが、天候にも恵まれて快適に過ごせました。

 
2日日は、いよいよスキー本番! 私も、スキーはかなり久しぶり。15年位ブランクがあるのかな、スキー靴の感触が懐かしいです。息子はどういう反応をするか?…と観察していたら、「ロボットみたいで楽しい♪」とのこと。よかった、喜んでいるようです。
 
1185c36b.jpgさて、息子の初スキーの結果は…、最初は怯えていましたが、意外にもすぐボーゲンを憶えて初級コースなら一人で滑れるようになりました。
それでも、へっぴり腰だからすぐ尻餅を付く。ちょっと上のコースにも挑戦させましたが、琵琶湖バレーは初級と中級の差がかなりありますね。結構な斜面で、連れ出したこちらが申し訳なく感じるほどでした。
 
久しぶりのスキー。雪山に来れば自然とテンションも上がるし、滑っているとやはり楽しいものです。途中、一人で中級コースを滑りましたが、ブランクがあっても普通に滑れました。それでも、初体験の小1児童に教えるのは、なかなか体力がいりましたね。午後には、程よい疲労感がありました。

久々の家族サービス。住職夫妻のご理解のもと、貴重な時間を頂きました。スキーも悪いものではないですね。また折を見て、雪山に連れていってやりたいと思います。
9日、全真言宗青年連盟(全青連)第31回結集に参加してきました。

c835f379.jpg大覚寺が主催された今回のテーマは、「蒼生ノ福ヲ増セ」。蒼生とは、多くの人々、民草のこと。普段多くの方々と接する我々僧侶が、人の幸福とは何なのか、悩みはなぜ生まれるのかを学び、それらを教化活動に活かせるようにと決められました。

さて、今回は京都が会場です。いつも東京に向けて出張することの多い私は、アクセスの便利さに感動! ドアtoドアで、わずか1時間ほどで京都に着きました。近くていいなぁ、うちの宗務所も京都にあればよかったのに…。

初日は、TVなどでも有名な脳科学者 茂木健一郎氏と、日本哲学の巨匠 梅原猛氏。お二方の講演を拝聴しました。今回の結集は、講師の顔ぶれで参加を決めたようなものです。特に梅原先生は、御年86歳のまさに生きている伝説のような方。「大僧正に拝んでいただくことは、こういうありがたさなのか…」と貴重な講演を漏らさず聞いていました。
 
翌日は、大覚寺に参拝。諸堂参拝や、献花式、写経奉納会などがあった様ですが、私は所用の為失礼しました。まぁ、大覚寺には過去に何度もお参りしたことがありますので、そう心残りではありませんでした。

全青連の結集は、真言宗全ての会派の若手僧侶が集う研鑽と懇親の場です。今回も貴重な講演を拝聴し、同門の僧侶や多くの仲間たちと懇親を深めることが出来ました。
4a65396c.jpg今月始め、日東書院から『イラスト図解 仏像』が出版されました。
国宝・重要文化財などに指定されている日本を代表する仏像143体を紹介して、仏像の基本知識からその特徴、鑑賞ポイントなどをわかりやすく解説されています。

常福寺本尊 五大明王像からも、「不動明王」「大威徳明王」の二体がそれぞれ見開きで紹介・解説されています。ぱらぱらとページを捲ると、他にも法隆寺の釈迦三尊像や、三千院の阿弥陀三尊像、興福寺の阿修羅像など、正に日本を代表する有名な仏像がズラリ!! 大正大学教授 副島弘道先生が監修された解説にイラストが添えられ、解りやすく読みやすい本に仕上がっています。

これはなかなかよい本ですよ。書店等で見かけたら、ぜひ手にとってご覧になられてください。
「靴を考えたのは、きっと優しい人だと思う」
 
 先日、お会いしたある方からこんな話を聞かされました。曰く、靴がなければ、足が痛くて長い時間歩くことはできない。先日の大雪の日などは、冷たくてきっと霜焼けになってしまうだろう。だから、靴を考えたのは、きっと優しい人。自分と他人の足を気遣える人なんだと。
 
これを聞いて私は、目からウロコが落ちる思いでした。なるほど…、実は私も同様の考え方をよくするのですが、それは「〇〇を考えた人は賢い。偉いなぁ」という知恵のみを感心するものでした。
 
同様の考え方をしても、私は知恵のみ感心して、そこに秘められた優しさに気付けなかった。どれも確かに素晴らしい知恵なのですが、その知恵が生まれる前提にはまず優しさ(慈悲)があればこそだったのです。
 
*「そも真言のみ教えは、智慧と慈悲とを統べ給う」
 
仏教が説いている、智慧と慈悲の大切な教え。切り離せない2つの繋がりのヒントが、この会話によって得られたような気がしました。
 
いま私たちは、さまざまな文明の利器を享受して生きている。電車、自動車、飛行機、テレビ、電灯、冷暖房、ガス、水道…。あることが当り前の生活になっていますが、それらのうち、優しさによって生まれたものはいくつあるのでしょう。
 
きっとその数は、私たちが想像したより多い筈。いま私たちは、さまざまな先人の智慧と慈悲の恩恵を受けて生きているのですね。
 
* 豊山流御詠歌 「真言みおしえ和讃」の最初の一行を抜粋しました。故 名取盛雄師が作詞作曲された、真言宗の教義をわずか六節の優しい言葉と曲調で表現された名曲です。
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プロフィール
HN:
和光さん
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:

真言宗豊山派のお坊さん

大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。

現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
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