三重県伊賀市 本尊五大明王の祈願寺
伊賀地域に点在する、鎌倉後期~安土桃山時代の石仏 約300体を採拓調査した『伊賀の石仏拓本集』が出版されました。

著者は、地元の郷土史家で伊賀市文化財保護審議会委員も勤める市田進一さんです。
拓本とは、石などに彫られた文字や模様を、墨を使って丁寧に紙に写し取ったもの。一体一体石仏の汚れを落として、水で濡らして和紙を当てる。はけで軽く叩いた後に、専用の墨を立体感が出るように当てていくそうです。
その緻密な作業には、小さな石仏でも最低1時間、高さ4mに達する大きな石仏だと1週間も。この本を出版するまでには、都合6年も掛ったそうです。
B4版 277ページの中には、常福寺や兼務している蓮花寺の石仏・五輪塔・地蔵群などが10数ページに渡って紹介されています。300部を自費出版されて、研究の為に全国の大学や研究機関、文化施設に寄贈されたそうです(非売品)。
ちなみに市田氏は、以前紹介した蓮花の研究者としても活躍されており、常福寺を始め伊賀の多くのお寺では、市田さんが手掛けた鉢植えの蓮が、毎年美しい花を咲かせています。
お寺の息子として生まれた市田氏、やはり多くの仏縁が結ばれているのですね。
過去のブログ 『蓮(はちす)花』
著者は、地元の郷土史家で伊賀市文化財保護審議会委員も勤める市田進一さんです。
拓本とは、石などに彫られた文字や模様を、墨を使って丁寧に紙に写し取ったもの。一体一体石仏の汚れを落として、水で濡らして和紙を当てる。はけで軽く叩いた後に、専用の墨を立体感が出るように当てていくそうです。
その緻密な作業には、小さな石仏でも最低1時間、高さ4mに達する大きな石仏だと1週間も。この本を出版するまでには、都合6年も掛ったそうです。
B4版 277ページの中には、常福寺や兼務している蓮花寺の石仏・五輪塔・地蔵群などが10数ページに渡って紹介されています。300部を自費出版されて、研究の為に全国の大学や研究機関、文化施設に寄贈されたそうです(非売品)。
ちなみに市田氏は、以前紹介した蓮花の研究者としても活躍されており、常福寺を始め伊賀の多くのお寺では、市田さんが手掛けた鉢植えの蓮が、毎年美しい花を咲かせています。
お寺の息子として生まれた市田氏、やはり多くの仏縁が結ばれているのですね。
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プロフィール
HN:
和光さん
HP:
性別:
男性
職業:
副住職
趣味:
読書、息子と遊ぶこと
自己紹介:
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
伊賀国は江寄山常福寺の副住職になりました。
現在檀務と共に、ご詠歌、声明ライブ、豊山仏青、歩き遍路など、色々活動しております。
真言宗豊山派のお坊さん
大和国は豊山長谷寺の門前町に生を受け、仏縁あって僧侶に。
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